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複数チームによる争いのおもしろさを認めるルクレール。一方で望みは「フェラーリが完全な覇権を握ること」と改善を誓う

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複数チームによる争いのおもしろさを認めるルクレール。一方で望みは「フェラーリが完全な覇権を握ること」と改善を誓う

 シャルル・ルクレールは、F1の現在の競争力と不確実性によるプラスの影響を認識しているが、2024年シーズン後半に勝てるパフォーマンスを取り戻すというフェラーリの固い決意があると語った。

 フェラーリのパフォーマンスは今年に入ってから変動している。オーストラリアとモナコでの勝利によってレッドブルの最も近いライバルになったものの、サマーブレイクまでにはグリッド上で4番手のチームになってしまった。

【F1前半戦レビュー:フェラーリの“プラス”と“マイナス”】バスールの優れた統率力。“ダウングレード”で失速

 この夏を全体的に見ると、フェラーリは予選とレースの両方で、ライバルに比べてペースを欠いている。そのペース不足は主に、期待に応えられなかった開発プログラムによるものだ。その結果フェラーリは順位を落とし、マクラーレンとメルセデスがその穴を埋めてレッドブルに対抗することに成功した。それでも先頭集団の差は依然として拮抗しており、レースにおいては一瞬で運命が変わるスリリングな対決が行われるようになっている。

 ルクレールは予測不能な状況が生み出す興奮を愛しているが、利己的な秘密の希望を心に抱いている。

「ある一面では、F1にとってよいことだ」と、ルクレールはベルギーでメディアに語った。

「僕の一番の望みは、フェラーリが完全な覇権を握ることだ。その観点からはとても退屈なシーズンになるだろう。でも、そうではない。僕たちにはまだやるべきことがたくさんある。ここ数戦を見ると、現時点で僕たちに勝利を争う勢いがないことは明らかだ。僕たちは、自分たち自身に集中しなければならない」

「でもF1にとって、異なる優勝者が出たり、異なるチームが素晴らしい方法でマシン開発を行ったりするのはよいことだし、興味深いことであるのは事実だ。そのおかげでとても面白くなっている」

 フェラーリは現在、F1のコンストラクターズランキングで3位に位置しており、首位のレッドブルとは63ポイント差だが、4位のメルセデスには79ポイントの差をつけている。ジョージ・ラッセル(メルセデス)が失格になったことで、ルクレールがベルギーGPで3位に繰り上がったことは、最近のレースでは数少ないハイライトとなった。しかしルクレールは、フェラーリはシーズン後半にこの傾向を逆転させる決意を固めていると述べている。

「チームとともに厳しい瞬間も経験したし、よりよい瞬間も経験した」と26歳のルクレールは説明した。

「この4、5レースを振り返ると、現時点で僕たちはより苦戦している時期にいる。僕たちが潜在能力を最大限に発揮した、かなりよいレースだったと僕が考えているハンガリー以外はね。そしてもちろん、僕たちは自分たちのポテンシャルを向上させなければならないことをわかっている。今のところそれは十分ではないからだ」

「でも僕たちはそれに取り組んでいるし、そのことが僕たちの意欲を削ぐことはない。むしろ、優れたパフォーマンスレベルに戻り、優勝トロフィーをまた見ることへのモチベーションがさらに高まる」

「チームには大きなモチベーションがある。苦戦する時間ができるだけ短くなることを願っているよ」

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