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すべてのクルマ好きにオススメしたいど真ん中モデル! MINI ACEMANは名前のとおりに魅力がエース級だった

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すべてのクルマ好きにオススメしたいど真ん中モデル! MINI ACEMANは名前のとおりに魅力がエース級だった

 この記事をまとめると

■MINIより新モデル「ACEMAN」が登場

ボディからキノコが生えたってマジ!? リアルな「木」を外板に使った初代「ミニ・カントリーマン」はいま見ると衝撃!!

■3ドアのクーパーとクロスオーバーSUVのカントリーマンとの中間に位置するモデルだ

■2グレード展開で電気自動車のみのラインアップとなる

 すべてのMINIファンに捧ぐ革新的な1台現る

 丸いヘッドライトが特徴的な英国生まれのMINIは、日本のみならず世界中にファンを抱える大人気ブランドだ。実際、2023年は約1万8000台ほどを日本で売り上げており、これは日本における外国メーカー車モデル名別新車登録でトップの成績。この座をMINIは8年守り続けていることからも、その人気度はわかるはず。

 2024年は、MINIシリーズを一新する年として、同社ではさまざまな取り組みをおこなっている。実際、今年になってMINIクロスオーバーの後継となるMINIカントリーマン、そして鉄板とも言えるベーシックモデルMINI クーパーが登場し、大きな話題になったのも記憶に新しい。なお、バックドアが観音開きとなっているのが特徴だった5ドアのクラブマンは廃止となった。

 そしてこの度、新たにMINIファミリーに加わったのが、今回紹介する「MINI ACEMAN(エースマン)」だ。ちなみにこの「ACEMAN」という名前の由来は、トランプの”ACE(エース)”から来ているとのことだ。

 このモデルは3モデルのなかでちょうど中間に位置するサイズ感とスペックを有しており、「迷ったらこれ!」とも言える仕立て。立ち位置はプレミアムスモールコンパクトとなっている。

 デザインコンセプトは「カリスマティック・シンプルシティー」とし、シンプルで直線的なデザインを取り入れているのが特徴だ。それでいながら、MINIらしさが残されているのはさすがといったところ。とくにヘッドライトは、今までのMINIにおけるアイデンティティであった丸型から大きく路線変更し、多角形デザインを採用、グリルは八角形の輪郭を持つ仕立てになった。

 こういった点でも直線が生きている。ただ、不思議なことにここまでテイストを変えているのにも関わらず、ちゃんとMINIに見える点は突筆すべきポイントだ。

 大胆に進化してもMINIらしさ健在!

 インテリアは完全にデジタル化。とくに目を惹くのは、センターに配置された自動車業界で初採用となる有機ELを使用したモニターだ。ここに、スピードやオーディオ、空調など、クルマに必要なあらゆる情報が表示され、タッチ操作も可能となっている。どこからの席でも見やすい点が嬉しい。円形のモニターという風変わりなテイストだが、操作性も良好だ。

 車内の雰囲気を光や音で変化させるエクスペリエンスモードや、ウェルカムライトなど、ユーザーフレンドリーな機能も多数採用されている。

 ちなみに、車内外で使われている素材は、持続可能性を考慮し、リサイクル・ポリエステルやリサイクル・アルミニウムといった再生素材がふんだんに使われている点も、世界中にファンを抱えるMINIならでは環境への配慮といえよう。

 今回発表されたMINI ACEMANは、パワーユニットが電気のみのBEVであるという点は同車のトピックのひとつだ。グレードは「E」と「SE」が用意されており、前者は最高出力135kW、最大トルク290Nmを発揮するモーターをフロントに装備。0-100km/h加速は7.9秒という軽快っぷりが自慢だ。一充電での航続可能距離は310kmとしている。バッテリー容量は42.5kWhとなる。

 後者は最高出力160kW、最大トルクは330Nmを発揮するモーターを、Sと同じくフロントに装備。こちらの0-100km/h加速は7.1秒。一充電での航続可能距離は406kmとなっている。こちらのバッテリー容量は54.2kWhを誇る。

 両モデルとも急速充電器を使用することで、10%から80%の充電を30分で達成できるほか、万が一の際に嬉しい外部給電機能を備えている点も見逃せない。

※上記のスペックはどちらもヨーロッパ仕様車

 MINIを語る上で忘れてはいけない”ゴーカートフィーリング”も健在で、ドライビングモードとして、コンフォート向けの「コアモード」、スポーティな「ゴーカートモード」、効率重視の「グリーンモード」を備える。

 そのほか、先進の安全装備や車載カメラを使用した全方向記録可能なドライブレコーダーなども標準装備としている点も、ユーザーライクで嬉しいポイントだ。

 気になる価格は、Sが491万円。SEが556万円となる。電気自動車ということで、もちろん補助金にも対応している。東京都で例えると、国からの補助で65万円、東京都から50万円の計115万円引きも可能とのこと。このほかにも、月々4万8000円で車検やメンテナンス、保険など全部が込みとなったサブスクも展開される。

 納車は2024年第四四半期以降としているほか、電動化を進めるMINIは、2024年中にすべてのMINIディーラーに急速充電器を配備する計画も進めているとのこと。

 発表会で登壇したビー・エム・ダブリュー株式会社のMINI営業部長である山口智之さんは、「2002年に日本へMINIが導入されてからの22年間、すべてのMINIに私は乗ってきました。その経験のなかで『1番良かったモデルは?』と聞かれたら、ぶっちぎりでこのACEMANを推します! ぜひご期待ください」と熱いメッセージが送られた。

 これからMINIに乗ってみたいと考えている人はもちろん、MINIからMINIへ乗り換えを検討している人など、多くのユーザーにオススメしたい新時代のMINIがやってきたと言えよう。

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みんなのコメント

2件
  • yam********
    わざわざMINI伝統のトグルスイッチを減らして、危険だと指摘されたタッチパネル操作を増やしたモデルがおすすめど真ん中なのか!
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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