マツダは5月21日、プレイステーション4(PS4)のドライビングシミュレーター『グランツーリスモSPORT』向けに開発した「マツダ RX-ビジョン GT3コンセプト」を発表した。
レースゲームの枠を超え、バーチャル空間でリアルなドライビングを体験できる『グランツーリスモSPORT』。最近では、こうしたオンライン上のレースはFIA(国際自動車連盟)お墨付きのもと、eスポーツの一環として公認シリーズも開催される程の人気ぶりだ。
今回『グランツーリスモSPORT』にマツダが投入したRX-ビジョン GT3コンセプトは、巨大なチンスポイラーやリアウイングがレースムード満点なサーキット用マシン。ネーミングからもわかるとおり、オリジナルは2015年の東京モーターショーに出展されたロータリースポーツコンセプト「RX-ビジョン」で、フロントフードの下には4ローターの新型ロータリーエンジン「SKYACTIV-R」が収まる。
ロングノーズ、ショートデッキのクラシカルなスタイリングは今見ても息をのむ美しさだが、そこにレースレギュレーションに沿ったパーツを装着するRX-ビジョン GT3コンセプトは、スーパースポーツのムードを漂わせる。メーカーから公開されたイメージも実写と見紛うほどで、今にも実際のサーキットを走り出しそうな雰囲気だ。
マシンのダウンロードは5月22日から可能になり、RX-ビジョン GT3コンセプトを含めたマツダ車を使うゲーム参加者は、自動的にFIA公認「グランツーリスモ・チャンピオンシップ」へのシード権を得られる。マツダでは新型コロナウイルス感染拡大の影響で実際のレース開催が難しいなか、国や地域を超えて楽しめるデジタルモータースポーツを、自動車カルチャー振興のキーファクターとして活用していく意向とのこと。今後の展開に要注目だ。
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こんな架空の車よりも、たとえばブルーバードSSSとかチェイサーツアラーVとかミラージュサイボーグRとかミニカダンガン等々の方が需要ありそうだが。