■ランクル300の「最廉価モデル」は装備少ない?
トヨタ「ランドクルーザー」(ランクル)シリーズは、同社のフラッグシップSUVで高い悪路走破性を持つ本格四輪駆動車です。
歴代のどのモデルでも根強い人気を持ち、2021年発売の現行型(通称:ランクル300)は発売当初から受注が殺到し、2023年2月現在も受注を停止している人気車ですが、最廉価グレードは510万円からのスタートとなっています。
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ランクルの歴史は、1951年に前身となる「BJ型ジープ」が登場。その後2代目にあたる「BJ20型」の生産が1954年に開始され、初めてランドクルーザーの名称が使われました。
以来約70年もの間、悪路走破性や信頼性の高さから国内だけでなく世界でも評価され、シリーズでは累計約1060万台を生産し、世界170の国と地域で展開されている四輪駆動車です。
現行型のランクル300は2021年8月に14年ぶりのフルモデルチェンジを実施しました。
信頼性・耐久性・悪路走破性は継承しつつ、軽量化や衝突安全性能を向上させたTNGA GA-Fプラットフォームを採用したほか、先進運転支援システムの「トヨタセーフティセンス(TSS)」の採用や機能性や使用性に配慮されたデザインを各部に取り入れるなど、運転のしやすさや疲れにくさの向上を目標とし開発されたといいます。
グレード展開は、豪華装備が魅力の「ZX」やタフでスポーティなエクステリアが特徴の「GR SPORT」もラインナップし、合計で7種類となります。
一方で、最も廉価なグレードとして510万円から用意される「GX」はどのようなグレードなのでしょうか。
まず、GXは5人乗り・3.5リッターのV型6気筒ガソリンエンジンのみの設定で、7人乗りやディーゼルエンジンは用意されていません。
エクステリアでは、ホイールが18インチとなるほか上級グレードに用いられるクロームメタリック塗装ではなく、一般的なシルバー塗装となります。
フロントグリルやサイドウインドウモールも上級グレードではメッキの加飾が施されるのに対し、GXではそれぞれシルバー・ブラックとなっています。
また、ラインナップ中唯一サイドステップが装備されず、サンルーフもオプションで選択できません。
インテリアでは、他グレードが各パネル類をピアノブラック・ウッド調パネルとするところ、GXではつや消しブラックやシルバー塗装となり、実用車のようなシンプルなイメージを醸し出しているほか、シートも他のグレードのように電動調整ではなく手動シートを装備します。
このように内外装はシンプルなものとなっていますが、走行性能の面ではマルチテレインセレクトやトランスファー付き4WDシステムは共通で、プリクラッシュセーフティやレーダークルーズコントロールを始めとするTSSやブラインドスポットモニターも標準装備されています。
さらに、GXのみ設定されるオプションとして、砂や泥で汚れた際にすぐに掃除できる「樹脂製フロアカーペット」が用意されている点はポイントといえそうです。
ランクルは高級SUVというイメージが一般的には強いようですが、7人乗車が必要なく、タフで信頼できる「道具」として使いこなすのであれば、比較的安価なGXを選ぶ選択肢も正解といえそうです。
※ ※ ※
なおランクル300はトヨタの公式サイトによると、「日本のみならず世界各国でも大変ご好評いただいており生産能力を大幅に上回るご注文をいただいている」という理由から、現在受注を停止している模様です。
一方で、「ご注文再開につきましては、今後の生産状況等を踏まえ、改めてご案内申し上げます」ということから、ランクル300の新車購入を検討しているのであれば、常に受注状況を確認し、販売店へ問い合わせることが良さそうです。
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