2024年シーズン、いよいよレースデビューを迎えるランボルギーニの新LMDhマシンSC63。デイトナではIMSA開幕前のプレシーズンテストが行なわれているが、テスト初日にはまだ“生まれて間もない”SC63がトップタイムをマークした。
テストとは言え、この結果にはランボルギーニのLMDhプログラムを運営するアイアンリンクスのアンドレア・ピッチーニも驚きだったようだ。
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SC63は来年1月のデイトナ24時間レースでの投入が見送られ、3月初旬に予定されている世界耐久選手権(WEC)の開幕戦カタールが初陣となる。IMSAデビューは3月中旬のセブリングだ。
ただ、SC63の仕上がりは上々。12月6日にデイトナで行なわれたIMSAテスト初日では、GTPクラスのライバルを圧倒した。
「とても順調に成熟していると思う」とピッチーニ代表は言う。
「初日はとてもポジティブで、マシンは大きな問題もなく走った」
「正直なところ、ペースはある。タイムは素晴らしかったし、すぐに競争力を発揮できたことに少し驚いたが、マシンの信頼性を高めてコンスタントに走れるよう、タイヤを適切に使うなど、やるべきことは沢山ある」
「IMSAでは事情が少し異なっていて、ヨーロッパでは遅くまで仕事するのに対して、ここでは夜の7時に全てが閉まってしまう! やることが沢山あって時間が足らなかったから、午前中に詰め込むしかなかった」
「でも最初のセッションをリードできたことはとても励みになる」
またピッチーニ代表は、ここまでのマシンの信頼性にも満足している。そして、8月にポール・リカールで行なわれた2回目のフルテストではミルコ・ボルトロッティが大クラッシュを喫したが、SC63の開発プログラムに遅延はなかったと語った。
「マシンの開発中にこういったクラッシュが起きるというのは……言うなれば、こういうことを計算に入れておく必要がある」とピッチーニ代表は言う。
「直後にはいくつかテストが計画されていたが、プログラムを別の予定に変更した」
「クラッシュしたことはポジティブだとは言えないが、マシンに関して改善すべき点がいくつか明らかになった。ネガティブなことから、いくつかポジティブなことを得て、より強く、より信頼性のあるマシンになったのは確かだ」
「テストプログラムは、エンジンの微調整を行なった初日を除けば、最初から大きな問題もなく順調に進んでいる」
「あちこちに小さな問題があり、ハイブリッドシステムを適切に使うため正しい出力レンジになるよう多くの電子的なセッティングを変更したり、調整したりする必要があったが、テストの全日程で多くの走行距離を稼ぐことができている」
「エンジンのハイブリッド部分に関しては、完璧というにはほど遠い。とは言え、全体的に上手くいっている」
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