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GT-R 2024年モデルの販売マニュアルを入手!R35型の集大成が初お披露目

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GT-R 2024年モデルの販売マニュアルを入手!R35型の集大成が初お披露目

■R35 GT-Rの集大成として

日産は1月13日、日産GT-Rの2024年モデルの発表・発売に先駆けて東京オートサロン2023年に実車を展示した。

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展示されたのは、特別仕様車の「プレミアムエディションTスペック」と、「ニスモ スペシャルエディション」の2台。

今回公開された情報とは別に、ドライバーWeb編集部ではとあるルートで販売マニュアルを入手。その資料をもとに、2024年モデルの詳細に迫っていこうと思う。

R35型は2007年に誕生。今年で16年目を迎えるご長寿スーパースポーツだ。幾度となく「やっとフルモデルチェンジか!?」と騒がれてきたが、今回もR35型を継承している。

2014年モデルから基準車とニスモに枝分かれしたGT-R。基準車は「GT」、ニスモは「R」の部分を担い、これまで進化してきた。2024年モデルもその流れをくみ、それぞれの方向を際立たせている。基準車は「R35史上最高の“洗練された乗り味”」、そしてニスモは「R35史上最高の“トラクションマスター”」とうたわれている。

まずはエクステリアの変更から。現行車に対してダウンフォースを増加させ、さらに足まわりのセッティング変更により高速走行時のスタビリティやハンドリング性能を高めているのは基準車とニスモの両者に共通。

ニスモではさらなる旋回性能向上のため、フロントに機械式LSDまで搭載。4WDシステム「ATTESA E-TS」も再チューニングされているという。

外装変更点をさらに詳しくみていこう。現行の2022年モデルから、基準車ではフロントバンパー&グリルを大きく変更。LEDハイパーデイライトが装備され、さらにアルミホイールカラー、リヤスポイラー、リヤバンパー、リヤLEDフォグランプが変更されている。

リヤスポイラーは基準車として初めてのデザイン変更。車両後方にセット位置を変更、スポイラーとシャープな翼端板を組み合わせたアグレッシブなデザインで、強力なダウンフォースを生み出す。

■ニスモがスゴイ!

ニスモも、フロントバンパー&グリルを変更、LEDハイパーデイライトの装備に加えて、リヤスポイラー、リヤバンパー、トランクリッド、リヤLEDフォグランプを刷新。現行車に比べて低いノーズ先端は、気流がよどむエリアを最小化して空気抵抗も低減。さらにフロントグリルへの空気の流入効率をさらに高めるインテークスロープの角度や長さ、床下でダウンフォースを発生させるためのフロントスポイラー断面なども変更されている。

注目すべきはリヤエンドのデザインだ。カーボン製トランクアウターパネルの新設により、ボディのエッジを後方に低く大きく延長、併せてリヤバンパーサイド部分のセパレーションエッジも大きく後方に伸ばされている。これまで以上に車体から離れた位置に気流を流すことで、ボディ後面に巻き込む気流を大幅に削減するデザインだ。

また新デザインのリヤスポイラーは現行車に比べて大幅に高い位置にセット。スワンネック形状のステーで前方から支持され、スポイラー裏面の気流を最大活用、強力なダウンフォースを発生させる。

ニスモに設定される専用レカロ製カーボンバックシートも、2024年モデルで進化。より体がブレにくく、サーキット走行時も安定したドライビングを提供すべくウレタンの構造などに手が加えられている。

■車外騒音規制はどうなった?

3.8L・V6ツインターボ+6速DCTのパワートレーンには変更がない模様。懸案の車外騒音規制は、新型のマフラーを採用してクリアしている。低速域では排気音を低減、速度が上がるにつれジェットサウンドを強調しているという。

ニスモに新たに設定されたスペシャルエディションの特別装備は、クリア塗装のニスモ専用カーボン製エンジンフード(ダクト付き)、専用レイズ製アルミ鍛造20インチホイール(レッドリム加飾)、アルミ製ネームプレート(専用カラー)に加えて、高精度重量バランスエンジン(ピストンリング、コンロッド、クランクシャフト、フライホイール、クランクプーリー、バルブスプリング)も採用される。

■グレード構成は?

基準車はピュアエディション、ブラックエディション、プレミアムエディション、プレミアムエディションTスペック、トラックエディション エンジニアード by ニスモ、トラックエディション エンジニアード by ニスモ Tスペックの6種類。

ニスモは、ニスモとニスモ スペシャルエディションの2種類。

「集大成」とうたわれるR35 GT-Rの正式発表は、基準車が今春に発表・発売。ニスモは今夏発売予定だ。なお、注文受付方法については正式発表時に公開される。

もうこうなったらR35のまま、限界まで作り続けてほしい…そんな気持ちになったきた。

〈文=ドライバーWeb編集部〉

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