現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 軽は「N-BOX」だけじゃない! 趣味に使える軽モデル5選

ここから本文です

軽は「N-BOX」だけじゃない! 趣味に使える軽モデル5選

掲載 75
軽は「N-BOX」だけじゃない! 趣味に使える軽モデル5選

■アウトドアで威力を発揮する軽SUV

 軽自動車というと、小さいボディサイズで小回りが効いて、維持費が安く、実用的というところが魅力ですが、その反面、パワーがなかったり安全性に劣るというイメージもあります。

5ドアのスズキ新型「ジムニーロング」ついに発売へ!?

 しかし最近の軽は驚くほどの進化を遂げており、そういったネガティブな部分は払しょくされ、新車販売の4割にも達するほどの人気ジャンルになっています。

 なかでももっとも売れ筋なのは、ホンダ「N-BOX」やダイハツ「タント」、スズキ「スペーシア」といった背の高いスーパーハイトワゴンです。

 しかし同じ軽でも、趣味性に富んだ個性的なモデルも多く存在します。

 そこで今回は、アウトドア系から走り系まで、趣味に使える軽自動車を5台ピックアップして紹介します。

●スズキ「ジムニー」

 スズキ「ジムニー」は、荒れた路面や狭い林道などのオフロード走行を得意とする本格四駆で、趣味で使うユーザーだけでなく、プロユースとしても愛用されています。

 現行モデルは2018年に登場した4代目で、20年ぶりに全面改良がおこなわれました。

 初代から変わらずラダーフレームを採用。FRレイアウトや機械式副変速機付きパートタイム4WDなどにより、悪路行性を高めています。

 また、現代のモデルに必要とされる予防安全技術「スズキセーフティサポート」も搭載。事故を未然に防ぎ、万が一のときの安全性を確保しました。

 デザインはスクエアなフォルムに丸目のヘッドライトが特徴的。現行モデルには、歴代モデルのモチーフが各所に取り入れられており、丸目ヘッドライトも初代を連想させます。

 内装は機能性を重視したシンプルなデザインですが、助手席にアシストグリップが装備されているなど、オフロード走行を意識したアイテムも備わります。

 ジムニーは3ドアということもあり、後席へアクセスがしづらいのが難点です。

 しかし2人乗りと割り切って、後席は畳んで荷室スペースを広げれば、アウトドア用品などの荷物も十分積むことができます。

 最近では無骨なデザインが逆に可愛いと、女性にも人気のジムニー。アウトドアだけでなく、ファッションとして乗る人も増えているようです。

 価格(消費税込、以下同様)は148万5000円から187万5500円です。

●スズキ「ハスラー」

 スズキ「ハスラー」はジムニーと似ていますが、ジムニーが本格四駆なのに対して、ハスラーはカジュアルな軽クロスオーバーSUVです。

 2020年1月にフルモデルチェンジし、2代目へと進化。デザインはキープコンセプトであるものの、先代以上にアウトドア感を強めたスタイルを取り入れました。

 四角いボディに丸いヘッドライトのデザインは、輸入車で人気の本格的なオフロード車のイメージを取り入れるとともに、機能性と遊び心を追求した内装もアクティブな印象です。

 後席を前に倒すとラゲッジスペースが拡大。助手席までフルフラットにすれば車中泊にも対応できます。

 先代モデルで好評だった、後席背面とラゲッジフロアは防汚タイプとすることで、アウトドアで汚れたものも気兼ねなく積めます。

 駆動方式は2WDと4WDが設定され、4WDには「スノーモード」を追加。雪道やアイスバーンでのスムーズな発進をアシストする機能も備えました。

 さらに4WDには、ぬかるみや滑りやすい路面で発進をサポートする「グリップコントロール」や、急な下り坂で車速を約7km/hで維持する「ヒルディセントコントロール」も標準装備されています。

 安全面では、予防安全技術「スズキセーフティサポート」を搭載。進化したデュアルカメラブレーキサポートにより、夜間の歩行者検知や標識認識機能、後退時ブレーキサポートを可能としました。

 さらに、ターボ車には、アダプティブクルーズコントロール(ACC)[全車速追従機能付き]と車線逸脱抑制機能をスズキの軽自動車として初搭載しています。

 価格は128万400円から179万800円です。

●ダイハツ「タフト」

 軽SUVで勢いに乗るスズキですが、対するダイハツは2020年6月に新型「タフト」を発売しました。

 タフトのデザインも、角ばったスタイル。ヘッドライトも角型でワイルドなイメージです。また、ホイールアーチには樹脂製パーツが装着され、タフさを強調しています。

 内装は、エアコンの吹き出し口やシフト回りにオレンジのアクセントが施されていたり、シートは迷彩柄だったりと、遊び心が感じられるデザインです。

 また、新型タフトは運転席・助手席の上部に「スカイフィールトップ」と呼ばれるガラスルーフが全車標準装備されました。

 このガラスルーフは固定されているため開閉はしませんが、シェードを開けると日の光が差し込み、開放感があふれる空間が広がります。

 アウトドアでの使い勝手の良さも考慮されており、前席は運転を楽しむ「クルースペース」、後席は遊びを楽しむ「フレキシブルスペース」として役割を分けているのもタフトの特徴です。

 後席は荷物を乗せるスペースとして活用でき、簡単な操作で前に倒すとフラットな荷室に早変わりし、荷室と後席背面には汚れてもすぐに拭き取れる防汚素材が用いられています。

 安全装備として最新の「スマートアシスト」を搭載。新型ステレオカメラを採用することで、検知性能が向上しました。

 また、ダイハツの軽として初となる電動パーキングブレーキを全車に装備しています。

 価格は135万3000円から173万2500円です。

■走りが楽しい軽スポーツカーとは?

●ホンダ「S660」

 軽自動車という枠のなかで、走りが楽しい本格スポーツカーとして2015年に登場したのがホンダ「S660」です。

 2人乗りの軽オープンカーで、660ccのターボエンジンをリアミッドシップに搭載し、後輪を駆動するMRを採用しました。

 トランスミッションはCVTと6速MTがありますが、S660が軽に初めて6速MTを搭載したモデルです。

 また、軽初の電子制御システム「アジャイルハンドリングアシスト」を採用。コーナリング時に狙ったラインをトレースしやすく、少ないステアリング操作でスムーズな車両挙動を実現しました。

 S660は地を這うような低い着座位置で、まるでゴーカートに乗っているようなワクワクした感覚を味わえます。

 2020年1月にマイナーチェンジし、内外装のデザイン変更やボディカラーが追加されました。

 室内はかなり狭いものの、脱着式のソフトトップを外して屋根をオープンにすれば、開放的な雰囲気を楽しめるのもS660の特徴です。

 注意したいのは、リアにエンジンが搭載されていることから、S660にはトランクスペースが存在しないことです。

 同乗者がいると助手席に荷物も置けないため、ひとりでひたすら走りを楽しむ、ストイックなスポーツモデルだといえます。

 価格は203万1700円から304万2600円です。

●ダイハツ「コペン」

 S660と同じく、2人乗りの軽オープンカーのダイハツ「コペン」は、現行モデルは2014年にデビューした2代目です。

 初代は丸みを帯びた可愛らしいスタイルでしたが、現行モデルは「ローブ」「エクスプレイ」「セロ」といったスタイルが選べる、個性派スポーツカーに生まれ変わりました。

 コペンの独自性はほかにもあり、内外装を脱着して別のデザインに着せ替えられる「DRESS-FORMATION」を採用。購入後でも異なるスタイルに変身することができます。

 そして2019年10月には、第4のモデルとして「GRスポーツ」を追加。トヨタのモータースポーツ部門「TOYOTA GAZOO Racing」のノウハウを注入し、スポーツ性能を高めたモデルが登場しました。

 いずれもパワートレインは660ccターボエンジンに、CVT/5速MTが組み合わされます。

 コペンは電動ルーフを備えており、ボタンひとつで屋根を開閉することができます。

 また、トランクスペースは、ルーフクローズ時にはゴルフバッグも積める容量を確保しますが、オープン時はトランクスペースに屋根が格納されるため荷室容量が減少。

 それでもハンドバッグ程度なら載せることができるなど、実用性も備えています。

 価格は188万6500円から244万6000円です。

※ ※ ※

 今回紹介した軽自動車は、アウトドア系では荷物を積むために後席をラゲッジスペースにしたり、走り系ではそもそも2シーターだったりと、大人数でワイワイ移動するためのモデルではありません。

 しかし、キャンプや釣り、ウインタースポーツに加え、スポーツ走行を楽しむなど、趣味に没頭できる個性派ぞろいだといえます。

こんな記事も読まれています

グラフィットが四輪型特定小型原動機付自転車を用いた実証実験を7月からスタート
グラフィットが四輪型特定小型原動機付自転車を用いた実証実験を7月からスタート
バイクブロス
【今日発売】BYDシールに国内最速試乗 AWDで537ps・航続およそ600kmにして実質537万円の戦略価格
【今日発売】BYDシールに国内最速試乗 AWDで537ps・航続およそ600kmにして実質537万円の戦略価格
AUTOCAR JAPAN
「感動を疑似体験」ヤマハ発動機と楽器のヤマハ、体験型インスタレーション「e-plegona」がデザイン賞
「感動を疑似体験」ヤマハ発動機と楽器のヤマハ、体験型インスタレーション「e-plegona」がデザイン賞
レスポンス
新型SUVクーペ、ハイブリッドも設定…長城汽車の「HAVAL」が南アフリカで発売
新型SUVクーペ、ハイブリッドも設定…長城汽車の「HAVAL」が南アフリカで発売
レスポンス
バス会社「待合室が落ち込んだので閉鎖中です」衝撃投稿に反響多数!? 「えらいこっちゃ」「北海道は異世界」バス停の無惨な風景が話題に
バス会社「待合室が落ち込んだので閉鎖中です」衝撃投稿に反響多数!? 「えらいこっちゃ」「北海道は異世界」バス停の無惨な風景が話題に
くるまのニュース
KTM Japanがモトクロス&クロスカントリーのMY2025モデルを発表! KTM Factory Racing譲りの進化を実現
KTM Japanがモトクロス&クロスカントリーのMY2025モデルを発表! KTM Factory Racing譲りの進化を実現
バイクのニュース
スズキの[新しい軽SUV]はワイルド&イケメンになっても176万円!! 走りも優秀なのよ!
スズキの[新しい軽SUV]はワイルド&イケメンになっても176万円!! 走りも優秀なのよ!
ベストカーWeb
20歳女子レーサーがホンダ「ビート」で軽MT初体験!「エンジン回すとめちゃくちゃ気持ちイイです!」【令和女子旧車に乗る】
20歳女子レーサーがホンダ「ビート」で軽MT初体験!「エンジン回すとめちゃくちゃ気持ちイイです!」【令和女子旧車に乗る】
Auto Messe Web
飲酒運転を絶対にしない! させない!【運転初心者ための交通ルール&運転マナー】
飲酒運転を絶対にしない! させない!【運転初心者ための交通ルール&運転マナー】
くるくら
「ベントレー マリナー イスタンブール シルエットコレクション」限定3台が登場。トルコ イスタンブールの景観と歴史をリスペクトしたエクスクルーシブなモデル
「ベントレー マリナー イスタンブール シルエットコレクション」限定3台が登場。トルコ イスタンブールの景観と歴史をリスペクトしたエクスクルーシブなモデル
Webモーターマガジン
トヨタ新型「カローラ“FX”」公開! 純正ローダウン&ド迫力「リアスポ」採用! レトロで“スポーティ”な「スペシャルエディション」! アメリカに登場した「新セダン」どんなモデル?
トヨタ新型「カローラ“FX”」公開! 純正ローダウン&ド迫力「リアスポ」採用! レトロで“スポーティ”な「スペシャルエディション」! アメリカに登場した「新セダン」どんなモデル?
くるまのニュース
[car audio newcomer]ダイハツ アトレー・デッキバン(岩田達也さん)by ピットハウスコスギ 前編
[car audio newcomer]ダイハツ アトレー・デッキバン(岩田達也さん)by ピットハウスコスギ 前編
レスポンス
『いとうみゆきのクルマのおうち旅』が電子書籍化…ホンダアクセス「カエライフ」連載
『いとうみゆきのクルマのおうち旅』が電子書籍化…ホンダアクセス「カエライフ」連載
レスポンス
重量わずか48g! 最大120時間点灯するポーチランタン「HEXAR UL1.5」が登場
重量わずか48g! 最大120時間点灯するポーチランタン「HEXAR UL1.5」が登場
バイクブロス
“軽トラック”の素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない
“軽トラック”の素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない
Merkmal
「知らなきゃ損!?」 スマートキーの“意外な”便利機能! 「車内にカギ忘れた!」うっかり“インキー”の原因は?
「知らなきゃ損!?」 スマートキーの“意外な”便利機能! 「車内にカギ忘れた!」うっかり“インキー”の原因は?
くるまのニュース
ミニバンやSUVの形は「クルマの原点」! ゆえにセダン人気が復活することはないが存在価値はある
ミニバンやSUVの形は「クルマの原点」! ゆえにセダン人気が復活することはないが存在価値はある
WEB CARTOP
グレー&シアンで「MTシリーズ」の世界観を表現、ヤマハ『MT-03』『MT-25』2025年モデル発売 
グレー&シアンで「MTシリーズ」の世界観を表現、ヤマハ『MT-03』『MT-25』2025年モデル発売 
レスポンス

みんなのコメント

75件
  • 最低限の機能に絞りきったアルト
    ハイトワゴンの先駆者ワゴンR
    クロスオーバーでかわいらしいハスラー
    NBoxに迫る実力のスペーシア
    唯一無二の名車ジムニー

    スズキさんは凄いなと思います。
  • 趣味の方向次第でアルトバンでも軽トラでもS660やコペンでも何でもいいじゃん。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村