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デイトナで3日間のテストが完了。全体トップはランボルギーニ、GTはフォードが好調/IMSA

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デイトナで3日間のテストが完了。全体トップはランボルギーニ、GTはフォードが好調/IMSA

 11月15日から17日にかけて、アメリカ・フロリダ州のデイトナ・インターナショナル・スピードウェイにてIMSA公認テストが行われ、16日夜のセッションでトップタイムをマークした63号車ランボルギーニSC63(ランボルギーニ・アイアン・リンクス)が3日間の最速車となっている。

 日本から、スーパーGT GT500クラスやスーパーフォーミュラなどで活躍する太田格之進がアキュラ・メイヤー・シャンク・レーシングの一員として参加した今回のデイトナテストは、走行初日となった15日金曜がGTPとLMP2による占有日、2日目の土曜はこれにGTDプロとGTDクラスのマシンが加わり、最終日の日曜はGTカーのみが走行している。

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 そんな公認テストの一日目は、来季2025年よりメイヤー・シャンク・レーシング(MSR)とHRC USが走らせる2台のアキュラARX-06のうち、前者がオペレートする60号車(トム・ブロンクビスト/コリン・ブラウン/スコット・ディクソン/フェリックス・ローゼンクビスト)が1分35秒905で全体トップに。

 ビロンクビストのドライブで午後のセッション2に記録されたこのタイムは、同日午前に行われたセッション1で63号車ランボルギーニがマークしたベストタイム、1分35秒930を1000分の25秒上回っている。

 初日に1分35秒台を記録したのはこの2台のみで、3番手につけた24号車BMW MハイブリッドV8(BMW MチームRLL)の自己ベストは1分36秒025。姉妹車の25号車BMWが僅差で続き4番手となった。

 LMP2クラスでは、クラウドストライク・レーシング・バイ・APRの04号車オレカ07・ギブソンが1分38秒635でトップに。こちらも午後のセッション2でタイムを伸ばしている。

 プロトタイプカーにGTDプロクラスとGTDクラスの車両が加わり、ナイトセッションを含めた計3セッションが実施された2日目は、前述のとおり63号車ランボルギーニが最速に。

 タイムは1分35秒611で、格之進と93号車アキュラARX-06をシェアしたニック・イェロリーが午前中のセッション1で記録したベストタイム1分35秒708を0.097秒上回った。この2日目もBMWが上位につけ、マルコ・ウィットマンが乗り込み1分35秒991をマークした25号車が3番手、姉妹車24号車が4番手となっている。

 LMP2クラスは初日に続きクラウドストライク・レーシング・バイ・APRが好調を維持。3つすべてのセッションでトップタイムを刻み、その中では午後のセッションでマルテ・ヤコブセンが記録した1分38秒902が、テスト2日目のベストとなった。

 GTDプロクラスでは、フォード・マルチマチック・モータースポーツの65号車と64号車フォード・マスタングGT3が3セッション連続でワン・ツーを記録する速さを見せた。ベストタイムは午後、デニス・オルセンがマークした1分48秒177だ。GTDクラスではライト・モータースポーツの120号車ポルシェ911 GT3 Rが同じく午後のセッションでクラス最速となる1分48秒438を記録している。

 テスト最終日の日曜はGTカーの占有日。フォード勢はここでも速さを見せ、ふたつのセッションで65号車と64号車によるワン・ツーを継続。前日から延べ5セッション連続でGTDプロクラスのタイムシート上位2枠を独占し続けた。

 ベストタイムはセッション3から7まで一度もトップを譲らなかった65号車フォードの1分47秒838だ。1分48秒160というタイムでフォード勢に続いたのは、チャンピオンマシンの77号車ポルシェ911 GT3 R(AOレーシング)。14号車レクサスRC F GT3(バッサー・サリバン)がクラス4番手となった。

 GTDクラスの最速は120号車ポルシェで、ベストタイムは1分48秒221。これは14号車レクサスの自己ベストをコンマ6秒上回り、GTカー全体で4番手となるタイムだ。クラス2番手には85号車ポルシェ911 GT3 R(アイアン・デイムス)が入っている。


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