ランボルギーニのヘリテージ部門「ランボルギーニ・ポロストリコ」が、1992年のF1マシン「ミナルディ M191B」をレストアし、サーキットでテスト走行を行いました。ポロストリコは「ミウラSVR」をレストアしたニュースが記憶に新しいですが、フォーミュラーカーのレストアはこれが初めてだそうです。
レストアには当時F1プロジェクトに従事していた、元ランボルギーニのエンジニアたちが参加しました。7ヶ月の修復期間を経て、タイヤ、燃料タンク、ECU、シートベルト、消火装置以外のほとんどのパーツはオリジナルのまま復元され、ランボルギーニV12エンジンは当時発揮していた700HP近い出力を取り戻しました。
テストドライバーはイタリアF3でチャンピオンを獲得した経験を持つミルコ・ボルトロッティで、コースを20周しテスト結果は良好。今後は往年のF1マシンが競うチャンピオンシップレースに参戦する予定だとか。
往年のF1マシンが競うレースと言えばFIA公認の「マスターズ・ヒストリック・フォーミュラワン」がありますが、このレースは3リッターエンジンを搭載した、1966年から1985年に製造されたF1マシンというレギュレーションがあり、このミナルディ M191Bは90年代のマシンなのでレギュレーションには合いません。90年代前後のF1マシンのレースが行われるとするのであれば、当時のF1ファンには垂涎ものとなりそうですね。
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