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ペトルッチ、ミルの”奇妙な”妨害に憤慨。高速クラッシュで身体にも大ダメージ

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ペトルッチ、ミルの”奇妙な”妨害に憤慨。高速クラッシュで身体にも大ダメージ

 ドゥカティのダニーロ・ペトルッチは、ドイツGP予選Q2でジョアン・ミル(スズキ)が奇妙な動きをしたことで、アタックを妨害されたと激怒している。

 ペトルッチは、Q2がスタートしてすぐにコースイン。しかしアウトラップのペースが遅かったこともあり、後ろからミルが迫った。ペトルッチは肩越しに何度か後方を確認し、計測ラップに入る直前にミルを前に出した。

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 ミルに続いてアタックに入ったペトルッチだったが、ミルがターン9でスローダウン。ペトルッチもこれでアタックを中断せざるを得ず、激しく怒りを露わにした。

 しかし、全く同じ状況が次のラップも繰り返されたため、ペトルッチはミルを追い越す際に拳を振り上げて怒りをぶつけた。結局、両者はそのままピットインしてしまった。

「僕は最初のアタックで、彼(ミル)の1.5秒ほど後ろにいたんだけど、それから彼がスローダウンしたんだ」と、ペトルッチは振り返った。

「彼は振り向いて僕を見たけど、ターン11でトラックの真ん中に留まったんだ。だから僕は彼にスペースを与えて、2度目のアタックに向けてプッシュした。その時のリヤタイヤは新品だったんだ」

「僕はもう一度1.5秒の距離を離した。タイヤを冷やしたくなかったし、あまり多くの時間を失いたくなかったけど、彼はまたしてもスローダウンし、振り向いて僕を見た。そして、トラックの真ん中に残ったんだ」

「なぜかなんて分からない。良いラップを走るチャンスはなかった。確かに、彼ともっと距離を離さなければいけなかったのかもしれないけど、僕は1.5秒で十分だと思っていた」

「でもおかしなことに、彼は2度も振り向いて僕を見て、ブレーキをかけたんだ。だから僕はかなり怒っていた。国際映像でも、彼が僕の方を見て、トラックの真ん中で止まっていたのが分かるだろう」

 一方のミルは、アウトラップで自分を待つようなことがなければ、ペトルッチはラップを台無しにするようなことはなかっただろうと述べた。

「僕は誰かの邪魔をしないように、ひとりで2周走れるようにピットレーンで待っていたんだ。ペトルッチは僕の前、おそらく7~8秒前に出て行った。それから、僕のことを待っていたんだ」

「僕は2周して、おそらく彼を助けただろう。2周を終えてピットレーンに入ったんだ。僕は誰の邪魔もしないように後ろを見たし、縁石のところまで避けていた」

「ペトルッチが最初からプッシュしていて、自分のことを待っていなければ、きっと僕は彼の邪魔にはならなかっただろう」

「もし僕が今回の行動でペナルティを科されたら、不当だと思う。僕は何も悪いことをしていないんだから」

 ミルは予選を9番手で終えたが、ペトルッチはターン9で高速クラッシュを喫し、ノータイム。12番手となっている。

 クラッシュ時の状況について、ペトルッチは次のように語った。

「クラッシュ直後はかなり怖かった。右手と左手首がかなり痛かったからだ。どちらも、以前怪我をしたことがある場所だった」

「僕はすぐに、どこかの骨が折れていると思った。(医者からは)骨は折れていないと言われているけど、おそらく親指の靭帯が損傷していると思う。かなりの痛みがあるんだ」

「左手首の内側にも痛みがある。押してみるとかなり痛いので、スキャンをする必要があると思う」

「僕は良いラップを走っていた。でも時速200kmでクラッシュしてしまった。良いラップができていただけに残念だ」

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