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「見えてきたRZ34フルエキゾーストの完成形」トラストはメタルキャタライザーの開発にも着手!

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「見えてきたRZ34フルエキゾーストの完成形」トラストはメタルキャタライザーの開発にも着手!

水冷インタークーラー用サブラジエターも製作中!

VR30DDTTの真価を引き出すトータルチューンナップ!

他のチューニングメーカーやショップに先駆け、高速周回路でRZ34の最高速アタックを行なった“トラスト”。その時に記録した285.23km/hを上回るRZ34はまだ存在せず、実質的にここで紹介する通称“白デモカー”が世界最速のRZ34ということになる。(2023年3月現在)

「これまでマフラーは試作品を装着してましたが、ようやくパワーエクストリームRの製品版が完成。併せてメタルキャタライザーの開発を進めています」とトラスト広報の川島さんが言う。

SUS304材を使い、接合部にTig溶接が施されるパワーエクストリームRは、絞りなしのストレート構造を採用しながら、保安基準にも適合したマフラーだ。排気系のレイアウトは基本的に先代Z34と変わらないが、搭載するエンジンが異なることから当然、各部の見直しや最適化も図られている。例えば、加速騒音規制をクリアするためにサブサイレンサーを追加したり、音質を追求して左右メインパイプが交わるポイントを変更したりなど、だ。

一方のメタルキャタライザーは、排ガス浄化性能を維持しながら排気効率の更なる向上を約束。ただし、ブーストアップ仕様で純正タービン容量がほぼ一杯と思われるため、現状の480psからどれだけパワーを上乗せできるかは未知数。

だが、ブーストレスポンスや中間加速性能の改善など、走りの差を体感できるパーツであることは間違いないし、将来的に行なわれるタービン交換を見据えれば、マフラーと合わせた排気系チューンの第一歩と捉えることもできる。

フロントバンパー開口部の奥に覗くのは、アルミ製の水冷インタークーラー用サブラジエターだ。これは、水冷式インタークーラーの冷却性能を高めるために開発されたパーツなのだが、「空冷式を開発することも検討しましたが、まずは純正のシステムを活かしてみようと。それと純正タービンの容量からパワーの上限も見えていたので、今の段階で空冷式は必要ないという判断もありました」とのこと。

ただし、純正ブレーキの容量不足からこれまで十分なテストが行なえず、その性能は未知数。実力が明らかになるのはもう少し先のことになるだろう。

足回りは、2022年8月に高速周回路での最高速アタックを行なったままの仕様だ。車高調のベースは、アラゴスタタイプSで前後18kg/mmのスプリングを組み、ストリート向き標準モデルに対して伸び/縮み側ともに減衰力が高められている。

サーキットテストのために強化されたブレーキ。純正は富士2周目の1コーナーで制動力が甘くなって連続周回できず、思うようにパーツテストが進まない状況。まずはABSとのマッチングを確認した上で、今後は精力的にサーキットを走り込む予定とのことだ。

ちなみに、“白デモカー”に装着されているフロントリップスポイラー、サイドステップ、リヤアンダースポイラーは市販化が決定。これから型を作るとのことで、今春の発売が見込まれる。

全方位からRZ34チューニングを推し進めるトラスト。そこには、パフォーマンスの向上だけに留まらず、ルックスにも拘る姿勢が見て取れるのだ。

●問い合わせ:トラスト TEL:0479-77-3000

あわせて読みたい 「やっちゃうよ日産!」これが世界初の新型フェアレディZ最高速アタックだ!!

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