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「ベントレーは無難な色ではダメだ!」熱狂的オーナーがオーダーした唯一無二「ヴィオレット」の「コンチネンタルGTCスピード」、その驚きの仕様とは?

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「ベントレーは無難な色ではダメだ!」熱狂的オーナーがオーダーした唯一無二「ヴィオレット」の「コンチネンタルGTCスピード」、その驚きの仕様とは?

年月を超えて輝く紫色

ベントレーは2025年10月7日、英国のとある顧客のため特別に製作されたコンチネンタルGTCスピードを発表した。このモデルは、ベントレーの歴史から蘇った鮮やかな紫色「ヴィオレット(Violette)」を特徴とし 、オーナーの個性を反映したオーダーメイドの内外装が施されている。

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歴史的カラーの復活、そしてパーソナライゼーションの現在

今回公開されたのは、英国在住の顧客からの依頼で製作されたコンチネンタルGTCスピードである。その最大の特徴は、印象的で鮮やかな青紫色のボディカラー、ヴィオレットだ。この色はベントレーの歴史の中で過去に使用されたものであり、今回顧客の特注仕様として復活を遂げたかたちである。

エクステリアは、グロスブラックのベントレー・バッジを含むブライトウェアで引き締められ 、7層構造のキャンバスルーフはダークグレーメタリックで仕上げられている。

ベントレーのペイントショップでは、アーカイブに保管されているマスターサンプルや現存する車両から、ブランドの歴史に登場したあらゆるカラーを再現することが可能だという。近年では、1950年代のセージグリーン、1960年代のシェルグレー、2000年代のルビーノレッドといった歴史的なカラーも、このような形で復活している。

今回のコンチネンタルGTCスピードは、ベントレーのパーソナライゼーションに対する需要の高まりを象徴するものとも言えるだろう。現在、ベントレーの顧客の70%以上が、ビスポーク部門であるマリナーによるカスタマイズを、少なくともひとつは選択しているというデータもあり、個性を求める傾向が強まっていることが窺える。

オーナーの哲学を反映した内外装

この車両のオーナーは、過去に6台のベンテイガ(うち1台はマゼンタ)やスカラベグリーンのコンチネンタルGTなどを所有してきた、熱心なベントレー愛好家だ。彼にとってベントレーのカラーリングは「無難で保守的なものではなく個性とパーソナライゼーションを反映するべきです」とのことである。その哲学を反映し、内装も外装の鮮やかさに呼応する形で、マリナーによって特注の仕様が施された。

エクステリアの「ヴィオレット」を反映したタンザナイト・パープルの特注レザーが、センターコンソールや立体的なドアパネル、シートバックなどに採用されている。それを際立たせるため、シート本体やステアリングホイールの一部にはリネンカラーのレザーが組み合わされた。

さらに、シフトレバーやステアリングホイールの直進マークなどには、ライラックのレザーや糸がアクセントとして使われ、キャビンに深みと洗練を加えている。ダッシュボードなどには、2億年以上前に形成された石を厚さわずか0.1mmの薄いパネルに加工した「ストーンパネル」が採用された。これは、何世紀にもわたる職人技と先進技術を融合させたベントレーならではの仕上げである。自然で触感の良い質感が特徴で、オータム、カッパー、ギャラクシー、テラレッドの4色で利用可能だ。

キャビンにはこのほか、インストルメントパネルが回転して3つの表示を切り替えられる「ベントレー・ローテーションディスプレイ」や、Naim for Bentleyのオーディオシステムなども装備されている。こうしたインテリアが、第4世代コンチネンタルGTで初めて導入されたダーククローム・インテリア・スペシフィケーションによって高められている点も見逃せないだろう。

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文:LEVOLANT LE VOLANT web編集部
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