相変わらず高い人気を誇るSUV。すると当然自動車メーカーも開発に力を入れるため、多くの優良車が矢継ぎ早に登場し、少し混乱するのもまた事実。そこで、数多あるSUVをカタログ形式で整理してみた。ここではトヨタのSUVをご覧いただこう。
※本稿は2024年11月のものです
文:斎藤 聡、片岡英明、渡辺陽一郎、岡本幸一郎、永田恵一/お買い得グレード選び:渡辺陽一郎/写真:トヨタ、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2024年12月10日号
ちょっとマジか!! 現行トヨタ[SUV]カタログ見たら名車揃いやんけ!!!!
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■トヨタ ランドクルーザー250(520万~735万円)
トヨタ ランドクルーザー250……登場:2024年4月 お買い得グレード:ディーゼルVX
現代版ランクル70。ラダーフレーム+前Wウィッシュボーン、後リジッドコイル。駆動方式はトルセンLSD付きフルタイム4WD。
電動リアデフロック(ZX)と前スタビライザーの断続機構、Hi/Lo切り替えと6つの走行モード付き。204ps/51.0kgmの2.8Lディーゼルと160ps/25.1kgmの2.7Lガソリンを用意。
【諸元】
●全長4925×全幅1980×全高1935mm、最低地上高225mm ●直4、2.8Lディーゼルターボ(204ps/51.0kgm)●WLTCモード燃費:11.0km/L(ZX)
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■トヨタ ランドクルーザー300(510万~770万円)
トヨタ ランドクルーザー300……登場:2021年10月 お買い得グレード:Xブレイク EX
乗用車の操縦安定性と、SUVの走破性の両立を図って開発された元祖クロスオーバーワゴン。
初代モデルとなるグランドワゴンから数えて6代目。エンジンは1.8L水平対向4気筒直噴ターボを搭載。プラットフォームはインプレッサと同じSGPの骨格の堅牢さと、シンメトリカル4WDの素性のいい走りが魅力だ。
【諸元】
●全長4870×全幅1875×全高1675mm、最低地上高213mm、●水平対向4、1.8Lターボ(177ps/30.6kgm)●WLTCモード燃費:13.0km/L(リミテッドEX)
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■トヨタ ランドクルーザー70(480万円)
トヨタ ランドクルーザー70……登場:2023年11月 お買い得グレード:AX
復活の元祖タフネス4×4。ラダーフレームを踏襲し、サスペンションは前コイルリジッド+コイル、後リーフリジッドを採用。4WDはHi/Lo切り替え付きのパートタイム方式。
エンジンは2.8Lディーゼルターボ。ターボのタービンとインペラ形状を最適化している。電動前後デフロック機構に最新のVSC+アクティブトラクションコントロールを装備。
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■トヨタ クラウンクロスオーバー(440万~670万円)
トヨタ クラウンクロスオーバー……登場:2022年9月 お買い得グレード:G
新世代クラウンの先陣を切って登場した。クロスオーバーを名乗り、駆動方式は4WDだが、性格はオンロード主体の万能クルーザーだ。
燃費に振った2.5Lのハイブリッドもあるが、痛快なのは2.4Lエンジンにターボと2つのモーターを加えたRS。走り屋も魅了する刺激的な加速と冴えたフットワークが光る。
【諸元】
●全長4930×全幅1840×全高1540mm、最低地上高145mm ●直4、2.5L(186ps/22.5kgm)+モーター(F:119.6ps/20.6kgm、R:54.4ps/12.3kgm)●WLTCモード燃費:22.4km/L(G)
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■トヨタ クラウンスポーツ(590万~765万円)
トヨタ クラウンスポーツ……登場:2023年11月 お買い得グレード:ハイブリッドZ
兄貴分のクロスオーバーと同じように2.5Lハイブリッドに電動4WDの組み合わせだが、PHEVのRSも仲間に加わった。
また、ホイールベースを80mm短縮するとともに後輪操舵のDRSを加え、一段と冴えたハンドリングを手に入れている。パワフルなRSは一充電EV走行距離90kmを達成しているのも魅力だ。
【諸元】
●全長4720×全幅1880×全高1565mm 最低地上高160mm、●直4、2.5L(186ps/22.5kgm)+モーター(F:120ps/20.6kgm、R:54ps/12.3kgm)●WLTCモード燃費:21.3km/L(Z)
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■トヨタ ハリアー(312万8000~620万円)
トヨタ ハリアー……登場:2020年6月 お買い得グレード:ハイブリッドG(FF)
プレミアムクロスオーバーSUVブームの火付け役。スタイリッシュなフォルムと上質な内装を売りのひとつにする。
RAV4とプラットフォームを共用し、2.5Lのハイブリッド車と2Lのターボ車を設定。ターボ車の4WDはダイナミックトルクコントロール、ハイブリッド車は電動4WDのE-Fourだ。上級グレードのZ系は19インチタイヤを装着。
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■トヨタ RAV4(293万8000~563万3000円)
トヨタ RAV4……登場:2019年4月 お買い得グレード:アドベンチャー(ガソリン)
1994年に登場し、一時は日本市場から消えていたが、2019年に復活。同じメカを採用するハリアーよりSUVテイストの強い機能的なデザインだ。
2.5Lエンジンにモーターのハイブリッド車と高効率を追求した2LエンジンにダイレクトシフトCVTを組み合わせたガソリン車を設定。FF車と4WD車があり、主役は駆動システムが多彩な4WDだ。
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■トヨタ カローラクロス(218万4000~345万9000円)
トヨタ カローラクロス……登場:2021年9月 お買い得グレード:ハイブリッドS(FF)
カローラには複数のボディが設定され、SUVのカローラクロスは、販売面でシリーズ全体の50%近くを占める。
全長が4500mm以下のSUVでは、荷室長が最も長く、後席も広いためにファミリーカーとして使いやすい。しかも最小回転半径が5.2mだから運転しやすい。パワーユニットは2Lのノーマルガソリンエンジンと1.8Lのハイブリッドを用意する。
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■トヨタ bZ4X(550万~650万円)
トヨタ bZ4X……登場:2022年5月 お買い得グレード:G(FF)
スバルと共同開発されたEVで、全長は4690mmのミドルサイズだ。床下に71.4kWhの駆動用電池を搭載するため、床と座面の間隔が不足して足を前方に伸ばす座り方だが、後席も膝先空間に余裕があって窮屈には感じない。
駆動方式は前輪駆動の2WDと後輪用モーターを加えた4WDで、動力性能は特に高くないが、EVらしく滑らかで静かな走りを味わえる。
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■トヨタ ヤリスクロス(190万7000~315万6000円)
トヨタ ヤリスクロス……登場:2020年8月 お買い得グレード:ハイブリッドG(FF)
ハイブリッドとガソリン、2WDと4WDが豊富に選べ、コンパクトクラスとして電動テールゲートや運転席パワーシートをいちはやく採用したのも特筆できる。
運転して楽しめるクルマでもないが、パワートレーンからシャシーまで細かく手を加えたGRスポーツだけは別物で、走りを求める人にもおすすめできる。
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■トヨタ ライズ(171万7000~233万8000円)
トヨタ ライズ……登場:2019年11月 お買い得グレード:G(ガソリン、FF)
ダイハツでは新世代となるDNGAプラットフォームを使ったトヨタ版。ここ1年以上認証不正による販売の縮小と停止もあったが、販売を本格的に再開してからは日本車SUV販売ナンバー1に返り咲いた。
ライズの主な魅力はリーズナブルな価格、5ナンバーサイズのわりに広いキャビン&ラゲッジ、eスマートハイブリッド、SUVらしい内外装の雰囲気だ。
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いい加減にもほどがある