オーストラリア出身の有望な20歳のドライバーであるジャック・ドゥーハンは、2024年にFIA F2選手権に再度参戦することはないことを認めたが、来シーズンもアルピーヌにリザーブドライバーとして留まることが予想されている。
ドゥーハンは2022年のF2を選手権6位でフィニッシュした。現在は11月にアブダビで行われる最終戦を前に4位につけているが、F2に3シーズン目も残ることで得られるものはないと考えている。
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しかしドゥーハンは、来年はたとえF1から離れるとしても、将来に向けた最優先事項は引き続きF1だと述べている。F1第20戦メキシコシティGPのフリー走行1回目に参加したドゥーハンは、「来年はF2には参戦しない」と語った。
「それは現実的ではないと思う。そこでのことから、僕は最大限のものを引き出した。自分がコントロールできる範囲では素晴らしい仕事をしてきたので、(あと1シーズン過ごしても)もう得るものはあまりないだろう」
ドゥーハンはF2での2シーズンについて、全体的に浮き沈みがあったことを認めた。
「僕のF2での2年間は必ずしも計画通りに進んだわけではない。そうではなかったと誰もが言えるのは確かだ」
「でもそれを通して、不振の時も経たけれど、自分がコントロールできた好調な時もあった。僕はよくやったし、自分の能力を示すことができたと思う」
「F2をあともう1年やると、勝てば期待されるし、勝てなかったらどうだろう……失うばかりで得るものはあまりない。だから正しいことをしていると思う」
ドゥーハンはアルピーヌのF1リザーブドライバーの任務と、WEC世界耐久選手権でアルピーヌのLMP2チームに加入するというダブルプログラムの可能性を考えたが、確定していることは何もない。
「WECに関しては何の方向性も、決まっていることもない。そして『いつになったらわかるだろう』というものでもない。これは僕たちが本当に目指していることだ。僕が思い切ったことをするとしても、2025年にはF1に戻る計画だ」
「チームは僕たちの仕事と進んでいる道筋に満足している。もしその方向(WEC)でドライブする可能性があれば、違う分野で僕の基礎を固めて知識を広げることができるから、期待して待つよ」
「でも目標と進路は今もF1だ。チームはまだそちらをプッシュしている。僕はチームに留まってシートを獲得しようと努力している。これが僕のルートで、到達できると確信している」
金曜日のフリー走行1回目に参加したことについて、ドゥーハンは「マシンに戻れて本当に幸せで満足だった」と語った。
「マシンのなかも、チーム内も本当に居心地がいいから、それがとても助けになっている」
「セッションは順調に進んだ。僕は問題なくすべてを終え、やるべきことをすべてこなすことができた。僕たちからするとセッションはとてもうまくいった」
「自分は少なくとも今年はかなり準備ができていると感じた。昨年は準備を整えて、通常のFP1走行を行った。長距離を走行し、最後には速いラップタイムを出すことができた」
「今年はF1マシンの知識が深まっていたおかげで、より限られたラップを走り、来年に向けたテストアイテムの走行をした。プッシュするという点では周回は限られていたけれど、チームがその点で僕を信頼してくれてうれしかった」
ドゥーハンは最終戦アブダビGPにおいて、もう一度FP1で走行する予定だ。
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