BMWモータースポーツ代表のイェンス・マルカートは、ロバート・ウィケンスがBMWのDTMマシンをドライブしたいと語ったことについて、”誇りに思う”と答えた。
インディカードライバーのウィケンスは、2019年のポコノで大クラッシュに見舞われ大怪我を負ってしまった。現在はリハビリを進め、自力で歩行する能力を取り戻す過程にある。
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彼はレースを続けることを望んでおり、ステアリングホイールにスロットルとブレーキのレバーを取り付け、既存のマシンをドライブすることで自身のニーズを確認しようとしているようだ。
ウィケンスはmotorsport.comに、2018年のミサノや2019年のスーパーGTとの交流戦でアレッサンドロ・ザナルディがドライブしたハンドコントロール仕様のBMW M4 DTMをドライブしてみたいと語った。
2001年のCARTラウジッツリンクでのクラッシュで両足を失ったザナルディは、パラアスリートとして活躍。また度々ハンドコントロール仕様のレーシングカーをドライブしてきた。
マルカートは、現在は新型コロナウイルスの感染が拡がっていることから、ウィケンスのテストを実際に検討しているわけではないと述べたものの、今後ウィケンスがテストに参加する可能性は否定しなかった。
「まず第一に、ロバート・ウィケンスが我々のマシンをドライブしたいと思っていることをとても光栄に思う」
そうマルカートは話した。
「我々はロバートのことをよく知っている。彼は以前フォーミュラBMWを戦っていたし、DTMにも(メルセデスから)参戦していたからだ」
「しかし現時点では明白な理由によりモータースポーツを行なうことができない。他のトピックの方が重要なんだ。だからそういった意味で、この件は現在、我々の議題には挙がっていない」
「BMWモータースポーツ・ファミリーは、ロバートの回復を心から願っている」
また、ウィケンスはインディカーのシーズンがコロナの影響で中断されている期間中に、ハンドコントロールの方法を模索しており、カスタマイズされたステアリングホイールを使用し、インディカーのeスポーツレースに参戦する予定だった。
CARTやF1に参戦した経験を持つマッシミリアーノ・パピスが修正を施したステアリングホイールは完成していたものの、到着が間に合わずウィケンスのレース参加は叶わなかった。
ワトキンスグレンで争われたバーチャルレースでは、セージ・カラムがフェリックス・ローゼンクヴィストを抑えて勝利を飾っている。
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