ABB FIAフォーミュラE世界選手権は、リバティ・グローバルがワーナー・ブラザース・ディスカバリーの保有するシリーズの株式を取得することを6月13日に発表した。取引は年内に完了予定で、取得完了後はリバティ・グローバルがフォーミュラEの主要株主となる。
リバティ・グローバルは、F1やMotoGP、WorldSBKを傘下に置くアメリカのリバティ・メディア関連企業。ブロードバンド、ビデオ、モバイルといった融合型通信サービスを手掛け、8500万の光ファイバーや5Gネットワークをヨーロッパで提供している世界的リーダー企業でもある。
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およそ10年前からフォーミュラEに投資しているリバティ・グローバルは、ワーナー・ブラザース・ディスカバリーが現在保有しているフォーミュラEの株式を取得すると、株式保有⽐率65%でシリーズの経営権を取得する。取引は規制当局の承認を経て、年内に完了する予定だという。
「約10年前に初めて投資した事業であるフォーミュラEの経営権取得を、⼤変うれしく思う」と語るのは、リバティ・グローバルのマイク・フライズCEO。
「フォーミュラEは、スポーツ界でもっとも先進的な持続可能性基準を取り⼊れながら、さらなる成⻑を遂げる⼤きな可能性を秘めている。今回の投資は、当社のベンチャーズ・ポートフォリオにおける資本回転アプローチと、魅⼒的な事業への⻑期投資戦略を継続するものだ」
フォーミュラEのジェフ・ドッズCEOは、9年間にわたりシリーズを支えたワーナー・ブラザース・ディスカバリーへ感謝するとともに、リバティ・グローバルの投資に期待するコメントをしている。
「リバティ・グローバルは、ビジネスの構築と成⻑において確固たる実績を持っており、我々が⾶躍的な成⻑を計画している絶好のタイミングで投資してもらうことになった」
「私は10年以上にわたりリバティのリーダーシップ・チームと付き合い、⼀緒に仕事をしてきた。彼らの専⾨知識とリソースから、さらに恩恵を受けることができるのは、とても喜ばしいことだ。今回の投資は、フォーミュラEの可能性を強力に後押しするものになるだろう」
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