プジョー・シトロエンジャポンは2019年10月18日、プジョーが新車種のMPV「リフター」を先行発売したのと同時に、シトロエンからも両側スライドドアのMPV「ベルランゴ デビューエディション」を発表した。
ヨーロッパで強力なブランド
シトロエン「ベルランゴ」も、プジョーの「リフター」と同様にミニバン、SUV、ワゴンを融合させたクロスオーバーMPVだが、シトロエンらしくより個性的なフロントマスクとサイドのエアバンプ(樹脂製パネル)を備え、シトロエンのデザイン・センスを強調している。
なおシトロエン・ベルランゴの初代モデルは1996年にデビューしており、2台目は2008年に発売された。「ベルランゴ」という車名はヨーロッパではレジャー・アクティブ・ビークルとして確固としたポジションを築いており、バカンス・シーンには欠かせないモデルとされている。そして今回、最新プラットフォームを採用したこのモデルは、ベルランゴの3代目となる。
また、今回のベルランゴは、プジョー「リフター」だけではなく、オペル・コンボ、トヨタ・プロエース・シティ(ヨーロッパ専用モデル)とも兄弟モデルとなっている。
プジョー「リフター」と同様、プラットフォームは軽量、高剛性の新世代プラットフォーム「EMP2」を採用。エンジンは最新の1.5Lターボ・クリーンディーゼル「DV5」型を搭載し、8速オートマチックトランスミッション「EAT8」と組み合わされている。出力は130ps/300Nm。最高速は180km/h、0-100km/h加速は10.8秒。
優れた快適性、利便性
リヤドアは両サイドともに手動スライド式で、乗り降りでのアクセスは抜群だ。3座席独立式のリヤシートは3座席が独立した分割可倒式だ。奥行きは5人乗り状態で1m、2人乗り状態で1.88m、助手席を倒せば最長2.7mとなる、2.7mの長尺物を積載できる。ラゲッジ容量は5名乗車時でトノカバー下部までで597L、2列目シートを倒した最大積載状態では2126Lだ。
また室内は28ヶ所、合計容量186Lもの小物入れスペースが確保されている。ルーフの大半がガラスのパノラミックルーフ周囲にも収納スペースを設定するなど、卓越した室内収納容量を誇っている。
もちろん最新の安全装備も採用しており、アクティブクルーズコントロール、アクティブセーフティブレーキ、レーンキープアシスト、ブラインドスポットモニターシステム、インテリジェントハイビーム、トラフィックサインインフォメーション、フロント&バックソナー/ワイドバックアイカメラ、ドライバーアテンションアラートなどを装備している。
またインフォテイメントは、スマートフォンと接続し、スマートフォン用アプリを利用できるようになっている。
シトロエンならではの個性的なデザイン、そしてシトロエンのグランド・コンセプトである極上の乗り心地、快適性の追求、そして実用性、利便性の高いパッケージングが、このベルランゴのアピールポイントということができる。
なお、標準のモデルは2020年秋頃から発売される予定で、今回発売される「ベルランゴ デビューエディション」は先行発売用の特別仕様モデルとなっている。「ベルランゴデビューエディション」は2020年1月以降に順次デリバリーされる予定だ。
シトロエン 「ベルランゴ デビューエディション」オンライン予約WEBサイト:https://web.citroen.jp/berlingo-booking/
【ボディサイズ】
・全長/全幅/全高/ホイールベース:4403mm/1848mm/1844mm/2785mm
【価格】
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