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質実剛健なミリタリーバイクを現代の技術で再現〈ハーレーCLOSE UPカスタム|WLA FLSS|H-D静岡〉

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質実剛健なミリタリーバイクを現代の技術で再現〈ハーレーCLOSE UPカスタム|WLA FLSS|H-D静岡〉



「ハーレーブーム到来!」HDJ社長が高らかに宣言!!〈東京モーターサイクルショー2022〉

半世紀以上の時を経てもなお変わらない、”ハーレー”というマシンの不変的な魅力…。ここに紹介するハーレーダビッドソン静岡によるカスタムハーレーは、まさにそんな事実を如実に指し示す存在かもしれない。

●文/写真:ウィズハーレー編集部(渡辺まこと) ●外部リンク:ハーレーダビッドソン静岡

“旧車感”と”ハーレーらしさ”が活きたカスタム

2012年、このマシンのベースとなったFLSソフテイルスリムが登場し、後に発展型といえるFLSSが2016年にリリースされたのだが、その際、純正で採用されたのが”オリーブゴールドデニム”のカラーリング。いにしえの時代のカスタムである”ボバー”をスタイル的に踏襲したこのモデルが、クラシカルな雰囲気にハマるのは言うまでもないのだが、往年の軍用車に採用されたかのようなベースカラーに、ホワイトスターが描かれたデザインの組み合わせがマッチするのはやはり必然だろう。言うまでもなくこのカラーリングは、明らかに「WLA」を意識したものだ。

1940年に初期型が登場し、第二次世界大戦中に米軍の主力軍用バイクとなったサイドバルブモデルと、まだまだ現代的な装備と言えるOHVのTCでは様々な面で隔たりを感じるかもしれないが、このページに並んだ車両のシルエットをそれぞれ見る限り、両車の間にさほどの違いはないように思える。冒頭の繰り返しになってしまうが、これはやはりハーレーというバイクの”変わらない”血脈を示すものと言っていいだろう。

―― 純正で採用された“オリーブゴールドデニム”のカラーリングを活かし、各部の変更によってミリタリー色が高められた。

ちなみにこのマシンに施されたスタイルに関するカスタムを見てみると、フロントに装着された旭風防やマウントスプリングには加工を施すとともに、ブラックスポークホイールや極小サイズのケラーマンウィンカーなどでサラリと要所を締め、余計な保安部品を持たない無骨な軍用車のムードが与えられている点は、創り手側のセンスと巧さを感じる部分だ。やはりそこには”変わらない”ハーレーの魅力が存分に活かされている。

またエンジンについても、スクリーミンイーグル製に換装した上で、エアクリーナーをS&S製、EFIコントローラーをバンス&ハインズ製フューエルパックに交換。その上でベルズ製マフラーを装着することでパフォーマンスアップが果たされているのだが、排気量を117cu-inまで拡大しアップグレードした点も、ハーレーらしいトルクフルな走りを強調するもの。言うまでもなく、ここも変わらないハーレーの魅力だ。

要所のカスタムで高まる”旧車感”と”ハーレーらしさ”…。こうした車両こそが素材を活かした好例かもしれない。

―― ソフテイルスリムのアップグレードバージョンとして110cu-in(1801cc)の排気量が与えられた「S」を、このマシンではスクリーミンイーグルのキットを組み込むことによって117cu-in(1923cc)までアップグレード。ヘッドもビッグバルブのSE製に換装されており、H-Dらしいトルクフルな走りが強調されている。 [写真タップで拡大]

―― 排気量が117cu-inまで高められたエンジンに合わせ、コントローラーをバンス&ハインズ製フューエルパックに換装した上、エアクリーナーをS&S、マフラーをJMCA公認のベルズパフォーマンス製に交換し、日本の法律に基づいた範疇で性能UPが果たされている部分も好感の持てるポイントだ。 [写真タップで拡大]

―― タンクに描かれたホワイトスターのグラフィックと日本伝統の旭風防、H-D静岡の手によってマウントスプリングに加工が施されたソロサドルシートなどによって、見事に狙いどおりのスタイルが実現された。 [写真タップで拡大]

―― 左スイングアーム部分に、ツールケースの如く備えられたサイドバッグの装着も無骨な軍用車をイメージさせるポイントとなっている。 [写真タップで拡大]

―― 前後ホイールもブラックスポークタイプに交換するというコダワリようだ。、より”らしい”イメージの獲得を目指し、現在はスプリンガーフォークへの交換を検討中とのこと。 [写真タップで拡大]

文:WEBヤングマシン ウィズハーレー編集部

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