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140台のフェラーリが御殿場に集合 デイトナSP3も登場 FOCJフェラーリ・ブランチ 2024

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140台のフェラーリが御殿場に集合 デイトナSP3も登場 FOCJフェラーリ・ブランチ 2024

今年のブランチは3月に開催

毎年春になると新旧さまざまのフェラーリが集まるイベントが御殿場で開かれる。その名はフェラーリ・ブランチ。クルマ好きなら一度は聞いたことのあるイベントだろう。しかし参加できるのはフェラーリ・オーナーのみに限られるため、門外漢には幻の存在といえた。

【画像】140台のフェラーリが御殿場に集合 デイトナSP3も登場 FOCJフェラーリ・ブランチ 2024 全27枚

そこで3月24日に開催されたFOCJフェラーリ・ブランチ2024の模様をお伝えしよう。フェラーリのオーナーと聞くと、気難しそうなイメージを抱こうが、実は熱烈なクルマ好きで、会場ではクルマを囲んで和気藹々と歓談していた。

例年は桜が咲く時期に開かれてきたフェラーリ・ブランチだが、今年はF1日本GPが4月の開催となり、5月は複数のクラブ・イベントが予定されているため、ブランチ史上初となる3月に行われることになった。

デイトナSP3がやってきた

フェラーリ・ブランチには毎回特別なニューモデルが姿を見せ、参加者を楽しませてくれる。今回のハイライトは、イーコナシリーズの最新作であるデイトナSP3がブランチ初参加したことだ。

デイトナSP3は1967年のデイトナ24時間レースで1-2-3フィニッシュを飾った330P4、330P3/4、412Pという往年のリアミドシップV12スポーツプロトタイプをオマジュし、F1直系の最新テクノロジーで製作された限定のロードカーである。

ミドに搭載される伝統のV12エンジンは、6496ccから840psを9250rpmで発揮し、最高速度は340km/hに達するモンスターだ。

このほか最新のスペチアーレである812コンペティツィオーネは数多くが参加し、その中にはオープントップのコンペティツィオーネAも姿を見せていた。また話題4ドアGTのプロサングエがブランチ初お目見えとなった。

スペチアーレを代表するF40はもちろん、F50、ラ フェラーリ、599GTO、F12 tdfや8気筒スペチアーレのほとんどが揃った。クラシックモデルの参加は寂しく、365GTB/4デイトナ、512BBi、ディーノ246gtだけだった。

フェラーリ・ジャパン社長も来場

フェラーリ・ブランチで数少ないプログラムとなる開会セレモニーで、FOCJ川崎会長からは、「今年は設立10周年にあたり、様々なクラブの記念イベントが開催しますのでぜひご参加ください」と述べた。

続いてブランチのために参加したフェラーリ・ジャパンのドナート A.ロマニエッロ社長が登壇。参加したオーナーへ愛顧の謝辞と、フェラーリのこれからの体制が伝えられた。
「10年前の雨のブランチでFOCJがスタートしました。フェラーリはこの10年で30のモデルを発表しています。FOCJの勢いはフェラーリの成長と同じです」
「ハイブリッド化に対応して6月にマラネッロにバッテリー工場が完成します。今後はローコストで安心してフェラーリのPHEVに乗れる体制となります」と述べた。

続いてフェラーリ・ジャパンのマーケティング・ディレクターの田島氏からは、6月に鈴鹿で開かれるフェラーリ・レーシング・デイズと、9月のWECラウンジやル・マン観戦ツアーの案内がなされた。

フェラーリ・ブランチ・ヒストリー

フェラーリ・オーナーが自らの跳ね馬と共にガーデンにつどい、親睦を深めるイベントとして親しまれてきたのがフェラーリ・ブランチだ。タンタローバ・ガーデン(元ヴィンテージカー・ガーデン)を舞台に特別なプログラムはなく、クルマの周りでフェラーリ談議に花を咲かせ、ブランチを楽しんで解散といういたってシンプルな集まりといえる。

フェラーリ・ブランチはフェラーリ・ミュージアムを主宰していた松田芳穂氏が1986年にまだ少数派だったフェラーリ・オーナーに親睦の場を提供するためにスタートした。以来年を追うごとに参加台数が増え、過去に最高で400台が集まったこともあった。

一時期休止していたフェラーリ・ブランチたが、2014年にフェラーリ・オーナーズ・クラブ・ジャパン(FOCJ)との共催で復活し、2019年からはFOCJのクラブ・イベントとして開催され、春を告げる定番イベントとして親しまれている。

今年は全国から140台のフェラーリが集まり、どんよりとしたあいにくの曇天だったが富士山も姿を見せ雨が降ることはなかった。メンバーたちは早春のブランチを楽しんでいた。

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みんなのコメント

1件
  • 闇夜のキャット
    フェラー・ブランチに愛車のF-40で参加した夢を見ましたw
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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