伝統のラダーフレームを引き継ぎながら、2018年10月に最新のJL型へとモデルチェンジしていた『Jeep Wrangler(ジープ・ラングラー)』が、よりタフで快適な走行を可能とするべくさらに進化。エントリーグレードを設定することでより充実したラインアップとし、主力グレード“Unlimited Sahara(アンリミテッド・サハラ)”をベースとした限定車も設定、この5月10日より発売が開始されている。
ジープ・ブランドを象徴する悪路走破性能を維持しつつ、よりモダナイズされた機能やデザインを採用した現行JL型は、ダウンサイジングの潮流にも則した新世代エンジンを搭載するなど、歴代モデルから連綿と受け継いできた卓越したオフロード性能をさらに磨きつつ、現代のモデルに求められる実用性や快適性、質感といった面においても大幅な進化を遂げていた。
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そのラングラーがさらに洗練されたモデルへと刷新され、パワーユニットはその2リッター直列4気筒直噴ターボに統一。最高出力272PS、最大トルク400Nmの性能を実現する一方、経済的なレギュラーガソリンに対応するなど良き伝統を受け継ぎながら、ツインスクロール式ターボチャージャーを搭載し、低回転域から高回転域まで優れたアクセルレスポンスを発揮する。
エクステリアでは、新しいブラックテクスチャーの7スロットグリルにグリルサラウンドを採用し、今回新たに導入されたエントリーグレードの“Unlimited Sport(アンリミテッド・スポーツ)”と、お馴染みの最高峰“Unlimited Rubicon(アンリミテッド・ルビコン)”ではニュートラルグレーメタリックを、そして主力“アンリミテッド・サハラ”はプラチナシルバーのカラーを採用した。
また、従来のマストアンテナに代わってフロントウインドシールドに統合したアンテナを全グレードで初採用し、外観がよりスタイリッシュに演出されると同時に、オフロード走行時の小枝の引っ掛かりなどを防止。従来のマストアンテナの位置には新たに“Trail Ratedバッジ”が装着される。
さらに脚元もグレード別で差別化が図られ、エントリーから順に17インチアルミホイールにオールテレインタイヤ、18インチアルミホイールにオールシーズンタイヤ、そしてルビコンには専用の17インチアルミホイールとマッド&テレインタイヤを装着する。
■新型モデルの導入に伴い、主力ベースの限定車も設定
一方のインテリアでも、上位2グレードのフロントシートには12ウェイパワーアジャスタブルシートを同車として初採用し、こちらもラングラー初となる前後のサイドカーテンエアバッグを全グレードで標準装備に。またApple CarPlayとAndroid Autoに対応し、前者ではワイヤレスでの接続も可能となった第5世代Uconnectシステムを搭載する12.3インチタッチスクリーンも全グレードに標準装備としている。
そして最強の悪路走破性能を誇るルビコンでは、従来のセミフロート構造と比べて強固で堅牢な構造としたフル・フロート・リヤアクスルを初搭載。この北米Dana(ダナ)社製アクスルは、アクスルシャフトから分離したホイールハブ・アッセンブリで構成され、ベアリングを介してホイールハブをサポートする。これにより車両重量はアクスルチューブが受け持ち、アクスルシャフトは駆動するトルクのみを負担。この強固で堅牢なフルフロート構造の採用により、最大牽引能力を向上させている。
そんな新型モデルの導入に伴い、主力グレードをベースとした限定車“アンリミテッド・サハラ・ローンチエディション”が設定され、ラングラーの生産工場であるトレドノースの地形柄入りフェンダーデカールと、ジープの誕生年である『1941』のロゴ入りテールゲートデカールが特別装備に。ボディカラーには限定モデルならではの特別色アンヴィルC/Cを採用した。
改めて全3グレード構成となった新型モデルは、主力の“アンリミテッド・サハラ”のみブライトホワイトC/CとブラックC/Cの2色のみとなり、加えてエントリーと最高峰グレードではファイヤークラッカーレッドC/CとグラナイトクリスタルメタリックC/Cも設定。価格は799万~889万円となり、限定車“アンリミテッド・サハラ・ローンチエディション”は300台の上陸で849万円(いずれも税込)となっている。
公式サイト:https://www.jeep-japan.com/wrangler-jl.html
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