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残り6戦、コンストラクターズ下位の争いに動きはあるのか? アルファタウリの好調ぶりを警戒するウイリアムズ「我々がポイントを獲るのが難しくなる」

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残り6戦、コンストラクターズ下位の争いに動きはあるのか? アルファタウリの好調ぶりを警戒するウイリアムズ「我々がポイントを獲るのが難しくなる」

 今季のF1のコンストラクターズランキング下位の争いは、ウイリアムズが一歩抜け出した感がある。アレクサンダー・アルボンがカナダ以降の9戦で7位2回、8位2回を記録するなど中団グループに割って入る活躍を見せ、計21ポイントでランキング7番手となっている。

 8番手以下はハースが12ポイント、アルファロメオが10ポイント、そしてアルファタウリが5ポイントで最下位となっているが、アルボンはアルファタウリの最近の調子が心配だという。

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 ウイリアムズは現在、2024年用マシンに集中するために新たなパーツを投入していないが、その一方でライバルであるアルファタウリは9月にシンガポールで大型のアップデートを実施。ハースもアメリカGPでアップデートの予定がある。

 アルファタウリはシンガポールで角田裕毅が予選Q1トップタイムを記録し、レースでもリアム・ローソンが9位に入った。続く日本GPでも角田が予選9番手、ローソンが予選11番手につけるなど、確実な戦闘力アップを印象付けている。

 日本GPの決勝ではポイントに届かなかったアルファタウリだが、アルボンはそのポテンシャルは明らかだと考えている。彼は決勝に向けてハードタイヤやミディアムタイヤを潤沢に残していなかったアルファタウリのタイヤ戦略に疑問を呈しながらも、「彼らはどのサーキットでも速いだろう。大きく進歩しただろうから、少し心配だ」と話していた。

 ウイリアムズのパフォーマンス・ディレクターであるデイブ・ロブソンもこれに同意している。彼はアルファタウリがウイリアムズのトップ10入りを脅かす存在になってくると警戒する。

 今季残りのレースにおけるFW45のポテンシャルについて尋ねられたロブソンは、こう答えた。

「ベガス(ラスベガスGP)は面白くなるだろう。新しい開催地だし、なんといってもベガスだからね」

「マシンにも合っていると思う。ただ、未知数な部分は多いね。路面はどうなのだろうか? まずはカタールに戻って、どんな走りができるのか楽しみだ」

「しかし、今やアルファタウリがあの調子だから、どこも難しい状況にある。ここからたくさんのポイントを獲得するというのは難しいだろう」

 またアルファタウリの角田本人も、日本GPでは戦略が噛み合っていなかったことを認めている。レースでは改良型マシンのパフォーマンスを引き出せていたのかと尋ねられた角田は、こう答えた。

「少なくとも僕の方は、最大限に出せていたと思います」

「もちろん、ここまでタイヤのデグラデーション(性能劣化)があるとは思っていなかったのも確かです。そんな中で他のチームはハードタイヤを(多く)持っていましたが、僕たちはそうでなかった。だから今後に向けて見直すべきことはいくつかあると思います」

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