■シルバーシャドウアクセントを随所に採用したシックなエクステリア
2020年3月24日、メルセデス・ベンツは「Gクラス」の特別仕様車「AMG G63 ストロンガー ザン タイム エディション」を発売した。
メルセデス・ベンツ改良新型「Eクラス」登場 4気筒エンジンに48Vマイルドハイブリッド「ISG」搭載
Gクラスは1979年、最高級クロスカントリービークルとして誕生して以来、基本的なスタイリングや堅牢なボディはそのままに、常に最適なパワートレイン、装備を加えながら進化を続けてきたモデルだ。
そして2018年6月、Gクラスの長い歴史のなかでもっとも大幅な改良が施され、Gクラスの伝統をメルセデスの最新技術でアップデートすることに成功。オンロードおよびオフロードにおいて最適なパフォーマンスを発揮する究極のオフローダーとして進化を果たした。
エクステリアには、ダイヤモンドホワイト(限定150台)とマグノナイトブラック(限定100台)を設定。サイドミラー、サイドストリップ、ブレーキキャリパーなどにシルバーシャドウのアクセントが施され、シックなエクステリアを演出している。
さらに、ボディ同色のスペアホイールカバーや、マッドブラックとハイシーンを組み合わせたバイカラー22インチクロススポークアルミホイールが特別装備となっている。
インテリアには、同特別仕様車専用のチタニウムグレーとブラックのナッパレザーが採用され、特別感を演出。助手席には「STRONGER THAN TIME」ロゴ入りのナッパレザーグラブハンドルが採用されている。
さらに、暑い時期にシートと接する部分の蒸れを防ぐシートベンチレーターやリラクゼーション機能、シートを温めるシートヒータープラスを備えた極めて滑らかな肌触りのAMGエクスクルーシブナッパレザーシートや、通常オプション設定のAMGエクスクルーシブパッケージが標準装備となっている点も特筆すべきポイントだ。
また、トリムの随所にカーボンを採用することでスポーティなインテリアを演出するAMGカーボンインテリアトリムも標準装備となっている。
この特別仕様車のベースモデルである「AMG G63」は、オフローダーとしてのGクラスに、AMGのモータースポーツで培ったテクノロジーを搭載したトップパフォーマンスモデルだ。
そのため、メルセデスAMG社が完全自社開発した、最高出力585ps、最大トルク850Nmを発揮するAMG4リッターV型8気筒直噴ツインターボエンジン「M177」が搭載されている。
砂型鋳造されたクローズドデッキのアルミニウムクランクケースに鍛造アルミニウム製ピストンを組み合わせることで、軽量かつ高強度なエンジンを実現。さらに、シリンダーウォールにスチールカーボン材を溶射コーティングするNANOSLIDE摩擦低減加工を施すことで、フリクションロスを低減することにも成功した。
2基のターボチャージャーはV型シリンダーバンクの外側ではなく内側に配置され、「ホットインサイドV」レイアウトとすることでエンジンを可能な限りコンパクトにするとともに、ターボチャージャーへの吸排気経路を最適化することで、優れたレスポンスを実現したパワートレインとなっている。
また、メルセデスAMG G63専用装備として、圧倒的なパフォーマンスに対応するAMG強化ブレーキに加え、コーナリング時やブレーキング時には、硬いスプリングレートに瞬時に切り替えることで、高い安定性と思いのままの俊敏なハンドリングを実現する「AMGライドコントロールスポーツサスペンション」が採用されている。
全国限定250台の特別仕様車AMG G63 ストロンガー ザン タイム エディションの価格(消費税込)は、ダイヤモンドホワイトが2450万円で限定150台、マグノナイトブラックが限定100台で2468万円での販売となる。
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