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究極の対決!? アルファードと高級高速バス 快適な移動空間はどっち?

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究極の対決!? アルファードと高級高速バス 快適な移動空間はどっち?

■飛行機のファーストクラス顔負け!?

 クルマで長距離を移動する場合、長時間同じ体勢でいると身体がカチカチに凝ってしまいます。しかし、高級ミニバンや高級な高速バスでは、快適な移動空間を実現するためにさまざまな装備や乗り心地を追求しています。では、どちらの方が快適に移動できるのでしょうか。

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 今回は、高級ミニバンの代名詞とされるトヨタ「アルファード」の最上級グレード「エグゼクティブラウンジ」と高級な高速バスを比較していきます。

 アルファードの2列目シートは「走るビジネスクラス」ともいわれるほどの快適性を持っています。一方、高速バスでも近年の需要の増加から「超」がつくほどの高級バスが多数登場しています。

 最高クラスになれば、座席毎にドアで仕切られ、完全な個室になっているのです。数ある高級高速バスのなかで、とくに評価が高い「ドリームスリーパー」を例に紹介していきます。

 現行のアルファードは2015年に登場し、最上級グレード「エグゼクティブラウンジ」には、キャプテンシートタイプの「エグゼクティブラウンジシート」が装備されます。

 一方、ドリームスリーパーは従来の高速バスの概念を大きく覆した独自の設計が自慢です。乗客に心地よい眠りと上質なリラクゼーションを提供することをコンセプトにしています。

 運行運賃は、池袋西から大阪府門真市間が大人7000円から9000円に加えて、座席料金1万1000円の計1万8000円となっています。

 新幹線にも迫る高価格帯ながら、座席の仕様はすべてが最高級。座席がドアで仕切られており、業界初の完全個室仕様車です。

 では、アルファードの2列目と高速バスの個室、快適なのはどちらでしょうか。

 アルファードのシートでまず目を引くのは、「セミアニリン」製の本革シートです。高級感だけでなく、傷や水などの汚れに強い特性があります。加えて、電動式のパワーオットマンは、前後で140mmの伸縮調整が可能です。

 一方、ドリームスリーパーでは「ムアツクッション」と呼ばれる、NASAの理論を採用して作られた特殊なシートを採用。シートを倒せば浮遊感を感じながら深眠できることから「ゼログラビティ」とも呼ばれています。

 また、床は全面がカーペットで覆われており、まるで高級ホテルが出張してきたかのようです。シート横についたボタンでリクライニングも簡単におこなえます。

 本革で覆われたアルファードの2列目に対し、ムアツクッションはファブリックです。見た目の高級感はアルファードがリードしていますが、「重力を感じない」といわれるNASA由来のシートはドリームスリーパー最大の魅力です。

 また、ドリームスリーパーであれば個室式になっているため、最大まで倒しても他人に迷惑がかかることはありません。

■シート以外の装備はどう違う?

 シートでは、高級感と利便性で持ち味が別れた両車ですが、ほかの装備ではどうでしょうか。

 アルファードの2列目には、天井に装備されるパーソナルランプのほか、調光機能付きのLED読書灯が装備されています。

 AC100Vのコンセントも座席の両サイドに各ひとつずつ完備。また、オプション装備では、スマホを簡単に充電できる「おくだけ充電」や「USBポート」を追加することも可能です。

 一方のドリームスリーパーでは、調光機能付きのダウンライトと間接照明を装備。AC100VコンセントとUSBジャックのほか、無料でWi-Fiを利用することもできます。

 最後は、もっとも乗り心地に影響する「揺れ・振動」です。

 もともと、ミニバンの2列目シートはその特性上、振動を感じやすくなっています。その理由は、シートをスライドさせるレールにおいて、重いシートを支える部分に剛性が不足してしまうためとされています。

 しかし、アルファードはシートバックに内蔵されたダンパーをひとつからふたつに増強することで、幅広い周波数の揺れを軽減することに成功。

 一方、ドリームスリーパーの振動に関しては、ユーザーの口コミの評価は大きく分かれます。

「揺れを感じずに快適に眠れた」といった意見が多い一方で、「後方席はとくに揺れ、振動が強い」といった意見もあり、座席位置によって乗り心地が異なるようです。バスの車体で高速道路を走行する以上、ある程度の揺れや振動は覚悟する必要があるかもしれません。

 とはいえ、アルファードの2列目のようにスライド機能がない分、シートそのものが剛性不足で揺れることはありません。

 振動に関してはミニバンの弱点をある程度克服したアルファードに軍配が上がるかもしれませんが、ドリームスリーパーで少しでも揺れを抑えたい場合は、できるだけ運転席に近い前部の席を確保すると良いでしょう。

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