現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 全長3.7m! トヨタ「“3列×7人乗り”ミニバン」に大注目!「シエンタ」より小さい“超小型ボディ”で実用性サイコー! スライドドアも搭載した斬新「スパーキー」の魅力とは!

ここから本文です

全長3.7m! トヨタ「“3列×7人乗り”ミニバン」に大注目!「シエンタ」より小さい“超小型ボディ”で実用性サイコー! スライドドアも搭載した斬新「スパーキー」の魅力とは!

掲載 10
全長3.7m! トヨタ「“3列×7人乗り”ミニバン」に大注目!「シエンタ」より小さい“超小型ボディ”で実用性サイコー! スライドドアも搭載した斬新「スパーキー」の魅力とは!

■全長3.7m! トヨタ「“3列×7人乗り”ミニバン」!

 トヨタ現在、高級ミニバン「アルファード」からコンパクトミニバン「シエンタ」まで、様々なサイズのミニバンを豊富にラインナップしています。

【画像】カッコイイ! これがトヨタ「超小型ミニバン」です!(22枚)

 しかし過去には、そのどれよりも小さい、全長3.7mほどのボディに7人乗りを実現した斬新なモデルを展開していました。

 一体どのようなクルマなのでしょうか。

 そのクルマの名は「スパーキー」。トヨタが2000年から2003年まで販売していた、超小型のミニバンです。

 ちなみにスパーキーという車名は、「エネルギッシュな、いきいきとした」という意味の英語に由来します。

 ボディサイズは、全長3765mm×全幅1515mm×全高1895mm、ホイールベースは2430mm、乗車定員は7人。

 エクステリアは、マルチリフレクターヘッドランプ、専用の大型エアロフロントバンパー、リアガーニッシュ、フロントグリルを採用しているのが特徴です。

 インテリアには専用のシート表皮、ドアトリム表皮、黒木目調のインストルメントパネルを採用し、スポーティで洗練されたイメージを演出。

 セカンドシートは480mmのロングスライドが可能となっているほか、セカンドシートとサードシートを折りたたんで床下に収納できる「ハイダウェイシート機構」を採用。シートアレンジによってラゲッジスペースを拡大することが可能です。

 AT仕様車には、運転席と助手席が独立してスライドできるベンチシートも搭載されています。

 パワーユニットは、1.3リッターの直列4気筒エンジンを搭載。最高出力90馬力/6000rpm・最大トルク125Nm/4400rpmを発揮し、力強く走行します。

 駆動方式はFRとフルタイム4WDが選択可能で、4速ATに加え5速MTが用意されていました。

 安全装備として、ABSなどを標準装備。

 ボディカラーは全6色から選択可能で、車両価格は当時、138万円から195万円で販売されていました。

※ ※ ※

 コンパクトサイズでありながら7人乗りを実現して登場した、スパーキー。

 同車はダイハツが製造を担当しており、ダイハツブランドでは「アトレー7」の車名で売られている、いわゆるOEM供給モデルでした。

 そして当時のダイハツからトヨタにOEM供給されたクルマは、ダイハツブランドの同車種よりもトヨタブランドで販売したモデルのほうが売れるのが通例。

 しかし、スパーキーに関しては販売台数がアトレー7を下回り、わずか3年で販売終了する事態となったのです。

 その理由ですが、スパーキーがアトレー7と同じ仕様にはせず、高級路線に走ってしまったからだと言われます。

 一般的には、OEM供給されたクルマは本家の同車種と仕様を大きく変えず、価格も同等にして販売されるものですが、スパーキーは装備設定を大きく変え、価格もアトレー7より10万円ほど高く売るという方針を取りました。

 この施策は、アトレー7と直接競合することを避けるために行われましたが、残念ながらユーザーからは支持されず、割安感のあるアトレー7に魅力を感じるユーザーが多かったのです。

 さらに、ボディサイズは違えど同じくコンパクトな3列シートミニバンとしてシエンタの登場や、当時の販売チャネルであったトヨタビスタ店がネッツトヨタ店に統合されたことも、販売終了の引き金となりました。

 しかしこれらはいずれもスパーキーの性能や品質に関係のない話です。

 せっかくの超小型ミニバンが現在のラインナップから無くなってしまったことは、同車のユーザーにとって非常にもったいなく、落ち度がないものの不運が重なったクルマと言えるでしょう。

文:くるまのニュース パワーボム
【キャンペーン】第2・4金土日は7円/L引き!ガソリン・軽油をお得に給油!(要マイカー登録&特定情報の入力)

こんな記事も読まれています

ブガッティ最後の16気筒エンジンモデルが誕生! ワンオフ製作された「ブリュイヤール」とは
ブガッティ最後の16気筒エンジンモデルが誕生! ワンオフ製作された「ブリュイヤール」とは
WEB CARTOP
アロンソ、予選6番手に満面の笑み。タイトル争いはコース脇のスクリーンで”見守る”姿勢「月曜日のニュースになりたくないからね!」
アロンソ、予選6番手に満面の笑み。タイトル争いはコース脇のスクリーンで”見守る”姿勢「月曜日のニュースになりたくないからね!」
motorsport.com 日本版
祝・プレリュード復活! とはいえ新車は高くて買えないので歴代の中古車を探してみた結果けっこう難しい選択だった
祝・プレリュード復活! とはいえ新車は高くて買えないので歴代の中古車を探してみた結果けっこう難しい選択だった
WEB CARTOP
バスの手すり「オレンジ」は“絶対ルール”! じゃあ座席が「青い」理由は? 国が決めた意外なワケ
バスの手すり「オレンジ」は“絶対ルール”! じゃあ座席が「青い」理由は? 国が決めた意外なワケ
乗りものニュース
ホンダ『CB1000F』3Dモデルを無料配布、CLIP STUDIO ASSETSでリアルに再現
ホンダ『CB1000F』3Dモデルを無料配布、CLIP STUDIO ASSETSでリアルに再現
レスポンス
「ほぼ可能性なし」からの大逆転!D1で藤野秀之選手が1点差の劇的優勝【Key’s note】
「ほぼ可能性なし」からの大逆転!D1で藤野秀之選手が1点差の劇的優勝【Key’s note】
Auto Messe Web
新色追加とユーティリティ面のアップデートでより上質な1台へ! レクサスUX300hがマイナーチェンジを実施
新色追加とユーティリティ面のアップデートでより上質な1台へ! レクサスUX300hがマイナーチェンジを実施
WEB CARTOP
スバル新「“4WD”スポーツハッチ」が凄い! 伝統の「金ホイール×巨大ウイング」採用! まさに「“毎日乗れる”スーパーカー」な斬新“パフォーマンスE”がこだわったデザインとは!
スバル新「“4WD”スポーツハッチ」が凄い! 伝統の「金ホイール×巨大ウイング」採用! まさに「“毎日乗れる”スーパーカー」な斬新“パフォーマンスE”がこだわったデザインとは!
くるまのニュース
システム出力はまさかの711ps!? お披露目直後のポルシェ 911ターボSに試乗
システム出力はまさかの711ps!? お披露目直後のポルシェ 911ターボSに試乗
ベストカーWeb
7度のF1王者が3戦連続のQ1敗退。ハミルトンから「ただただ怒りが込み上げてくる」と悲痛な声
7度のF1王者が3戦連続のQ1敗退。ハミルトンから「ただただ怒りが込み上げてくる」と悲痛な声
motorsport.com 日本版
購入後「1年以内に売られる新車」トップ10! 早期売却の背景に何が起きているのか?
購入後「1年以内に売られる新車」トップ10! 早期売却の背景に何が起きているのか?
Merkmal
満ちる安心感と幸福感 ロールス・ロイス・カマルグ(2) 特定の角度が美しい長大ボディ
満ちる安心感と幸福感 ロールス・ロイス・カマルグ(2) 特定の角度が美しい長大ボディ
AUTOCAR JAPAN
世界で1番高価だったクルマ ロールス・ロイス・カマルグ(1) 1台の完成に半年を要す象徴
世界で1番高価だったクルマ ロールス・ロイス・カマルグ(1) 1台の完成に半年を要す象徴
AUTOCAR JAPAN
スーパーフォーミュラ鈴鹿合同・ルーキーテストに欧州注目株のフレディ・スレイターとウーゴ・ウゴチュクウが参加へ
スーパーフォーミュラ鈴鹿合同・ルーキーテストに欧州注目株のフレディ・スレイターとウーゴ・ウゴチュクウが参加へ
AUTOSPORT web
「これ以上引き出せるものはほとんどなかった」「ラップ自体には満足だがポールを獲れず残念」/F1第24戦予選コメント(2)
「これ以上引き出せるものはほとんどなかった」「ラップ自体には満足だがポールを獲れず残念」/F1第24戦予選コメント(2)
AUTOSPORT web
「マックスを助けられて誇りに思う」「一晩でマシンをすべて変更し、かなりよくなった」/F1第24戦予選コメント(1)
「マックスを助けられて誇りに思う」「一晩でマシンをすべて変更し、かなりよくなった」/F1第24戦予選コメント(1)
AUTOSPORT web
変幻自在のボディには、シトロエンらしい創意工夫が満ち溢れていた【懐かしのカーカタログ】
変幻自在のボディには、シトロエンらしい創意工夫が満ち溢れていた【懐かしのカーカタログ】
レスポンス
劣勢ピアストリ、レース中に王座を諦める時が来る? マクラーレンとチームオーダーについて協議へ
劣勢ピアストリ、レース中に王座を諦める時が来る? マクラーレンとチームオーダーについて協議へ
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

10件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

131 . 5万円 186 . 0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

42 . 0万円 85 . 0万円

中古車を検索
トヨタ スパーキーの買取価格・査定相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

131 . 5万円 186 . 0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

42 . 0万円 85 . 0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村