11月27日にモナコでグランツーリスモ・ワールドシリーズ2022のワールドファイナルが行なわれた。このeレーシングのシリーズは、昨年まではFIAのチャンピオンシップであり、「FIA グランツーリスモ・チャンピオンシップ」として開催されてきた。しかしながら今年はFIAのイベントではなく、グランツーリスモ単独でのイベントとなり、名称も前述の通り「ワールドシリーズ」となった。
これについて同タイトルのプロデューサーである山内一典が取材に応じ、FIAとの関係などについて語った。
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2018年、FIAとグランツーリスモによる新たなモータースポーツシリーズとして「FIA グランツーリスモ・チャンピオンシップ」が立ち上げられた。これには国・地域で争うネイションズ・カップと、自動車メーカーで争う「マニュファクチャラーシリーズ」のふたつの選手権が設けられていた。
しかし2022年は、ネイションズカップとマニュファクチャラーズカップのふたつの選手権が開催されるのは変わらなかったものの、FIAの名称が外れ、「グランツーリスモ・ワールドシリーズ」として開催された。
「我々は常に、FIAと非常に良好な関係を保ってきました」
山内はそう語った。
「しかし今年一時的に離れた唯一の理由は、我々が考えていたこととFIA側で考えていたことが異なっていたからです。意見の相違がありました」
一方でグランツーリスモと別れたFIAは、以前はグランツーリスモを使用していたFIAモータースポーツ・ゲームズのeスポーツ部門を、2022年大会は「アセットコルサ・コンペティツィオーネ」で実施した。FIAの革新的スポーツ活動部門の責任者、フレデリック・ベルトランは今年初めにグランツーリスモについて、次のように述べていた。
「現状では難しい。しかしながら彼らは我々に対して非常に親切で、まずはこのことに集中する必要があると言ってくれた」
「それに対して我々は『楽に考えよう』と言った。我々はとにかく、モータースポーツゲームズをどうにかせねばならず、そこに別の選択肢があると言った。そしてそれを採用したのだ。2023年に向けては、我々全員が期待するレベルの部分のものを開発していく」
しかし来年については、再びFIAとグランツーリスモが組む可能性があるようだ。山内は次のように語る。
「FIAは新たな会長を迎え、組織自体が変わったと思います」
「それで、来年はおそらくまた一緒に仕事をすることになると思います」
新型コロナウイルスの影響により、視聴者数の激減にも苦しんだグランツーリスモ・ワールドシリーズ。しかし今後は、以前の規模に戻すことを目論んでいるようだ。
「2020年にシドニーで行なったイベントでは、視聴者数という点では、当時のフォーミュラEに近い規模のモノでした」
そう山内は言う。
「しかしその後、ライブイベントをすることができず、視聴数が下がってしまうことになりました」
「我々は今年、ようやくライブイベントを再開できました。ただ以前は年間6回もイベントを開催することができていましたが、今年は2回しか開催することができませんでした」
「来年は、より大規模な形でシリーズを再開できることを心から望んでいます」
「この種のイベントを運営していると、様々な種類の問題や取り組むべき改善点が見つかるモノです。来年は、間違いなくより良いイベントになるでしょう」
グランツーリスモ・ワールドシリーズで使われたグランツーリスモ7は、当初ユーザーからは不満が相次ぎ、かなり大規模なアップデートも行なわれた。現在では改善されているものの、山内はまだできることはあると語った。
「スポーツモードでは、まだまだやれることがあると思います」
そう山内は言う。
「私たちはこのようなイベント(ワールドシリーズ)を開催していますが、これをさらに改善するために、プログラムの側でできることはもっとあると思っています」
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