MotoGP第12戦イギリスGPで、ヤマハのバレンティーノ・ロッシは最高の予選パフォーマンスをみせ2番グリッドを獲得した。彼がフロントロウに並ぶのは、第3戦アメリカズGP以来初めてのことだ。
サマーブレイク後のチェコGPとオーストリアGPではヤマハは改善を示しつつあったが、ロッシは予選で沈んだ後挽回するという2戦を過ごした。そうした状況に対し、40歳という年齢もあり“引退すべき”という風潮も一部にはあった。
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ロッシ曰く、シルバーストンの予選で示した速さは、自信が未だに競争力を維持していることの証明になるという。
「僕は自分がモチベーションに溢れていることも、強くなれるだろうということも分かっている。フィジカル面は良い感じだったからね」
ロッシはそう語った。
「大部分はバイクのフィーリング次第なんだ。シーズン中盤には僕の好きなトラックが何個かあったから楽観的だったんだけど、かなり悪い状況に陥っていた。僕らには多少なりとも失っている部分があって、それはマシンに上手く乗れていないからなんだ」
「ここで言うなら、(ホルヘ)ロレンソもそうだ。100%の状態でなければ、2列目にも入れないし、18番手くらいまで沈んでしまう。周りのライダー全員が強いからだ」
「僕の年齢やキャリアの状況では、かなり悪い結果が3レースも続くようなら、誰かが『あいつは老いた。もう家へ帰るべきだ』だとかそういったことを言い始める。そういった理由もあって、僕は満足しているんだ。僕はマシンにうまく乗れれば、競争力を発揮できると分かっていたからね」
「(予選)結果は良いけど、重要なのは明日は良いレースにして、表彰台を争うことだ」
ロッシはシルバーストン・サーキットのレイアウトがヤマハの助けとなったことは認めたが、日本のファクトリー側でもマシンの改善が進んでいると語った。
「トラックのレイアウトや、コーナーが僕らに合っている中速のものだとは思う」
「新しい路面の良好なグリップが助けになったのも確かだ」
「だけど前半戦の終わりには、ヤマハは正しい方向に向かって取り組み始めていたように思う。彼らは過去2年に比べて、かなり状況を変え始めたんだ。そして、それは既にいくつかの小さな改善という形で現れていると思う」
「バイクは良くなっている。加速もそうだし、コーナーの大体の部分でより乗りやすくなった。もちろん、僕らは直線で十分に速くはないけど、他の部分では改善していると思う」
マシン改善の詳細について訊くと、ロッシは次のように語った。
「加速の部分に良く取り組んでいる。タイヤを労りながら速くすることを試みているんだ。去年はそこに苦しんだからね。5周は速く走れても、タイヤの劣化に苦しんでいたんだ」
「シルバーストンはヤマハにとって良いサーキットだけど、オーストラリアだってそう悪いわけじゃない。クアルタラロは表彰台へ登っているんだ。僕らはドヴィツィオーゾとマルケスから少し遠すぎたけど、でも去年に比べたら良くなっているよ」
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