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奇抜なコンパクト・クロスオーバー 新型キア・二ロ NYモーターショーで初公開

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奇抜なコンパクト・クロスオーバー 新型キア・二ロ NYモーターショーで初公開

NYモーターショーで初のお披露目

キアが欧州で販売する主力クロスオーバー、ニロ(Niro)の新型がニューヨーク・モーターショーで初めて一般公開された。ハイブリッド、プラグインハイブリッド(PHEV)、EV仕様が用意され、激化する競争に対応するために「一から設計し直した」という。

【画像】新型キア・二ロ【ライバルの小型SUVと写真で比較】 全122枚

欧州では日産ジュークなどのライバルとなる小型クロスオーバーで、2代目となる新型は、コンセプトカー「ハバニロ(HabaNiro)」にインスパイアされたデザインを特徴とする。今月末に欧州で発売される予定で、EV仕様は8月頃に登場する見込み。

先代のサイズ感を踏襲してはいるが、ヒョンデ・グループの新しいプラットフォームをベースに開発されている。先代が「Jエコカー」プラットフォームを採用していたのに対し、新型はキアの市販車として初めて「K3」を採用する。このプラットフォームは、電動パワートレイン用に設計されている。

プラットフォームを変更したことで、ニロはわずかにサイズアップした。全長は65mm長い4420mm、ホイールベースも20mm長い2700mmとなり、室内空間がわずかに拡大している。

完全EV仕様も揃えた主力モデル

ハイブリッド仕様は、出力44psの電気モーターと1.6Lのガソリンエンジンを組み合わせ、合計出力141ps、最大トルク27.5kg-mを発生する。PHEV仕様では、同じエンジンに113psの大型電気モーターを組み合わせ、合計出力を182psに高めている。バッテリーも先代の8.9kWhから11.1kWhに拡大され、EV走行距離は約65kmに延長された。

ハイブリッド、PHEVともに6速ATを搭載し、リバースギアは電気のみでの駆動となる。また、キアのスマートフォンアプリと連携し、欧州の環境規制区域ではEV走行に切り替えることができる。また、PHEV仕様には5.5kWhのPTCヒーターが内蔵されており、寒冷地での航続距離の延長や、EVと同様のプリヒートシステムに利用される。

EV仕様のニロEVは、車名こそ先代の「eニロ」から改名されたが、出力204psの電気モーターをキャリーオーバーしている。最大の64.8kWhバッテリーを搭載し、航続距離は約462kmを見込む。0-100km/h加速7.8秒、最大トルク26kg-m、そしてDC充電器で10~80%の充電が43分以内に可能とされている。

セダンのEV6と同様にV2Lの外部給電機能も装備され、最大3kWhの速度に対応している。また、充電ソケットをフロントグリルの中央に移動し、使い勝手を高めた。充電ケーブルを収納する容量20Lの小さな「フランク」も備えている。総ラゲッジ容量はEVで495L、ハイブリッドで451L、PHEVで348Lとなっている。

新型ニロの欧州価格は未公表だが、先代より若干引き上げられる可能性が高い。

目指したのは個性的なオールラウンダー

ヒョンデ・グループの車両開発担当ディレクター、タイロン・ジョンソンに話を聞いた。

――ニロで目指したものは何ですか?

「ニロは、日常的に使えるオールラウンダーとしてデザインされています。キャラクターは1つで、パワートレインだけが変わるという考え方です。例えば、EV6とEV6 GT(前者の高性能モデル)はキャラクターが全く異なる2台ですが、ニロではアプローチの仕方を大きく変えています」

――さまざまな仕様のニロが、同じような運転感覚になるのでしょうか?

「それが目標なんです。各車両の特徴を定義し、その実現に向け取り組んでいます。パワートレインが3種類あると、複雑さは3倍になります。デジタルツールを多用し、1台のプロトタイプで求めるステアリングチューニングを開発し、バーチャル開発ツールを使って他の仕様も同じように走れるようチューニングします」

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  • 燃えないで、雨漏りせず、凍りつかなく、ブレーキが作動しても購入したいと思えない。 
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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