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最速はヒョンデのタナク。トヨタは6-7-8番手でスロースタートに/WRCポーランド シェイクダウン

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最速はヒョンデのタナク。トヨタは6-7-8番手でスロースタートに/WRCポーランド シェイクダウン

 6月27日(木)、WRC世界ラリー選手権第7戦『ラリー・ポーランド』のシェイクダウンが行われ、ヒョンデ・シェル・モービスWRTのオット・タナク/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヒョンデi20 Nラリー1)が最速タイムをマークした。TOYOTA GAZOO Racingワールドラリーチーム(TGR-WRT)のレギュラーである日本人ラリードライバーの勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)は3度の走行を行い、5番手タイのタイムで大会最初のセッションを終えている。

 イタリア・サルディニアでの第6戦を終え、舞台は7年ぶりのWRC開催となるポーランドへ。グラベル(未舗装路)が基本となる今回の路面は柔らかい砂に覆われており、ステージは高速区間が多いのが特徴となる。

【タイム結果】2024年WRC第7戦ラリー・ポーランド シェイクダウン

 今大会では開幕前の25日(火)、コースの下見のために行われた通称“レッキ”にてTGR-WRTのセバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ組が一般車両との接触事故に見舞われたため、出場をキャンセル。代役としてカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組が69号車で出走する事態となった。

 さらにMスポーツ・フォードWRTからは、ERCヨーロッパ・ラリー選手権で活躍している24歳のマルティン・セスクとコドライバーのフランシス・レナールが、ノンハイブリッドのフォード・プーマ・ラリー1に乗り込んでエントリーしている。

 晴れ空のもとで行われたシェイクダウンは、野原を抜けるグラベル(未舗装路)と、住宅街の間を走るターマック(舗装路)の5.1kmを舞台に、ランキング首位のティエリー・ヌービル(ヒョンデi20 Nラリー1)からコースインしていく。

 ヌービルはターマックセクションで仮設パイロンに少し接触、急きょ参戦のロバンペラも低速セクションでパイロンに触れる場面があったが、各車は最高時速約190km強のハイペースでアタックを行い、無事に最初の走行を終えた。

 この時点でのトップタイムは、オット・タナク(ヒョンデi20 Nラリー1)の2分20秒7。0.7秒差の2番手にエルフィン・エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1)、さらに0.6秒差の3番手にアンドレアス・ミケルセン(ヒョンデi20 Nラリー1)がつけた。


 以降は各車アタックとマシンの調整を重ね、最終的に2分12秒5へと更新したタナクがトップタイムとなった。1.1秒差の2番手にはチームメイトのヌービルが続き、ヒョンデがワン・ツーとなっている。

 3番手にはMスポーツ・フォードWRTのアドリアン・フルモー(フォード・プーマ・ラリー1)がつけ、4番手にアンドレアス・ミケルセン(ヒョンデi20 Nラリー1)、5番手にはラリー1デビューのセスクが続く。

 TGR-WRTとしては、勝田がセスクと同タイムで6番手につけて陣営内ベストタイムを記録した。そして7番手にエルフィン・エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1)、8番手にロバンペラとトヨタ3台が並ぶ形となっている。

 そして、今大会も多くのエントリーのもとで激しい争いが予想されるWRC2クラスは、シトロエンC3ラリー2を駆るニコライ・グリアジンがクラストップ。2番手はローペ・コルホネン(トヨタGRヤリス・ラリー2)、3番手はミコ・マルチェク(シュコダ・ファビアRSラリー2)となった。

 今大会最初のSS1は、シェイクダウンと同日の現地時間19時05分(日本時間2時05分)に実施予定で、サービスパークのすぐ近くで2.5kmのスーパーSSを争う。

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