現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > トヨタの「マジな遊び心」がヤバいくらい面白い! 「そうきたか!」な「走る傘」

ここから本文です

トヨタの「マジな遊び心」がヤバいくらい面白い! 「そうきたか!」な「走る傘」

掲載 8
トヨタの「マジな遊び心」がヤバいくらい面白い! 「そうきたか!」な「走る傘」

 この記事をまとめると

■トヨタが傘と最新のモビリティ融合させた乗り物「&brella」を製作した

14歳から運転できる国もあるって羨ましすぎる! かの「イセッタ」を彷彿とさせる小型EV「マイクロリーノ・ライト」が想像以上に本格的なクルマだった

■「&brella」はふたり乗りの電動モビリティで運転操作はスマホ向けアプリで行う

■各地テーマパークや観光地で「&brella」の体験走行が行われており試乗することも可能だ

 乗る人が笑顔になれそうなトヨタの最新モビリティ

 乗り物の未来は明るい! たとえ猛スピードが出なくとも、最先端テクノロジー満載でなくとも、ちょっとしたアイディアとエンジニアの知恵と情熱があれば、モビリティのワクワクは止まることがないのです。というのも、トヨタが作り上げた最新モビリティ「&brella(アンブレラ)」はその名のとおり走る「傘」! もう、乗っている人たちの笑顔を見るだけで楽しさが伝わってくるはず。すでに観光地やテーマパークで走り始めているトヨタの傘とは、はたしてどんな乗り物なのでしょう。

 そもそもは、観光促進を目的に、静岡市と静岡県内企業が後押しし、静岡市コ・クリエーションスぺ―スCOCODに集った一般の方々が新たなモビリティのアイディアを出し合ったことがスタート。そして、和風の傘を使うアイディアが有力候補となり、協力を申し出たトヨタ技術会東富士支部のメンバーが実走行できるまでに作り上げたというもの。

 傘というのは「ちょっとそこまで……濡れずに移動したい!」という顧客ニーズから生まれたとのことですが、作っていく過程で「実用性もさることながら、エンターテイメント性を持たせることも大切」だと開発方針を転換。

 その結果、見て、乗って、楽しい静岡発の新モビリティが完成という次第。ちなみに、アンブレラはトヨタ社内で開催された技術コンペティションで3位に入賞という快挙も。コンペには社内の強豪がいくつもエントリーしているほか、長年入賞を続けているグループもいるなかでの3位というのはじつに価値の高い結果にほかなりません。

 さて、アンブレラの詳細は公表されていませんが、ふたり乗りの電動モビリティとしてさまざまな場所でお披露目されています。和風の傘がキャビンを覆い、ベンチシートには座布団風のクッションも用意されている模様。そして、運転操作はスマホ向けアプリで可能となっており、スマホを水平にした状態で傘ボタンを押しながらスマホ本体を進みたい方向に傾けると進み、スマホを立てた状態で回転させるとアンブレラも回転するのだそうで、これはちょっと運転してみたくなりますよね。

 また、遠隔操作も可能となっているため、就学児以上であれば子どもだけでの乗車もいけるという仕組みで、いかにもテーマパークでウケそうな乗り物に仕上がっているのです。

 アンブレラは前回のジャパンモビリティショーにも出展されたので、実車をご覧になった方もいらっしゃるでしょう。また、2024年3月5日に開催された「2024 Yumi Katsura Grand Collection in Tokyo」にも登場! 美しい和装とエレガントなショー演出に合わせ、多数の観客が見守るなかをモデルのスマホによる運転でランウェイを走行。もちろん、先日お亡くなりになった桂由美さんご自身もアンブレラに乗車して満面の笑みを浮かべられていたのでした。

 なお、前述のとおりアンブレラは各地のテーマパークや観光地で、随時体験走行が行われています。その際、ご当地カスタマイズが施されている場合もあるようですので、モビリティファンはぜひチェックをしてみてはいかがでしょう。

関連タグ

こんな記事も読まれています

中国の巨大企業「ジーリー」が日本で試乗会……だが行ってみたら謎のイベント! ブランドの将来に不安しかない
中国の巨大企業「ジーリー」が日本で試乗会……だが行ってみたら謎のイベント! ブランドの将来に不安しかない
WEB CARTOP
車名の由来は「セクシー」&「エレガント」! 日野「セレガ」の最新モデルが最新技術のるつぼだった
車名の由来は「セクシー」&「エレガント」! 日野「セレガ」の最新モデルが最新技術のるつぼだった
WEB CARTOP
N-VAN e:って「モバイルバッテリーパック採用」じゃないのか……って残念がる声! 現実を考えればいまのN-VAN e:が正解だった
N-VAN e:って「モバイルバッテリーパック採用」じゃないのか……って残念がる声! 現実を考えればいまのN-VAN e:が正解だった
WEB CARTOP
試乗して驚いたBYD SEALの侮れない実力
試乗して驚いたBYD SEALの侮れない実力
グーネット
新型フリードに乗ったらシートもラゲッジも格段に進化! 価値は室内空間にアリ!!
新型フリードに乗ったらシートもラゲッジも格段に進化! 価値は室内空間にアリ!!
WEB CARTOP
悪路なんて走らないしアウトドア趣味もない! それでも人気のSUVでしか得られないメリットを探したらけっこうあった!!
悪路なんて走らないしアウトドア趣味もない! それでも人気のSUVでしか得られないメリットを探したらけっこうあった!!
WEB CARTOP
よく見るコイルスプリングだけじゃない! 板バネに空気バネなどクルマのサスペンションの「バネ」の種類と特徴
よく見るコイルスプリングだけじゃない! 板バネに空気バネなどクルマのサスペンションの「バネ」の種類と特徴
WEB CARTOP
クルマを買わないと……なプレッシャーなし! 「見るだけOK」グッズも買えて飲食までできる「クルマ好きのシャングリラ」的ショールーム5選
クルマを買わないと……なプレッシャーなし! 「見るだけOK」グッズも買えて飲食までできる「クルマ好きのシャングリラ」的ショールーム5選
WEB CARTOP
車体が透けて床下まで見える! 移動する歩行者も検知! 最新車のクルマのモニターが未来の世界だった
車体が透けて床下まで見える! 移動する歩行者も検知! 最新車のクルマのモニターが未来の世界だった
WEB CARTOP
「デコチャリ」に「デコバン」に「デコSUV」なんてのもマジでいた! デコトラに刺激を受けた昭和の意外な「デコ車」たち
「デコチャリ」に「デコバン」に「デコSUV」なんてのもマジでいた! デコトラに刺激を受けた昭和の意外な「デコ車」たち
WEB CARTOP
キャメル色のボックス&フラットシートがいい感じ! 日産キャラバンがベースのキャンパー
キャメル色のボックス&フラットシートがいい感じ! 日産キャラバンがベースのキャンパー
月刊自家用車WEB
使わなきゃ損しかないクルマの「ACC」機能! ただし危険な「けっこう見かける」間違った使い方に要注意
使わなきゃ損しかないクルマの「ACC」機能! ただし危険な「けっこう見かける」間違った使い方に要注意
WEB CARTOP
アルピーヌ初のBEVモデル「A290」の実車を確認! 手の内に入りそうなスペックはまさに次世代ホットハッチ!!
アルピーヌ初のBEVモデル「A290」の実車を確認! 手の内に入りそうなスペックはまさに次世代ホットハッチ!!
WEB CARTOP
開通前の「ホンモノの高速道路」を使って実験! クルマの安全性向上に活用すべく名だたる企業がズラリ!!
開通前の「ホンモノの高速道路」を使って実験! クルマの安全性向上に活用すべく名だたる企業がズラリ!!
WEB CARTOP
ホンダN-VAN e:は大先輩の三菱ミニキャブEVに対してどこが勝ってる? 2車をガチンコ比較した!
ホンダN-VAN e:は大先輩の三菱ミニキャブEVに対してどこが勝ってる? 2車をガチンコ比較した!
WEB CARTOP
CX-80 vs CX-8の軍配はどちらにあがる? マツダの新旧3列シートSUVをいまある情報で比べてみた
CX-80 vs CX-8の軍配はどちらにあがる? マツダの新旧3列シートSUVをいまある情報で比べてみた
WEB CARTOP
このセンスの良さは最高クラス! 完璧な仕上がりのトヨタ ハイエースがベースのキャンパー
このセンスの良さは最高クラス! 完璧な仕上がりのトヨタ ハイエースがベースのキャンパー
月刊自家用車WEB
ハッチバックのヤリスを圧倒! 改良されたヤリスクロスに乗ったらバカ売れも当然と思える中身だった
ハッチバックのヤリスを圧倒! 改良されたヤリスクロスに乗ったらバカ売れも当然と思える中身だった
WEB CARTOP

みんなのコメント

8件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村