イタリアのブランド「Pirelli(ピレリ)」は、2022年1月28日にイタリア・ミラノにあるピッコロシアターで、創立150周年を祝う「ピレリ150 Years Celebration」を開催。同日より、テレビやプレス、デジタル、そしてソーシャルメディアにおいて、新たな広告キャンペーンをスタートさせました。
同イベントは、ピッコロ・テアトロの指揮のもと1872年1月28日に始まった産業、文化、伝統、技術、情熱の歴史を、証言、声、映像で表現した演劇の、「何とも独創的なストロークだと思いませんか? あのPを見てください。ゴムのように弾力があるように見えますね」という言葉からスタート。
そして、ピレリのマルコ・トロンケッティ・プロヴェラ副会長兼CEOは「今日、私たちはこれまでの歴史を振り返りながら、これからの未来を見据えた旅に出たいと思います。ピレリは、150年もの間、起業家精神にあふれた堅実な企業文化を持ち、時代をリードして、変化を先取りしてきました。そのことが、世界中でブランドを確立させてきたとともに、マイルストーンの到達を可能にしてきました。
私たちは、このストーリーを私たちの街、私たちの国、そして日々共に働くすべての国際的なグループやコミュニティと共有することが重要であると感じています。ピレリで働いている3万人の従業員の皆さんに感謝しています」と述べています。
そんなピッコロ・テアトロのステージでは、5つの大型スクリーンで構成されたセットのなかで、4人の俳優がピレリの歴史から始まるストーリーを展開。
過去と現在の映像、ビデオ、写真が俳優の声と交互に流れ、フェルッチオ・デ・ボルトリ、パオロ・ミエーリ、アルベルト・ピレリ、マルコ・トロンケッティ・プロヴェラとともに、ピレリの様々な瞬間を再現しました。
そして、レオポルド・ピレリとその父アルベルトの人物像を中心に、彼の孫の回想をとおして、国の近代化と工業化に貢献したレオポルド・ピレリの役割と、その成功、そしてその過程で遭遇した困難についての対話が展開されました。
■ピレリの始まりとは?
1872年1月28日、ジョバンニ・バティスタ・ピレリによって始まったピレリの旅は、わずか23歳でまったく新しいもの、すなわちゴムに賭けることから始まりました。
当初は、電信用の絶縁体を製造し、新時代のイタリアともっとも遠い地点を結ぶケーブルを製造しており、その後、世界各地で急成長を遂げ、水泳帽、おもちゃ、レインコートなどの日用品や、馬車や自転車用タイヤなど、移動のための製品を生産するようになります。
そして、誕生以来イノベーションを重視し、国の発展のシンボルとなる製品を提供し続けています。
また、ピレリのモダンな高層ビル(ピレローネ)はミラノのシンボルであり、1960年代には本社をミラノの北にあるビコッカと呼ばれる地域に移管しました。
なお、1990年代のダンロップやコンチネンタルとの合併の失敗、2000年代初頭からテレコム・イタリアを通じて進めていた通信事業におけるネットワークとコンテンツの統合計画が外部からの干渉で頓挫するなど、これまでピレリにも幾多の弊害がありました。
その危機を乗り越え、コアビジネスから再スタートしたことで、同社は現在のようにタイヤにフォーカスした企業となっています。
■モータースポーツとスポーツへの情熱
ピレリの心を躍らせる情熱、それはモータースポーツです。ラリー好きのアルベルト・ピレリは、1970年代からこのスポーツに携わってきました。そして現在、ピレリは350を超えるモータースポーツ競技に参加しています。
特に、1907年の北京-パリ間のレースでは、ピレリタイヤを装着したイッタラを駆るスキピオーネ・ボルゲーゼ王子が1万7000kmを走破し、スタートから20日後、2位でゴールをしたことが記憶に残っています。これは、機動力を革新と迫力に変え、競技会をオープンエアのラボラトリーに変える大きな成功でした。
また、GT、ラリー、スーパーバイク、そしてF1において、イタリア国旗とともにピレリの旗もはためくなか、18インチタイヤを導入するという重要な変化の前夜に、モータースポーツ最大のコンペティションについてのステージ上で議論が交わされ、そこには、現在F1を率いるステファノ・ドメニカリもいました。
しかし、ピレリにとってスポーツとは、モータースポーツだけでなく、サッカー、サイクリング、ウィンタースポーツ、そしてルナ・ロッサを擁するセーリングなど、あらゆるスポーツを指しています。
■「Power is nothing without control」を再解釈した新しい広告キャンペーン イベント同日から、ピレリの150周年を記念して、イタリア全国テレビ放送のプライムタイムで放送されている新しい広告キャンペーンは、プレス、デジタル、ソーシャルメディアでも展開されています。
それは「Power is nothing without control」という歴史的な言葉を再解釈し、人々に、空想的で比喩的なストーリーを通じて、相反するふたつの概念について考えてもらうように呼びかける内容です。
テクノロジーとソーシャルメディアの発達によって、個人は大きな力を手に入れましたが、一瞬にしてコントロールを失い、カオスに陥ることもあります。
そのため、路上においてだけでなく、人生においても、力はこれまで以上にコントロールする必要があり、バルセロナで撮影され、ジェラルド・デル・イエロ、パウ・ロペツトマス・ペーニャによるメキシコ人チーム「Manson」が監督、Utopiaが制作、M&C Saatchiがクリエイティブディレクションを担当したこのコマーシャルは、国際レベルのデジタルチャネルにも展開される予定です。
■ピレリの世界を訪問できる3Dの「部屋」を備えた専用サイト
150年にわたるピレリの世界を、デジタルストーリーとして「旅」することができる革新的なウェブサイが制作されました。「製品・研究開発」、「サステイナビリティ」、「スポーツ」、「アート&カルチャー」の4つのバーチャルルームでは、過去と現在の製品、サステイナビリティへの取り組み、スポーツ競技への参加、ピレリカレンダーに始まるアートやカルチャーへの取り組みが3D環境で紹介され、その世界に入り込むことができます。
■150周年記念コイン3枚と切手のセットを発行
経済財政省、造幣局、印刷所から「Eccellenza Italiane 」シリーズの一環として、ピレリグループに捧げられた金銀3枚セットの記念コインを含む新たな切手コレクションが発行されました。
さらに、2022年1月28日付けで「経済と生産システムにおける卓越性」というテーマシリーズの一部として、ピレリに捧げる新しい切手も発行されています。
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