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AFコルセ、ガルフ12時間でワン・ツー達成。栄冠はリタイア喫したジュンカデラのもとに/IGTC最終戦

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AFコルセ、ガルフ12時間でワン・ツー達成。栄冠はリタイア喫したジュンカデラのもとに/IGTC最終戦

 12月11日、IGTCインターコンチネンタルGTチャレンジ第4戦『ガルフ12時間』がアブダビのヤス・マリーナ・サーキットで行われ、アントニオ・フォコ/アレッサンドロ・ピエール・グイディ/ジェームス・カラド組71号車フェラーリ488 GT3エボが、AFコルセの姉妹車50号車フェラーリとともにワン・ツー・フィニッシュを飾った。

 一方、選手権リーダーとしてシーズン最終戦に臨んだダニエル・ジュンカデラは、スタートから2時間までに98号車メルセデスAMG GT3(メルセデスAMG・チーム・グループMレーシング)がトラブルによってリタイアしたため0ポイントに終わるも、2022年IGTCドライバーズチャンピオンに輝いている。

マグヌッセン親子も参戦するガルフ12時間、2022年は過去最多30台のGT3が集結/IGTC最終戦

 後継機種296 GT3のデビューが間近に迫るなか、フェラーリ488 GT3エボにとって最後のファクトリーエントリー・レースとなる可能性がある一戦は“有終の美”を飾るものとなった。2台のAFコルセ・フェラーリは戦略を分けてレースを戦い、71号車は計10回のピット義務を果たすために多くのチームが採用した、オープニングスティントの早い段階でのピットストップを選択。

 一方、50号車は最初のピットインを2時間目の初めまで引っ張る作戦をとったが、9時間目のブレーキ交換をともなうロングストップで遅れを取ってしまう。対する71号車は優位にレースを進め、最後は二クラス・ニールセン/アレッシオ・ロベラ/ダビデ・リゴンの駆る僚友を14秒388引き離し、335周目にトップチェッカーを受けた。

 50号車のニールセンは、パトリック・ニーダーハウザー駆る25号車アウディR8 LMSエボII(アウディスポーツ・チーム・サンテロック)を辛くも抑えきり2位を確保。3位となったアウディとのタイム差はわずか0.751秒だった。

 予選でワン・ツーを記録したメルセデスAMG GT3勢は、フロントロウを独占したメルセデスAMG・チーム・グループMレーシングの2台が揃ってトラブルを抱えて早期離脱を余儀なくされるなか、アル・マナール・バイ・ゲットスピードの77号車が陣営最上位の総合4位に。プロ・アマクラスを制したサンエナジー1・バイ・SPSの75号車が総合5位で続いた。

 総合6位はプロ・アマ2位となったガレージ59の88号車マクラーレン720S GT3で、姉妹車の93号車もクラス3位に入り、イギリスの強豪チームがダブル表彰台を獲得。この2台に挟まれるかたちで、ヤンとケビンのマグヌッセン親子がマーク・クヴァムとともにドライブした43号車フェラーリ488 GT3エボ(AFコルセ・MDKモータースポーツ)が総合7位フィニッシュを果たしている。

 GT3アマクラスはAFコルセの61号車と55号車、さらに52号車がワン・ツー・スリーで並びフェラーリ勢が表彰台を独占するリザルトに。優勝車は328周をラップした。4台のポルシェ911 GT3カップカーで争われたGTカップクラスでは、チェントリ・ポルシェ・ティチーノの92号車が後続に2周差をつけて優勝している。

 なお前述のとおり、2022年IGTCドライバーズチャンピオンは年間68ポイントを獲得したジュンカデラに決定。チームメイトのジュール・グーノンが3ポイント差のランキング2位となり、今戦を制したアントニオ・フォコは58ポイントでランキング3位となった。マニュファクチャラー選手権はメルセデスAMGが、前戦インディアナポリスで戴冠を決めている。プロ・アマ王者は今ラウンドを含め4戦3勝を記録したケニー・ハウプト/マーティン・コンラッド組だ。

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