TOYOTAGAZOORacingは12月5日に2022年の参戦体制を発表。その冒頭でトヨタ自動車の豊田章男社長が登壇し、小林可夢偉がトヨタWEC(世界耐久選手権)のチーム代表に就任することが明らかとされた。
小林は来季、ドライバーとチーム代表を兼任することになる。豊田社長の紹介で登壇した小林は、自らの口で2022年WECの参戦体制を発表。7号車は小林、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスの布陣が継続され、8号車はWECを勇退した中嶋一貴の後任として、平川亮がチームに加。セバスチャン・ブエミ、ブレンドン・ハートレーと組むことが発表された。
■中嶋一貴、レーシングドライバーからの引退を表明。F1に2季参戦、ル・マン24時間を3度制覇
小林“代表”は「代表になり、ドライバーも続けるというオファーが来ることは想像していませんでした。今後WECチームは強いチームであり、ファミリーチーム、ドライバーファーストなチームであるべきだと思います」とコメント。平川の起用については「世代交代をしなければいけない中で、日本人ドライバーがしっかり結果を残すためには、来年から平川選手を起用した方が良いという判断に至りました」とした。
また平川は、「このようなチャンスをいただき、ありがとうございます。世界へのチャレンジは自分の夢だったので、楽しみにしています。早くチームに慣れて、結果で恩返しできるように頑張ります」と抱負を述べた。
そしてル・マン3連覇の実績を誇る中嶋一貴は、レーシングドライバーからの引退を表明。それと同時に、TOYOTAGAZOORacingヨーロッパ(TGR-E)の副会長に就任することも明らかとなった。
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