現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 総生産台数たった380台の激レア軽! 街で見かけたら奇跡レベルの「リーザ スパイダー」って何もの?

ここから本文です

総生産台数たった380台の激レア軽! 街で見かけたら奇跡レベルの「リーザ スパイダー」って何もの?

掲載 36
総生産台数たった380台の激レア軽! 街で見かけたら奇跡レベルの「リーザ スパイダー」って何もの?

 この記事をまとめると

■1986年にダイハツの軽自動車、リーザが登場

他人と被らない! 実車はまず見かけない激レア国産オープンカー4選

■モデル末期となった1991年にオープンモデルが追加された

■リーザ スパイダーについて詳しく解説する

 リーザに追加されたオープンモデル!

 今でこそ軽自動車はガマンや妥協をして乗るものではなく、積極的に選んで乗る車両のひとつとなっているが、1980~90年代はまだまだ軽自動車は普通車とは大きく違う乗り物というイメージが少なくなかった。

 そんな時代にあって軽スペシャリティという新たなジャンルを切り開いたスズキ・セルボの対抗車種として1986年にダイハツがリリースしたのが、リーザというモデルだ。

 このリーザはミラ系のプラットフォームを流用しながらも、フロントシートを最優先したクーペスタイルのモデルとなっており、リヤシートはエマージェンシー用として割り切った4ナンバー登録のバンモデルが主流となっていた。

 ただバン登録といってもそこはスペシャリティモデル、インテリアは軽自動車としては初となるフルトリムとし、フロントシート優先としたドライビングポジションによって前席空間はコンパクトカーのシャレードに匹敵するものとなっていた。

 そんなリーザにオープンモデルが追加されたのは、モデル末期となった1991年11月のこと。1989年の東京モーターショーに参考出品されていたオープンモデルだが、登場までに時間がかかったことで軽規格が改定され、660ccモデルとしての登場となった。

 またボディサイズも拡大されたため、モールで大型化した後期型がベースとなったことで、コンセプトモデルよりも野暮ったいスタイルとなってしまった。

 当時は平成ABCトリオのなかでもビートとカプチーノがオープンモデルとして人気を博しており、そこに対抗するために投入されたのかもしれないが、もともとルーフを備えていた車両をベースにルーフをカットオフする形でオープンカーしたため、ルーフを開けたときはまだしも、幌を付けたときのスタイルはちぐはぐ感を感じざるを得ないものとなっていた。

 さらにコンセプトモデルでは4座オープンとなっていたのだが、市販モデルはライバルと同じ2シーターとなっており、ライバルへのアドバンテージも失われてしまうなど、残念な要素が折り重なり販売面では苦戦を強いられた。

 そのため、ベースとなったリーザ終売後の1993年ごろまで販売が続けられていたが、それでも総生産台数は380台と限定車ではないにもかかわらず限定車並みの台数に留まってしまっており、終売から30年が経過した現在では街中で偶然見かける可能性はゼロに等しいと言えるだろう。

【キャンペーン】マイカー・車検月の登録でガソリン・軽油7円/L引きクーポンが全員貰える!

こんな記事も読まれています

両側スライドドア採用 VW新型キャンピングカー5月7日公開へ 「カリフォルニア」初のPHEVも
両側スライドドア採用 VW新型キャンピングカー5月7日公開へ 「カリフォルニア」初のPHEVも
AUTOCAR JAPAN
アイルトン・セナが所有していたホンダNSXが中古車サイトに。約9800万円で売りに出される
アイルトン・セナが所有していたホンダNSXが中古車サイトに。約9800万円で売りに出される
AUTOSPORT web
限られた選択肢のなか、2025年に向けF1チームとの交渉を行うボッタス。他カテゴリーへの転向は考えず
限られた選択肢のなか、2025年に向けF1チームとの交渉を行うボッタス。他カテゴリーへの転向は考えず
AUTOSPORT web
トヨタ新型「“セダン”SUV」発表! まさかの“シャコ上げ”&ゴリゴリフェンダー採用! タフすぎる「新クラウン“RS”」誕生に販売店でも反響アリ
トヨタ新型「“セダン”SUV」発表! まさかの“シャコ上げ”&ゴリゴリフェンダー採用! タフすぎる「新クラウン“RS”」誕生に販売店でも反響アリ
くるまのニュース
アイルトン・セナは「マールボロ」だけでなく「JPS」のF1にも乗っていた!! 没後30年を記念して3台のF1とホンダ「NSX-R」が集まりました
アイルトン・セナは「マールボロ」だけでなく「JPS」のF1にも乗っていた!! 没後30年を記念して3台のF1とホンダ「NSX-R」が集まりました
Auto Messe Web
レッドブルF1、ニューウェイ離脱に備え、上級職員の移籍を阻止か。テクニカルディレクター&空力責任者と新契約との噂
レッドブルF1、ニューウェイ離脱に備え、上級職員の移籍を阻止か。テクニカルディレクター&空力責任者と新契約との噂
AUTOSPORT web
フォルクスワーゲン、『ポロGTI』に誕生25周年を祝う限定車を設定。日本へは227台が上陸
フォルクスワーゲン、『ポロGTI』に誕生25周年を祝う限定車を設定。日本へは227台が上陸
AUTOSPORT web
そういえば街の郵便車がキレイになったような… なんと全国通達「8000台コーティングせよ!」 大仕事の舞台裏が明らかに
そういえば街の郵便車がキレイになったような… なんと全国通達「8000台コーティングせよ!」 大仕事の舞台裏が明らかに
乗りものニュース
グラベルのWRCポルトガルにトヨタが4台エントリー。オジエとロバンペラが今季初の両出走へ
グラベルのWRCポルトガルにトヨタが4台エントリー。オジエとロバンペラが今季初の両出走へ
AUTOSPORT web
10月にバレンシアで開催のFIAモータースポーツ・ゲームスに欧州最高峰トラック“ETRC”の追加が決定
10月にバレンシアで開催のFIAモータースポーツ・ゲームスに欧州最高峰トラック“ETRC”の追加が決定
AUTOSPORT web
マツダ新型「ロードスター”最強形態”」実車公開! まさかの「2.0リッターエンジン」搭載車! 爆速仕様&技術結集の「スピリットRS」登場
マツダ新型「ロードスター”最強形態”」実車公開! まさかの「2.0リッターエンジン」搭載車! 爆速仕様&技術結集の「スピリットRS」登場
くるまのニュース
トラックの高速道路の最高速度を90km/hに引き上げ……ってホントに効果ある? 物流業界関係者からは疑問の声も噴出!
トラックの高速道路の最高速度を90km/hに引き上げ……ってホントに効果ある? 物流業界関係者からは疑問の声も噴出!
WEB CARTOP
愛車の履歴書──Vol36. 溝端淳平さん(前編)
愛車の履歴書──Vol36. 溝端淳平さん(前編)
GQ JAPAN
現行型ハリアー、初のお色直し。ハンマーヘッドフェイスへ
現行型ハリアー、初のお色直し。ハンマーヘッドフェイスへ
グーネット
待望のスーパーGT開幕戦は「muta Racing GR86 GT」が逃げ切りトップフィニッシュ!岡山ラウンドGT300クラスリポート
待望のスーパーGT開幕戦は「muta Racing GR86 GT」が逃げ切りトップフィニッシュ!岡山ラウンドGT300クラスリポート
LE VOLANT CARSMEET WEB
【ギャラリー】音速で駆け抜けた34年の生涯。アイルトン・セナの輝かしいキャリアを秘蔵写真で振り返る
【ギャラリー】音速で駆け抜けた34年の生涯。アイルトン・セナの輝かしいキャリアを秘蔵写真で振り返る
motorsport.com 日本版
[VW ゴルフ 50周年]フォルクスワーゲンの歴史が切り替わった瞬間
[VW ゴルフ 50周年]フォルクスワーゲンの歴史が切り替わった瞬間
レスポンス
33歳、フェラーリを買う──Vol.18 売却の理由
33歳、フェラーリを買う──Vol.18 売却の理由
GQ JAPAN

みんなのコメント

36件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

69.895.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

-万円

中古車を検索
リーザの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

69.895.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

-万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村