セバスチャン・オジェのドライバーズ部門の6連覇とマニュファクチャラーズ部門の2連覇を果たすべく、フォード陣営はWRC第8戦のラリー・フィンランドに合わせて、主力モデル、フィエスタWRCのアップデートを実施。オジェがステアリングを握る1号車に最新空力パッケージを採用した。
先行的に投入されたオジェの最新モデルは、リヤバンパーとディフューザーが一新されており、これによりダウンフォースが向上したと言われている。合わせてダンパーをレイガー製からザックス製に変更するなど大胆なモディファイが行われたが、既報のとおり、オジェはフィランド戦を5位入賞で終えることとなった。
トヨタ優勝の原動力!? ヤリスWRCに搭載された新型エンジン
「テストであまり走っていなかったので、セッティングを推し進める必要がある」とデイ1から最新モデルのパフォーマンスに不満を見せていたオジェは、最終日になると落胆の表情を見せていた。
「新型エンジンを搭載したトヨタと、パフォーマンスが広がったように思う。今大会は出走順的にデイ2で出遅れることが予想されていたことから、勝つことは難しい大会だった。それでも表彰台でフィニッシュしたかった」
「タイトルを獲得するためには、もっとマシンのパフォーマンスを高めていかないといけない」
レギュレーションの一新で最新マシンに切り替わった2017年こそ、オジェがドライバーとして高い安定感を発揮し、自身のドライバーズ部門とMスポーツのマニュファクチャラーズ部門のチャンピオンを獲得したが、ヒュンダイおよびトヨタのマシンが熟成された2018年は苦しい展開を強いられている。3勝を挙げながらも、ヒュンダイのエースであるティエリー・ヌービルにドライバーズ部門で先行を許しているのだ。
オジェが挽回する上では、フィエスタの熟成が急務。しかし、期待通りのパフォーマンスが得られなければフォードを見限り、2019年は他チームへ移籍する可能性も高い。
しかし、ヒュンダイはヌービル、アンドレアス・ミケルセン、ダニ・ソルド、ヘイデン・パッドンと充実したラインナップを揃えているだけに、オジェを採用する必要もなさそう。同じくオット・タナク、ヤリ-マティ・ラトバラ、エサペッカ・ラッピと豪華な体制を誇るトヨタも、オジェを必要としていないように見える。
ドライバーのラインナップの脆弱なシトロエンとしては実績のあるドライバーを必要としているが、シトロエンと確執のあるオジェが古巣に戻ることは考え難い。
オジェと旧知の仲にあるフランス人ジャーナリストは、「移籍先が見つからず、フォードもマシンの進化が期待できない場合は引退する可能性が高い」と語る。2019年のストーブリーグにも影響を与えるだけに、オジェ+フォードの後半戦に注目である。
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