独フォルクスワーゲンの商用車部門フォルクスワーゲン コマーシャル ヴィークルは7月2日、ワンボックススタイルの新型キャンパー「カリフォルニア6.1」を予告するイメージイラストを公開した。
2018年に18,000台以上を売り、キャンパーバンカテゴリーのベストセラーとなったカリフォルニアがこのたびアップデートを受け、カリフォルニア6.1へと進化することとなった。これはベース車両となる「マルチバン」のマイナーチェンジに伴うもので、電動パワーステアリングの新採用などメカニカルな部分での変更もさることながら、快適性や安全性に影響する部分に多くの改良が加えられている。
まず注目は、キャンパーならではの装備であるベッドを含めたリビングエリアが拡大され、居住性アップを果たしたことだろう。ルーフコンソール内のコントロールユニットもデジタル化によりデザインが一新され、操作性が向上している。完全にリデザインされたというフロントマスクにも期待だ。
ダッシュボードには、今回からオプションでフルデジタルのインストゥルメントパネルが選択できるようになったほか、eSIMを内蔵した新世代のインフォテインメントシステムが装備され、各種オンラインサービスが利用可能になるなどコネクティビティもグレードアップしている。
ドライビングアシストシステムの機能向上も見逃せない。死角の併走車両を検知する「レーンアシスト」やトレーラー牽引時の挙動を安定させる「トレーラーアシスト」に加え、今回新たに横風補正システムが装着された。これにより強風によるふらつきが低減されるのはありがたいところだろう。
ローンチに際して用意されるパワーユニットは、199psを発揮する2.0リッターターボディーゼルとなる。
キャンピングカー文化が根付いた欧州ならでは魅力溢れるカリフォルニア6.1。その実車は8月にデュッセルドルフで開かれるキャラバンサロンでアンベールされる予定だ。
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