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ホンダが電気自動車のコンセプトモデル「アキュラ・プレシジョンEVコンセプト」を発表

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ホンダが電気自動車のコンセプトモデル「アキュラ・プレシジョンEVコンセプト」を発表

 ホンダが展開する高級車ブランドのアキュラ(Acura)は2022年8月18日(現地時間)、電気自動車のコンセプトモデル「プレシジョンEVコンセプト(Precision EV Concept)」を発表し、米国カリフォルニア州ぺブルビーチで8月18日~21日(現地時間)に開催されたモントレー・カー・ウィーク2022において披露した。

 プレシジョンEVコンセプトは、今後の電動化時代におけるアキュラ・デザインの方向性を示したコンセプトモデルで、パワーボートの造形にインスパイアされた流麗で力強いスタイリングを特徴とする。また、EVらしく開口部がないフロントマスクにはLEDで光る新しい五角形のダイヤモンド・ペンタゴン・グリルを配備。さらに、鋭角でシャープな形状のデイタイムランニングライトや、“パーティクル・グリッチ”と呼称する独特の抽象的なパターンを前後の造形やホイールに採用する。カリフォルニアの強い日差しに合わせて最適化されたマット塗装の“ダブル・エイペックス・ブルー”と称する鮮やかな特別塗装を纏ったこともトピックだ。

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 インテリアに関しては、運転状況に応じて変化するユニークかつ先進的なコンセプトを導入。“インスティンクティブ・ドライブモード”では、F1マシンのコクピットをイメージしたレーシーなムードを演出し、一方で“スピリチュアル・ラウンジモード”では、ステアリングホイールが格納されてすっきりとしたキャビン空間が現れる。また、インパネの上部には大型の湾曲した透明ディスプレイを設置し、様々な情報を見やすく表示。内装の構成素材の随所に環境に配慮したリサイクル素材を採用したことも訴求点である。

 アメリカン・ホンダモーターのデイブ・マレックAcuraエグゼクティブデザインディレクターは「アキュラ・プレシジョンEVコンセプトは、これまでのアキュラ・デザインの“Precision Crafted Performance”のデザイン言語をさらに進化させた造形で、今後の電動化時代におけるアキュラ・デザインの方向性を、不動の北極星ように指し示すもの」とコメントしている。

 なお、ホンダは2024年中に北米市場での発売を予定するアキュラ・ブランド初のEV量販モデルの名称を「アキュラZDX(ズィーディーエックス)」となることも予告。ZDXは今回発表されたプレシジョンEVコンセプトのデザインを具現化する最初のモデルで、またゼネラルモーターズ(GM)の「アルティウム(Ultium)」バッテリーを搭載したGMとの共同開発モデルになるとアナウンスする。スポーティ志向のType Sのラインアップも予定しているそうだ。

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