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ナンバー付きの「86」「ヴィッツ」「N-ONE」のワンメイクレースが熱い! 気軽にエントリーできる魅力がウケて注目集まる!

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ナンバー付きの「86」「ヴィッツ」「N-ONE」のワンメイクレースが熱い! 気軽にエントリーできる魅力がウケて注目集まる!

性能が統一されていることで白熱のバトルが生まれる!

 今やさまざまな車種で開催されている、ナンバー付きレース車両によるワンメイクレース。各地のサーキットで行われていて、もはや日本のモータースポーツ界において「当たり前」な景色になっていますが、日本で本格的に開催されたのは2000年に入ってからでした。

リニューアルした「GR86/BRZ Cup」が開幕! レギュレーション変更でパーツ開発競争からも目が離せない

 今回はそんなモータースポーツの間口を広めてくれたナンバー付きワンメイクレースの歴史を、現在開催されているカテゴリーを中心に振り返ってみましょう。

GAZOO Racing Netz Cup Vitz Race

 それまでほとんど無かった「ナンバー付き車両でレースする」というコンセプトを持ちこんだのが、2000年に開始されたトヨタのコンパクトハッチバック「ヴィッツ」を用いたヴィッツレースでした。

 当時トヨタの新興販売チャネルであった「ネッツ」の名称が用いられ、ネッツカップのエントリーカテゴリーという位置づけ。ヴィッツレースの上にFRセダンのアルテッツァを用いたアルテッツァレースが存在していました(こちらはナンバー無しのレース専用車)。

 ヴィッツレースは、それまでトヨタのワンメイクレース入門カテゴリーとして存在していたスターレットシリーズの後継として発足したカテゴリーで、ナンバー付き車両のワンメイクとすることで日常使用を可能にし、レース車両の輸送費用の軽減なども可能となり、コスト的なハードルをグッと低くすることを実現しました。

 このコンセプトがウケて現在まで続いているのはもちろん、他のメーカーにも波及することとなり、ナンバー付き車両によるワンメイクレースはヴィッツレース以降増えていきます。

ロードスター・パーティレース

 ヴィッツレースに続くナンバー付きカテゴリーとして2002年から開催されたのが、ロードスターパーティレースです。2001年末にマツダ・ロードスターに追加された競技ベースグレード「NR-A」をベースに、ロールバーやシートベルトといった安全装備を装着したロードスターで行われるこのカテゴリー。ライトウエイトFRで楽しめるナンバー付きレースということもあって、長年参戦している愛好家も多くいます。

 現在では全国を回るジャパンツアーシリーズのほか、北日本、東日本、西日本と3エリアでそれぞれの地方選が行われていて、シリーズの争いやすさも人気の理由と言えるでしょう。また、各種パーツが指定されているほか、軽量なロードスターであるためランニングコストが安いのも魅力で、さらにNR-Aをベースにレースに必要な各種安全装備がディーラーオプションで装着できるというのも初心者にとっては嬉しいポイントと言えます。2022年には20周年を迎える長寿カテゴリーとなりました。

TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race

 ヴィッツレース(当時)の上に属するカテゴリーとして2013年に発足したのが、当時登場したばかりのFRスポーツ、トヨタ「86」/スバル「BRZ」で行われたワンメイクレース、TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Raceです。開催初年度から多くのプロドライバーが参戦し、話題となりました。

 そのため2015年からはプロドライバーを中心としたプロフェッショナルシリーズと、アマチュアレーサーを中心としたクラブマンシリーズの2シリーズ構成へと変更。各トヨタ販社を中心としたディーラー系チームが多く参戦しているほか、プロフェッショナルシリーズを中心にタイヤ戦争も激化し、過去のワンメイクレースでは類を見ない盛り上がりを見せているカテゴリーです。

 2022年からはフルモデルチェンジに合わせてTOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZカップへと名称を変更。その気になれば誰でも参戦できるカテゴリーながら、条件を満たしプロフェッショナルシリーズで上位に食い込めば、プロドライバーに通用することをアピールができ、その先のレースキャリアが開けるかもしれない……という夢があるカテゴリーでもあります。まさに、ナンバー付きワンメイクレースの可能性を広げたレースです。

N-ONEオーナーズカップ

 現在継続されているナンバー付きワンメイクレースの中で、もっとも新しいのが2014年にスタートしたN-ONEオーナーズカップです。このカテゴリーの大きな特徴と言えるのは、やはり「軽自動車」でのワンメイクレースということでしょう。これもナンバー付きのワンメイクレースが広く浸透した結果と言えるかもしれません。

 FFターボのN-ONEをベースに、全国のHonda Carsで販売されている安全装備に関する指定部品を装備すれば参戦可能というこのレースは、現状で参戦のハードルがもっとも低いワンメイクレースと言えるでしょう。

 また、有効ポイントは年間16ラウンド(2022年)ある内の上位3ラウンドと最終戦の計4ラウンドだけでカウントされるシリーズポイントシステムは、本業があるアマチュアレーサーでもシリーズを戦いやすいという魅力があります。

ほかにもナンバー付きワンメイクレースはある!

 今回紹介した以外にも、ロータス・エリーゼやエキシージで争われるロータスカップなどが行われています。また、過去にはフォルクスワーゲン・ルポでのルポGTIカップやビートルカップ、マツダRX-8でのパーティレースなども存在しました。

 ヴィッツレースの登場により、普及と盛り上がりを見せたナンバー付きワンメイクレースは、モータースポーツ参戦をより身近なものにしてくれたと言えます。日本のモータースポーツを支える上で、なくてはならないこのカテゴリーは今後も続いていってほしいですし、新たな車種でのワンメイクレースの登場も期待したいところです。

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みんなのコメント

7件
  • 事故ったら 帰りは壊れたまま 帰らなければならないよ 整備不良で捕まる 以前エンデューロ参戦時 自走でサーキットまで行き 大会完走して 帰る をやっていたが ある日 大コケして車両が大破 走って走れないわけではないが 大会本部から 整備不良で捕まる可能性が有るので 自走は控えてくださいと言われた それ以来 ナンバー付きの車両でレースするのは止めた 気楽に参加できて良かったと思う反面 いくら草レースと言えども 接触 コースアウト エンジンミッションブローは起きる前提でやらないと 帰るのにとても苦労する
  • ワンメイクレースに気軽にエントリーってwww
    記事を書いた人は頭にお花畑が咲いているのかな?
    ワンメイクレースはイコールコンデションじゃないですよ
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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