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ヨコハマの新作スタッドレスタイヤ「アイスガード7」が見た目以上に進化…冬の道で“安心できる”をリアルに実感!

掲載 更新 1
ヨコハマの新作スタッドレスタイヤ「アイスガード7」が見た目以上に進化…冬の道で“安心できる”をリアルに実感!

「日本の冬道をより安心して走りたい人へ」をうたい文句に登場したヨコハマの最新スタッドレスタイヤ『アイスガード7』。「安心」を科学的に分析し、スタッドレスタイヤの性能に落とし込んでいるのがこのタイヤの特長だ。
 
「安心」を性能に落とし込むためにヨコハマタイヤが行ったのは、相反すると言われる氷上性能と雪上性能の両立。トレッドデザインにおけるエッジ量とグリップ性能の関係を分析すると、氷上性能は、あるところまでエッジ量を増やしていくと性能が上がり、それを超えると性能は落ち込んでいく。一方、雪上性能は溝・サイプのエッジ性能が多くなるほど性能は向上する。
 
氷上性能を最大化した新トレッドパターン
 
ヨコハマタイヤでは、氷上性能で最大となる溝・サイプエッジ量でトレッドデザインを設計した新トレッドパターンを、アイスガード7に採用した。
 
発想としてはリブデザイン(縦溝主体のデザイン)を基本に接地面積を稼ぎながら、要所に横溝を配置することでエッジ量を確保するというもの。その結果、アイスガード6と比べて接地面積約3%増、ブロック剛性約5%増、エッジ量30%増を実現している。
 
コンパウンドも進化している。ウルトラ吸水ゴムと名付けられたアイスガード7専用コンパウンドは、殻付きの気泡である「新マイクロ吸水バルーン」に加え、エボ吸水ホワイトゲルに代る新素材で吸水性能・低温での柔軟性に優れる「吸水スーパーゲル」を採用することで吸水性能を向上。さらにマイクロエッジスティックによってひっかき性能もプラスしている。
 
従来から採用されているシリカの分散性をよくする「ホワイトポリマーS」や、ゴムの劣化を抑制する「オレンジオイルS」の効果で氷路面との密着性を高めている。
 
 
というのが、アイスガード7のおもな進化ポイントだ。事前に行われた試乗会では、これらほとんどの技術が伏せられたままだったため、トレッドデザインを見た第一印象は、「キープコンセプトの正常進化かな……」というものだった。ところがいざ走り出してみると、その進化っぷりが尋常ではなかったのだ!
 
氷上で不安を感じさせないグリップ感を発揮
 
特に氷盤路では、ブレーキ時の減速感が明らかに違う。控えめに言ってグイグイ止まる感じ。停止後の発進も、さほどアクセル操作を気遣う必要もないほどイージーに走り出せる。氷盤路でのレーンチェンジも、アイスガード6と比べ手応えが明らかに違う。
 
氷とタイヤの間にあるはずの水分量が明らかに少なく、ゴムが氷の分子に密着しているような感触がある。そのため、滑る不安感が少なく安心感が高いのだ。
 
トレッドデザインが作り出す接地面積の広さとエッジの多さ、それにコンパウンドの吸水性能とグリップ性能が絶妙なバランスで機能している、そんな感覚がある。
 
雪上では“手の内感”のあるインフォーメーション性
 
雪はどうか。冒頭で、“氷上性能と雪上性能は相反、あるいは両立しにくいと言われている”と述べた。ボクもそう考えているので、正直なところそれほど雪の性能には期待していなかった……。なので「現状維持でも十分だろう」くらいに考えていたのだが、これがいいのだ。
 
30%増量のエッジが機能しているからなのか、走り出した瞬間から路面の様子が手に取るようにわかるのだ。「グリップする」、「グリップが弱い」、「滑る」という路面の様子を不思議なくらい感じ取れる。もともとヨコハマのスタッドレスタイヤは、このようなインフォメーション性に優れていたので、試乗する前、現状維持なら十分納得…と考えていたのだが、その想像を軽く超えていた。
 
グリップの強さからくる安心感はもちろんのこと、タイヤが滑り出してもエッジが引っかかってくれたり、コンパウンドが雪の路面に擦れて(こすれて)くれるような摩擦感が抜けないので、クルマがとめどなく滑って行ってしまうような不安感がない。
 
ハイレベルな「安心」性能を造り込んだ
 
もちろんこれは雪上だけでなく氷上でも同様のこと。
絶対的なグリップ性能の高さや性能アップはもちろん期待したいところだが、それ以上に大切なのが不安を感じないこと≒安心して走れること。アイスガード7は、氷雪上グリップという基本性能を高めたうえで、「安心」という性能を造り込んでいた。
 
 
〈文=斎藤 聡〉

ヨコハマの新作スタッドレスタイヤ「アイスガード7」は、13インチから20インチまで、全89サイズをラインアップ。価格はオープン。
タイヤ断面幅が235以上のサイズにはセンターにリブをプラスしたパターンナンバー「IG70A」を採用する。また、一部サイズの発売は10月もしくは11月となる。
 

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[アイスガード iG70 サイズラインアップ]
 
■20インチ
〈40偏平〉
245/40R20 95Q
 
■19インチ
〈35偏平〉
275/35R19 100Q
265/35R19 94Q
255/35R19 96Q
245/35R19 93Q
 
〈40偏平〉
255/40R19 100Q
245/40R19 98Q
235/40R19 92Q
225/40R19 93Q
 
〈45偏平〉
255/45R19 104Q
245/45R19 102Q
225/45R19 92Q
 
■18インチ
〈35偏平〉
255/35R18 90Q
 
〈40偏平〉
255/40R18 99Q
245/40R18 93Q
235/40R18 95Q
225/40R18 92Q
 
〈45偏平〉
255/45R18 99Q
245/45R18 100Q
235/45R18 98Q
225/45R18 95Q
215/45R18 89Q
 
〈50偏平〉
245/50R18 104Q
235/50R18 97Q
225/50R18 95Q
215/50R18 92Q
 
〈55偏平〉
225/55R18 98Q
215/55R18 99Q
 
〈60偏平〉
225/60R18 100Q
215/60R18 102Q
 
 
■17インチ
〈40偏平〉
205/40R17 84Q
 
〈45偏平〉
245/45R17 99Q
235/45R17 94Q
225/45R17 91Q
215/45R17 87Q
205/45R17 88Q
195/45R17 81Q
 
〈50偏平〉
235/50R17 96Q
225/50R17 98Q
215/50R17 91Q
205/50R17 93Q
 
〈55偏平〉
235/55R17 99Q
225/55R17 97Q
215/55R17 94Q
205/55R17 91Q
 
〈60偏平〉
225/60R17 99Q
215/60R17 96Q
195/60R17 90Q
 
〈65偏平〉
225/65R17 102Q
 
■16インチ]
〈45偏平〉
195/45R16 84Q
 
〈50偏平〉
195/50R16 84Q
165/50R16 75Q
 
〈55偏平〉
215/55R16 93Q
205/55R16 91Q
195/55R16 87Q
185/55R16 83Q
 
〈60偏平〉
225/60R16 98Q
215/60R16 95Q
205/60R16 96Q
195/60R16 89Q
185/60R16 86Q
175/60R16 82Q
 
〈65偏平〉
215/65R16 98Q
205/65R16 95Q
195/65R16 92Q
 
■15インチ
〈50偏平〉
165/50R15 73Q
 
〈55偏平〉
195/55R15 85Q
185/55R15 82Q
175/55R15 77Q
165/55R15 75Q
 
〈60偏平〉
205/60R15 91Q
195/60R15 88Q
185/60R15 84Q
165/60R15 77Q
 
〈65偏平〉
215/65R15 96Q
205/65R15 94Q
195/65R15 91Q
185/65R15 88Q
175/65R15 88Q
165/65R15 81Q
145/65R15 72Q
 
〈70偏平〉
195/70R15 92Q
 
■14インチ
〈55偏平〉
165/55R14 72Q
 
〈60偏平〉
165/60R14 75Q
 
〈65偏平〉
175/65R14 82Q
165/65R14 79Q
155/65R14 75Q
 
〈70偏平〉
165/70R14 81Q
 
■13インチ
〈65偏平〉
155/65R13 73Q

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みんなのコメント

1件
  • この斎藤さんて人、スタッドレスタイヤの記事でよく出てくるけど、提灯記事しか書かないよね。
    たくさん乗り比べられる立場にいるんだから、どのメーカーのがいいか教えてほしいものだ!

    その辺ができないこの人、消費者とメーカーどっちを向いて記事を書いているかわかってしまうね・・・
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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