ロングセラーモデルらしさと革新のデザイン
ホンダの上級セダン、「アコード」の新型モデルがいよいよ2月21日より日本に導入される。10代目となる同モデルは、北米など海外ではすでに2017年以降に販売されているが、日本の市場でどう受け入れられるのかが気になるところ。その主な特徴を紹介する。
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新型アコードは、クルマの基礎となるプラットフォームから構造を見直すことで、細部まで磨きぬいた仕上がりを達成したモデル。1976年の初代モデル以来、歴代車が築いてきた「アコード」のイメージである“走り”と“快適な室内空間”を確実に進化させながら、ロー&ワイドでクリーンなデザインを実現した。
また、新型は前モデルと同様、パワーユニットにハイブリッドシステムを採用するが、新プラットフォームではバッテリー位置を変更するなどで、トランクルームの容量をアップ。後席の空間をより広げることに成功している。
ボディでは、Aピラー位置を100mm後方に移動し、よりノーズを長く見せるような工夫を施している。さらに、横幅を拡大したボディは従来よりもAピラー断面を20%低減することで視界も向上。ドライバーの着座位置もヒップポイントで25mm、ヒールポイントで15mm下げることで、安定したドライビンポジションを実現している。
10代目で大きく変わったスタイリングは、特にロングセラーモデルとしての自信を感じさせる力強く端正なフロントフェイスが印象的だ、他にも、ゆるぎない安定感を創出する低重心なプロポーション、5ドアハッチバックにも見えるリアウインドウなだらかな形状など、全面的にデザインを刷新。これらにより、アコードならではの上質感や走りのパフォーマンスを表現している。
ボディサイズは全長4900×全幅1860×全高1450mm。従来型よりも全長は45mm短く全幅は+10mmで、全高は-15mmとなっている。ワイド&ロー化により、ホイールベースは55mm延長の2830mmになっている。
コンサートホールを意識した室内
コンサートホールや劇場をキーワードにしたインテリアは、静粛ながら空間が開放的になるフィーリングを目指して設計。厚みのあるドアハンドルを握ってドアを開け、シートに座りステアリングを握れば、洗練された操作性の良さと機能美の両立を実感。五感のすべてで満足感を味わえる、しっとりとした大人の上質感を実現している。
日本国内へ導入されるグレード「EX」は、2.0リッターエンジンと電気モーターのハイブリッド仕様。従来型と同様に、通常時はエンジンが発電した電気で走行するシリーズ型のハイブリッド。EV(電気自動車)と同等のスムーズな加速性能を持つ一方で、高速巡航時はエンジン回転を駆動輪と直結してエネルギー効率を高めた2モーターハイブリッドだ。
ちなみにシステムの名称は従来の「Sport Hybrid i-MMD」から新型フィットと同じ新ブランドの「e:HEV」へ変更となている。
新型アコードは、衝突安全・予防安全性能においても高い性能を実現。新世代プラットフォームの採用により、全方位に対し、より優れた衝撃吸収・分散構造を実現したほか、先進の安全運転支援システムとして、Honda SENSINGを標準装備。後方誤発進抑制機能とオートハイビームを新たに加えている。価格(税込)は465万円だ。
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みんなのコメント
ただ、北米より2年半も投入が遅れたことは、あまりにも日本市場をないがしろにしすぎと思うし、ネット時代のご時世では商品としての新鮮味は損なわれるのになと思う。クルマはワインとは違い、寝かせても熟成などしないのだから。
アコードだからねぇ。高くても諸費用込みで450万円までにしないとねぇ。