現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > 初開催の世界戦を含む全8戦の2023年カレンダー発表。王者はホンダ残留へ/TCRオーストラリア

ここから本文です

初開催の世界戦を含む全8戦の2023年カレンダー発表。王者はホンダ残留へ/TCRオーストラリア

掲載
初開催の世界戦を含む全8戦の2023年カレンダー発表。王者はホンダ残留へ/TCRオーストラリア

 新生『TCRワールドツアー』のカレンダー公開により、晴れて2023年カレンダーの一部を構成する“バサースト・インターナショナル”の世界戦開催が確定したTCRオーストラリアシリーズが、改めて全8戦の2023年カレンダーを発表。スケジュールには、2019年の初年度以来となるウィントン・モーターレースウェイの復活に加え、日程のみが明かされた2戦目のTCRワールドツアーも含まれている。

 シリーズに併催される“スピードシリーズ”のスケジュールが発表されたクリスマス前に、多くのイベント概要が明らかになっていたTCRオーストラリアだが、州都メルボルンを抱えるビクトリア州を代表するトラック、ウィントンが初年度以来となるシリーズ復帰を果たす。

新たに南米2カ国を追加した、最初の『TCRワールドツアー』カレンダー発表。最終戦はマカオか

「このサーキットはTCRマシンに完全に適合しており、2019年に見られたように、多くのアクションと接戦が提供される」と語るのは、シリーズ運営主体のオーストラリアン・レーシング・グループ(ARG)代表を務めるリアム・カークパトリック。

「我々は今、シモンズプレインでの開幕戦にしっかりと集中しており、今後数週間のうちに、このカテゴリーにとって本当に素晴らしいニュースがいくつかお届けできるはずだ」

 約2週間後の2月末にタスマニアで開幕を迎えたシリーズは、その後、5月のフィリップ・アイランドまで2カ月以上の中断を挟む変則的なスケジュールに。

 続く6月にウィントンとシドニー・モータースポーツパーク(旧イースタンクリーク)でイベントを開催し、クイーンズランド、サンダウンとレースが続いた後、第2回“バサースト・インターナショナル”でシーズンが締めくくられる。

 さらにその前週となる11月3~5日には、先行してスケジュールを公開したTCRワールドツアーの開催が確定したため、新しい開催地が間もなく発表される予定となっている。

■プジョー、ホンダ陣営もドライバーをアナウンス
 そのシリーズに参戦する古豪ギャリー・ロジャース・モータースポーツ(GRM)は、すでに残留を発表済みのアーロン・キャメロンと22歳のコディ・ガーランド(プジョー・スポールGRMチーム・バルボリン/プジョー308 TCR)に続き、ジョーダン・コックス(GRM/プジョー308 TCR)の残留もアナウンスした。

「GRMのメンバーと一緒に、もう1年を迎えることができて素晴らしいね。おなじグループの人々と一貫性を保つことは、シーズンを開始するための大きな後押しになるはずさ」と、昨季は1勝と7回の表彰台を獲得し、ランキング4位に喰い込んだコックス。

「このカテゴリーはますます競争力を増しており、非常にユニークなレースカーの性能を最大限に引き出す方法を全員が理解しているから、よりアグレッシブなセットアップとドライバーのプッシュが続くと思う。それに新しいワールドツアーのイベントで、世界戦経験者たちと一緒にレースをするのはとても興味深いことだね」

 同じく、ホンダ陣営のウォール・レーシングも2022年チャンピオン、トニー・ダルベルト(FK8型ホンダ・シビック・タイプR TCR)の残留を確認した。

「シリーズタイトルを防衛するため、ここに戻ってくることを発表できてうれしい。TCR車両はドライブする価値があり、競争は接近していて、手頃な価格で自動車市場にも関連したクラスであり続けている」と続けた37歳のチャンピオン。

「ホンダ・シビック・タイプR TCRは、すべてのTCRシリーズで競争力があることを世界中で証明してきた。昨年、オーストラリアでホンダに初タイトルの成功をもたらしたことを心から光栄に思っている。JASモータースポーツからの継続的なサポートとウォール・レーシングのプロフェッショナリズムにより、2023年も僕らのパッケージに競争力がない理由は見当たらないね」

■TCRオーストラリアシリーズ 2023年カレンダー
ラウンド 開催日 開催地
Rd.1 2月24~26日 シモンズプレイン
Rd.2 5月12~14日 フィリップ・アイランド
Rd.3 6月9~11日 ウィントン・モーターレースウェイ
Rd.4 6月23~25日 シドニー・モータースポーツパーク
Rd.5 8月11~13日 クイーンズランド・レースウェイ
Rd.6 9月8~10日 サンダウン
Rd.7 11月3~5日 TBA(TCRワールドツアー)
Rd.8 11月10~12日 バサースト・インターナショナル(TCRワールドツアー)

こんな記事も読まれています

フェルスタッペン、王座確定のため、マネジメントモードで5位フィニッシュ「自分のレースを心掛けた。最高の気分」
フェルスタッペン、王座確定のため、マネジメントモードで5位フィニッシュ「自分のレースを心掛けた。最高の気分」
AUTOSPORT web
HRC/ホンダ渡辺社長がフェルスタッペンを祝福「4連覇をサポートし続けられたことは誇り。さらなる高みを目指し支援する」
HRC/ホンダ渡辺社長がフェルスタッペンを祝福「4連覇をサポートし続けられたことは誇り。さらなる高みを目指し支援する」
AUTOSPORT web
角田裕毅9位、選手権6位争いにおいて価値ある2点を獲得「強力なレースペースを示せた。シーズン最後まで全力で戦う」
角田裕毅9位、選手権6位争いにおいて価値ある2点を獲得「強力なレースペースを示せた。シーズン最後まで全力で戦う」
AUTOSPORT web
サイズも価格も近い禁断の兄弟対決!! [ランドクルーザー250]と[ランドクルーザー300]の違いって??
サイズも価格も近い禁断の兄弟対決!! [ランドクルーザー250]と[ランドクルーザー300]の違いって??
ベストカーWeb
【ポイントランキング】2024年WRC最終戦ラリージャパン後
【ポイントランキング】2024年WRC最終戦ラリージャパン後
AUTOSPORT web
無冠の帝王が汚名返上。苦節13年で初王者のヌービル「本当に長かった。大変な努力へのご褒美だ」
無冠の帝王が汚名返上。苦節13年で初王者のヌービル「本当に長かった。大変な努力へのご褒美だ」
AUTOSPORT web
フェルスタッペンがドライバーズ選手権4連覇【正式結果】2024年F1第22戦ラスベガスGP 決勝
フェルスタッペンがドライバーズ選手権4連覇【正式結果】2024年F1第22戦ラスベガスGP 決勝
AUTOSPORT web
古さと新しさが同居した天才的デザインに仰天!! ディフェンダーの「貫禄」にシビれた!!!【テリー伊藤のお笑い自動車研究所】
古さと新しさが同居した天才的デザインに仰天!! ディフェンダーの「貫禄」にシビれた!!!【テリー伊藤のお笑い自動車研究所】
ベストカーWeb
ドリキンが自腹購入したホンダ「シビックタイプR」でチューニング指南! 無限×ヤマハコラボの「パフォーマンスダンパー」は買いです
ドリキンが自腹購入したホンダ「シビックタイプR」でチューニング指南! 無限×ヤマハコラボの「パフォーマンスダンパー」は買いです
Auto Messe Web
【F1第22戦決勝の要点】 岩佐歩夢が分析するメルセデスの速さの秘密「マシン特性の不利を覆すほどのいい仕事」
【F1第22戦決勝の要点】 岩佐歩夢が分析するメルセデスの速さの秘密「マシン特性の不利を覆すほどのいい仕事」
AUTOSPORT web
1.2L 3気筒+モーター3基で300ps ルノー・ラファール E-テックへ試乗 アルピーヌに相応しい走り
1.2L 3気筒+モーター3基で300ps ルノー・ラファール E-テックへ試乗 アルピーヌに相応しい走り
AUTOCAR JAPAN
ヒョンデ「アイオニック5」がマイチェンで航続可能距離703キロに! 気になる車両価格は523万6000円から…30台限定の「コナ マウナ ロア」にも注目
ヒョンデ「アイオニック5」がマイチェンで航続可能距離703キロに! 気になる車両価格は523万6000円から…30台限定の「コナ マウナ ロア」にも注目
Auto Messe Web
『絶対完走』の重圧に耐えた勝田。来季シートがかかっていたことを示唆【ラリージャパン後コメント】
『絶対完走』の重圧に耐えた勝田。来季シートがかかっていたことを示唆【ラリージャパン後コメント】
AUTOSPORT web
米国にある「廃車の山」で見つけたお宝 40選 後編 ジャンクヤード探訪記
米国にある「廃車の山」で見つけたお宝 40選 後編 ジャンクヤード探訪記
AUTOCAR JAPAN
中型からステップアップ 人気の“ミドルクラスネイキッド”スズキ「SV650」とカワサキ「Z650RS」どっちを選ぶ?【スペックでライバル比較】
中型からステップアップ 人気の“ミドルクラスネイキッド”スズキ「SV650」とカワサキ「Z650RS」どっちを選ぶ?【スペックでライバル比較】
VAGUE
ラリージャパンで一般車の侵入という衝撃トラブルが発生! SSのキャンセルもあるなかトヨタ勢は2・3・5位に着ける
ラリージャパンで一般車の侵入という衝撃トラブルが発生! SSのキャンセルもあるなかトヨタ勢は2・3・5位に着ける
WEB CARTOP
米国にある「廃車の山」で見つけたお宝 40選 前編 ジャンクヤード探訪記
米国にある「廃車の山」で見つけたお宝 40選 前編 ジャンクヤード探訪記
AUTOCAR JAPAN
サーキット派に朗報! ウェッズスポーツ「TC105X」に16インチの新サイズ登場…マツダ「ロードスター」や走りのFF車にオススメです
サーキット派に朗報! ウェッズスポーツ「TC105X」に16インチの新サイズ登場…マツダ「ロードスター」や走りのFF車にオススメです
Auto Messe Web

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村