【MotoGP】アレックス・リンス、今週末のタイGPは欠場へ。復帰後も痛む右足の原因を特定し再手術

　LCRホンダのアレックス・リンスは、今年6月に負った右足骨折の治療で再び手術を受けることを報告。これにより今週末行なわれるタイGPは欠場することになった。

　リンスは6月のイタリアGPでクラッシュした際、右足の脛骨と腓骨を骨折してしまった。回復には時間が必要となり、リンスの復帰は日本GPまで待たなくてはならなかった。

　ただ日本GPでは痛みが酷かったことから2日目以降を欠場。インドネシアGPでは決勝9位を獲得したが、その次戦となるオーストラリアGPは足の痛みから再び2日目以降を欠場するなど、怪我の影響に悩まされ続けていた。

　そんなリンスは、タイGPを前にした10月25日にSNSで右足の痛みの原因が特定され、その治療のために再び手術を受けることを報告した。ただ手術によりタイGPは欠場することになった。

　リンスはSNSに次のようにコメントを寄せている。

「ドクターの診察を今日受けてハッピーだ。怪我は快方に向かっている。痛みの原因が特定されて、それを良くするために小さな手術を受ける予定だ。タイGPには出られないけど、完全回復に向けて努力を続けていくよ」

　なおリンスの代役がどうなるかは、現時点でチーム側からの発表は行なわれていない。従来はホンダテストライダーのステファン・ブラドルやWSBKライダーのイケル・レクオナが多く起用されてきた。ただタイGPの週末はWSBK最終戦が開催されているためレクオナの選択肢は無いはずだ。またサンマリノGPでは高橋巧が起用された事例もあった。