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斬新デザインの新型「E-QM5」が凄い! ヘッドライトが無いような顔が魅力? 普通の人は買えない専用車の特徴とは

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斬新デザインの新型「E-QM5」が凄い! ヘッドライトが無いような顔が魅力? 普通の人は買えない専用車の特徴とは

■紅旗新型「E-QM5」このデザインは癖になる?

 紅旗は1953年に設立された中国初の自動車メーカーで、国営の「第一汽車」が展開する高級車ブランドです。
 
 その紅旗が、配車アプリやタクシー用途向けの専用設計となる「E-QM5」というモデルをラインナップしていますが、どのような特徴があるのでしょうか。

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 現在、紅旗は大きく分けて「Lシリーズ」と「Hシリーズ」が存在しており、「Lシリーズ」は1958年に登場した初代紅旗である「CA72」のデザインを汲むレトロルックなモデル。

「Hシリーズ」は紅旗が持つ最上級の気品と快適さを、よりモダンなデザインと組みあわせたモデル群となっています。

 2021年2月には最新セダンとなる「H9」が日本に上陸し、各種基準への適合を経て無事日本のナンバープレートを取得。一般への販売が始まりました。

「Hシリーズ」には、H9をはじめ、H7やH5などのセダン、E-HS9やHS7、HS5、E-HS3などのSUV、さらに近年は、EVやPHV、FCVなども投入されており、その高い環境性能にも注目が集まっています。

 前述のE-QM5は、2021年1月に海南省海口市で開かれた「海口国際新エネルギー車ショー(中国語:海口国際新能源車展)」において、紅旗はまったく新しいコンセプトのモデルとして発表。既存のどのシリーズにも属さないモデルとなっています。

 E-QM5は、配車アプリやタクシー用途向けの専用設計となっており、今までのどの紅旗モデルにもない設計思想が特徴です。

 第一汽車は、2017年に新CEOの徐留平(じょ りゅうへい)董事長を迎えて以来、「新・高尚主義」というプランを打ち出し、数々のダイナミックで実践的な構造改革をおこなってきました。

 今までは保守的だった紅旗ブランドにクロスオーバーSUVや電動スーパーカー、電気自動車、燃料電池車などを投入し、ブランドに先進的なイメージを与えることに成功しました。今回のE-QM5も紅旗が持つ先進性をさらに加速させるものとなります。

 見た目も保守的なデザインを持つ紅旗らしからぬ、流線形でアグレッシブなフロントマスクを持ち、その顔はマーベル作品の「ヴェノム」に登場する同名のキャラクターにも似ていると話題になっています。

 ちなみにデザインの要素一つ一つにはちゃんと意味があり、ヘッドライトを囲むヘアピン状の電飾は「夢を実現させる翼」、下へと垂れるクロームのガーニッシュは「山奥を流れる滝」、そしてボンネットの赤い電飾は「山奥や河川を超えて翻る赤旗」を象徴しています。

 慣れるまでには少々、時間が必要なデザインかもしれませんが、その中身は「紅旗」らしく、快適性と先進性を両立させたものとなっています。

 新開発の電動プラットフォーム「FMEプラットフォーム」を採用したボディは全長5040mm×全幅1910mm×全高1569mmとなっており、紅旗のH7やメルセデス・ベンツ「Eクラス」、BMW「5シリーズ」と近いボディサイズを持ちます。

 後部座席はゆとりのあるふたり掛けになっており、座席の間に収納を備えた広めのアームレストが設置されており、座席下のレッグサポートを展開すると自動で助手席が前へ移動する機能も付いており、乗る人のことを第一に考える紅旗が提供する最上級の快適さが感じ取れます。

 また、名前に「E-」がついていることからも、このモデルは純電動モデルとなっています。

 日本では電気バスでもおなじみの、世界有数の車載バッテリーメーカー「BYD」が製造する容量55kWhの「ブレードバッテリー」と呼ばれる特殊なバッテリーと、出力100kWのモーターを搭載します。

 ブレードバッテリーとは、非常に斬新で先進的な新時代の車載バッテリーですが、こちらはBYDの日本法人「BYDジャパン」に特徴を聞いてみました。

「このバッテリーはBYDが2020年3月に発表したリン酸鉄リチウムイオン電池を用いた新しいタイプのバッテリーです。ブレードバッテリーは高い安全性と空間利用率の高さが特徴的で、BYD製の従来製品と比較し、約50%も空間利用率が向上しています。

 また、安全面でも抜かりはありません。『バッテリーには実際に鋭利なクギを刺して発火や発煙などの有無をテストする「釘刺し試験」というものがありますが、その試験でもこのブレードバッテリーは発火や発煙も起こさないという結果を残しました。刺している間の表面温度も30℃から60℃の間を保つなど、安全性の高さを示しています」

※ ※ ※

 2021年4月7日に開催されたBYDのイベントでは実際に重さ46トンのダンプがブレードバッテリーをタイヤで踏みながら走行する実演をおこないましたが、踏まれたバッテリーは発煙や漏れ、損傷など一切ない状態でこの状況を切り抜けました。

 このバッテリーはすでにBYDの漢EV、唐EV、宋PLUS EV、秦PLUS EV、元Pro、海豚、e2に採用されており、今後登場する純電動車はすべてブレードバッテリーを搭載することが発表されています。

 BYDが開発した最上級の安全性を保障するバッテリー、紅旗の特徴である頑丈なボディ、そして衝突回避ブレーキや運転手疲労検知システムなどの先進安全装置の3要素で乗員に安心・安全な旅をE-QM5は提供するとしています。

 また、バッテリーに関しても、現時点では通常の充電方式で提供されていますが、すでに車体底部からバッテリーを取り外して交換することが可能なバッテリー交換式モデルの登場も予告されています。

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みんなのコメント

11件
  • リアドアガラスの造形とかも珍しいね
    批判してるバカがいるけど
    アプローチの仕方など意欲的で良いと思うよ
  • 中国もこのレベルまで来ている事実を日本は直視しなければいけないですよね。かなり難しいですが、何でも中国に委託するのは国として避ける様にしていくべきかと…
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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