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一桁ナンバーのダットサン「フェアレディ2000」に遭遇! 33年がかりで前オーナーを口説いて手に入れた2代目の個体のオリジナル度がハンパありませんでした

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一桁ナンバーのダットサン「フェアレディ2000」に遭遇! 33年がかりで前オーナーを口説いて手に入れた2代目の個体のオリジナル度がハンパありませんでした

「多摩5」という古いナンバーを掲げたオリジナルペイントのフェアレディ2000

日産「フェアレディZ」の源流となるモデルがダットサン「フェアレディ」です。奥多摩に多くのクラシックカーが集まったなかで、希少な1桁ナンバーを取り付けた「フェアレディ2000」を発見しました。オリジナルペイント、オリジナルインテリアという極上コンディションのこのクルマを入手した経緯をオーナーに聞いてみました。

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長年の交渉の末に手に入れた珠玉のフェアレディ

毎月第3日曜日の早朝に東京の奥多摩湖に集まる旧車たち。そんな奥多摩の駐車場で出会った気になる1台にフォーカス。今回は古いナンバーが備わるダットサン「フェアレディ2000」を紹介しよう。

クラシックカーが幅広く集まった早朝の奥多摩駐車場には複数台のダットサン フェアレディが停まっていたが、そんな中でも眼を引いたのが、このハードトップを装着した個体。「多摩5」という古いナンバープレートを掲げ、オリジナルペイント、オリジナルインテリアという驚きの1台だ。オーナーのYさんにお話を伺ってみた。

「このクルマは前オーナーが所有している時から知っていて、その頃、自分は別のフェアレディ2000に乗っていたんですが、33年がかりで口説いて、今から5年ほど前にようやく譲ってもらったんです。もともと幌が備わるコンバーチブルなんですが、現在は前に乗っていた時に装着していたハードトップを載せています」

2Lツインキャブエンジンを搭載するフェアレディの最終進化形

ダットサン フェアレディは、1960年に登場する初代「ダットサンスポーツ」の1200ccエンジン搭載車に初めて使用された名称で、以降引き継がれて来た。2代目となって1500cc、1600ccと排気量をアップし、ついに1967年にダットサン フェアレディの完成形としてフェアレディ2000が登場する。Yさんが乗るのは、そんな最終進化形の1969年式フェアレディ2000だ。シリアルナンバーから1968年11月の製造であることが判明しているが、これはYさんの生まれ年とピッタリ。つまり同い年ということになる。

ちょうど1968年にハードトップモデルが登場するが、このクルマはもともと幌型車で、以前に乗っていた別の車両のハードトップを装着している。そのため、ハードトップの下には幌が畳んで格納されており、どちらも選べるようになっているそうだ。

当時モノのパーツを中心にドレスアップを楽しむ

足まわりは当時モノの純正オプションのサスペンションを組み込んであるそうで、若干車高が下がっているそう。さらにレース用のスタビライザーやKONI製ショックなどを装着。ホイールはこのクルマを所有する前から持っていたというワタナベの当時モノの4本スポークなど、時代考証に則ったチューニングやドレスアップを楽しんでいる。

ちなみに2LのU20型エンジンは絶好調だそうで、装着されているSOLEXのツインキャブは、エアクリーナーを外しファンネル仕様にしているが、純正装着のMIKUNI SOLEXであることを表すプラークが備わっている。また非常に珍しい鉄メッキのマニフォールドを装着しており、当時の雰囲気のままスポーティなドライブが可能だ。

>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを一冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら

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みんなのコメント

3件
  • エガちゃんねらー
    ここ一発のゼロヨン仕様じゃあるまいし
    エアクリは外さん方がいいと思うけどなあ
  • lio********
    イジりかたは時代考証に合ってるかもだけど、オーナーのカッコが全然時代に合ってないな。。。

※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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