ダニエル・リカルドはシンガポールGPを最後にRBのレギュラーシートを降り、アメリカGPからはレッドブル陣営のリザーブドライバーを務めたリアム・ローソンが後任を務めている。
これまでF1で8回のグランプリ勝利を挙げたリカルドとしては、ひとまずF1を離れることとなった。現時点では次なる挑戦を明かしていないが、舞台はアメリカになるのだろうか?
■“インディカーはいいぞおじさん”佐藤琢磨、興味津々なダニエル・リカルドをF1から勧誘「君ならいつでもウェルカムだよ!」
アメリカGPが開催されてきたテキサス・オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)ではこれまで、テキサス訛りの英語でインタビューに応じたり、アメリカンスタイルの髭を蓄えたり、とオーストラリア出身のリカルドはアメリカ文化を堪能していた。
昨年、骨折により一時戦線を離れていたリカルドが復帰したのがここCOTA。しかし今年は、絶大な人気を誇るリカルド本人のいないアメリカGPとなった。
とは言え、リカルドはアメリカGPに向けて、自身のアパレルブランドからテキサススタイルの新作ファッションラインを発表した。しかしそれを除くと、シンガポールGP以降、リカルドの周囲は驚くほど静かだ。
■リカルドの次なる舞台はどこ?
気になるのは、F1という章を閉じたリカルドが別のモータースポーツカテゴリーに挑戦するなら何になるのだろうか? ということ。リカルドはNetflixのF1ドキュメンタリー番組『Drive to Survive』の効果もあり、アメリカで大人気。また幼少期から伝説的NASCARドライバーであるデイル・アーンハートに憧れてきたリカルドが、アメリカでレースキャリアを続けるとしても、驚くことではないだろう。
しかしリカルドは、アメリカ最高峰フォーミュラシリーズであるインディカー挑戦の選択肢を否定した。
「インディカーはまだ怖いね」
リカルドはmotorsport.comの姉妹誌であるMotorsport-Total.comにそう語った。
ドイツ・ツーリングカー選手権(DTM)からインディカーに参戦したロバート・ウィケンスは、2018年ポコノ戦での事故により下半身不随となっており、F1をも凌駕するオーバルでのスピードがリカルドを思いとどまらせている。
次に、アメリカ国内で絶大な人気を誇るNASCARだが、リカルドはそこでも懸念を抱いている。
「他のシリーズを軽視しているわけじゃないし、僕はNASCARや他の多くのモータースポーツのファンだ」
「でも僕はここ(F1)で最高の高みを経験してきたわけだから、他のことをやって本当の充実感を得られるかな?」
■リカルドはレースから離れる?
「それが本当に、僕にとって痒いところに手が届くモノなのかな? 分からない。イエスというよりもノーと言ったほうがいいかもしれない」
シンガポールGPの際に、今後の身の振り方について触れたリカルドはそう語っていた。2022年限りでマクラーレンのシートを喪失し、一度F1グリッドから離れたリカルドが将来を考えるのが初めてではないのは確かだ。
「2023年はレースに出られないと知った時、僕はそのことを考えた。でも僕はまだファイターだし、自分の心は炎がメラメラだと分かっていた。でも、もしかしたらこの想いは、別のことをすればまた再燃するかもしれない」
将来的に全く別のスポーツ、あるいは全く異なる舞台でアドレナリンを求めることになるかもしれないと説明したリカルド。Motorsport-Total.comから他にスリルを感じるモノはあるかと訊かれた際には、こう答えた。
「レースから離れたところでは、もちろん既に少し経験しているよ」
■カリフォルニアではモトクロスを楽しむ
「人生の第2章はどんなモノになるかな? 色々とやれることがあるし、色んな機会があると思う」とリカルドは言う。
「パドックに戻らないことを恐れているわけじゃない。僕はパドックが大好きだったし、最高だった」
「でも運の良いことに、何年も経つうちに、同じような立場にいた他のアスリートたちと友達になれたんだ」
リカルドの友人のひとりは、元モトクロスレーサーのアダム・チャンチャルロ。引退したばかりのリカルドは4輪から2輪に乗り換え、共にアメリカ・カリフォルニアのサンタバーバラでモトクロスを楽しんだ。
そしてリカルドの友人のひとりが撮影した写真の中で、リカルドは「僕は引退した。楽しい時間を過ごすことが僕の仕事だ」と書かれた帽子を被ってニヤリと笑い、当面の予定を示唆した。
この時間がどれほど充実したモノになるかどうかによって、リカルドはプロとしてサーキットに戻るかどうかを決めることになるだろう……。
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