クラシックカーのコレクターとして知られるクルマ業界の著名人が、コレクションの一部を整理しているという情報をキャッチ! GQ編集部はカーキチ探検隊を再結成し、メインテナンスや乗り方、相場や売買のルールなど、クラシックカー趣味のいろはを学んだ。
【はじめに】愛せる人に譲りたい
29歳、フェラーリを買う──Vol.134 フェラーリの運転は大変か
クラシックカー人気の波は日本車にも押し寄せ、1970年代の日産〝ケンメリ〟スカイラインGT-Rが6000万円以上で取引されるなど、エラいことに。クラシックカーの相場は高値安定で推移すると見込まれる。
個性的なスタイルやダイレクトなドライブフィールなど、クラシックカーの醍醐味を味わうことはもはや夢なのか……。いやいや、そんなことはなく、探せば、適正価格で売買されるモデルもある。
そんな折、ビートル専門店FLAT4の創設者であり、クラシックカーのコレクターでもある小森隆さんがコレクションの一部を良心価格で整理しているという情報をキャッチ。編集部は急遽、GQカーキチ探検隊を再結成し、小森さんの別荘がある神奈川県の佐島に向かった──。クラシックカーで特に重要なのは、プロベナンス(出自)、ヒストリー、マッチングナンバーの3つ。契約時からの書類が揃っていて、シャシーやエンジンのシリアルナンバーが一致していないと、価値は半減する。ガレージでは、この3つをクリアした玄人好みの3台が、探検隊を待ち受けていた。
1957年型Jaguar XK140(1240万円)ル・マンを席巻した、ジャガーの原点たる名車
米永 おーっ、「1951-53 ル・マン3連覇」のエンブレムが輝いていますね。
サトー いいところに気がついたね。ジャガーはもともと、格好いいスポーツカーを手の届く価格で売るメーカーだったんだ。でもXKシリーズをベースにしたレーシングマシンが1950年代のル・マンで大暴れしたことで、名実ともに一流のスポーツカーメーカーとして認められるようになったんだ。
米永 なるほど、ジャガーの歴史にあってエポックメイキングなモデルなんですね。
サトー そう、このクルマがジャガーの名声を高めて、マーク2やEタイプというヒット作につながっていく。
森口 レースで大活躍したモデルだけあって、ただならぬオーラを感じます。小森さん、このクルマを乗りこなすためのポイントは何でしょう?
小森 MGAと同様、1速がノンシンクロのマニュアルトランスミッションは慣れが必要ですね。ただ、初期のXKと違って、ステアリングギアボックスの仕組みが現代的なラック&ピニオンに進化しています。だからハンドルがやたらと重いという欠点が解消されて、取り回しがしやすくなっていますね。
米永 これも一発でエンジンが掛かります。
サトー こんなにあっさりとエンジンが掛かるXKを見るのははじめてですし、アイドリングも安定していて、いかにもエンジンの調子がよさそうです。
小森 僕はどんな名車でも飾っておくのは嫌いで、どのクルマもいつでも走れるように整備しているんですよ。
菊池 画像班の菊池です。横から失礼します。このジャガーは、内装を撮っているとめっちゃテンションが上がるであります。
米永 僕もそう思いました。品があるインテリアで、背筋をピンと伸ばして運転したくなります。
森口 デニムや時計と同じで、ヴィンテージは見ると全部欲しくなりますね(笑)。
問い合わせ先
RENDEZ-VOUS(ランデヴー)今回の小森コレクションは、〝受け継ぐ文化をつなぐ〟希少車マッチングサービスRENDEZ-VOUSで取り扱われる。 info@rendez-vous.tokyo
GQカーキチ探検隊とは希少モデルや話題のニューモデルなど、クルマ好きの琴線にふれそうな取材対象が現れたときに、不定期に組織されるのがカーキチ探検隊。自動車史やメカニズムの専門家、ファッション寄りのクルマ好きなど、探検隊のメンバーは取材対象に応じて選ばれるが、今回は自動車ジャーナリスト見習いにして新米ライターの米永豪が加わった。
隊長 サトータケシ、隊員 森口德昭、記録係(挿画班) 遠山晃司、記録係(画像班) 菊池貴之、新入り 米永 豪
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