現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 【一体なぜ?】新型コルベット発表の場 オートサロンを選んだワケ 本国も大賛成の事情

ここから本文です

【一体なぜ?】新型コルベット発表の場 オートサロンを選んだワケ 本国も大賛成の事情

掲載 更新 11
【一体なぜ?】新型コルベット発表の場 オートサロンを選んだワケ 本国も大賛成の事情

GMジャパンとして初めてのオートサロン出展

text:Kumiko Kato(加藤久美子)

【画像】どの色のコルベットが好み?【比べる】 全66枚

初のミドシップエンジン、初の右ハンドル車をラインナップする新型コルベットが東京オートサロン2020で国内初公開された。

また、同会場で発表されたGRヤリスと同様、新型車発表のあと、期間限定の購入予約申込み受付も開始されている。

GMジャパンはこれまで、東京オートサロン出展の企業にシボレー・キャプティバなど車両を提供したことはあったが、GMジャパンとしてブースを構え新型車を発表するのは今回が初となる。

しかも、新型コルベットを日本初公開する場として東京オートサロンを選んだことはとても興味深い。

なぜ、東京モーターショーではなく、オートサロンだったのか? 多くのクルマ好きが感じる素朴な疑問ではないだろうか。

オートサロン会場のシボレーブースで、広報担当者に聞いてみた。

「新型コルベットはアメリカで発表したのが2019年の夏でした」(GMジャパン)

「10月の東京モーターショーに持ってくるということはスケジュール的に難しい、というよりも物理的に不可能なタイミングだったのです」

「実は、今回のオートサロンへの出展も結構ギリギリなスケジュールとなっておりまして、空輸でアメリカから運んできました」

「終わったらすぐまたアメリカに飛行機に積んで送り返さなくてはならないのです」

なるほど、日程的な都合もあったようだ。

もう1つ、理由がある。

本当にクルマが好きな人が集まるイベント

日程的な理由で難しいということ以外に、GMジャパンが積極的にオートサロンを発表の場に選んだ理由ももちろんある。

「オートサロンは1日10万人が来場する日本では他にない希少な自動車イベントです」(GMジャパン)

「そしてそこに集まる人々は、本当にクルマが好き、運転することも好きな方々です」

「そのような場に集まる人々にこそ、新型コルベットを見てもらいたいという思いもありました。」

さらにもう1つ、オートサロン特有の事情もある。それは、「販売」が許可されていることだ。

「モーターショーは販売が許可されていませんが、オートサロンで販売が許可されています」(※東京モーターショーも前回から物販が許可されている)

「ブースに商談エリアを設けて初日からこの場で、予約を受け付けています。やはり、販売ができるかできないか? それは出展する自動車メーカーにとって大きな違いがあると思います」

「ただ単に新しいクルマを並べてみてもらうだけでは、もう今の時代にそぐわないでしょうね」

確かに、東京オートサロンと言えば「物販」の盛り上がりもすごい。

各ブースで自由に自社製品の自動車パーツからノベルティグッズ、はては車両まで販売することができる。物販を楽しみにしている来場者も多い。

米国本社も東京オートサロン出展は大賛成!

今回初めてオートサロンに出展することになったGMジャパンは、米国ゼネラルモーターズの100%子会社である。

米国本社はどんな反応だったのだろうか?

「クルマを借りて展示することもあり、もちろん、米国本社の許可をえています」(GMジャパン)

「最初、提案した時から、何の問題もなく快諾してくれました」

「というのも、アメリカでは毎年秋にSEMAショウが開かれています。GMも他の自動車メーカーと共に、大きなブースを構え、新型車やメーカー純正のカスタムモデルなどを公開しているので東京オートサロンへの出展に何の抵抗もなかったと思います」

「オートサロンには、ほか自動車メーカーの出展もありますしね」

「しかも、SEMAではグッズなどを含めて販売行為じたいが許可されていませんが、東京オートサロンでは車両の販売もOKです」

「米国本社もオートサロンのシボレーブースにて新型コルベットをお披露目することは最初から大賛成でしたよ」

さて、気になるのはオートサロン会場での受注状況だ。新型コルベット、いったいどれくらい日本で「予約」されたのだろうか?

「商談エリアが終日、満席が続くほどの大盛況で、1日で100台以上の受注をいただきました」

実際のデリバリーは2021年春以降。今年の7月頃に日本仕様の詳細が決定する予定だ。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

[BEV]計画着々と進行中!? トヨタが福岡県に[BEV]電池工場を新設
[BEV]計画着々と進行中!? トヨタが福岡県に[BEV]電池工場を新設
ベストカーWeb
アストンマーティン・ヴァルキリーのデビュー戦とふたりのドライバーが決定。IMSAはデイトナを欠場へ
アストンマーティン・ヴァルキリーのデビュー戦とふたりのドライバーが決定。IMSAはデイトナを欠場へ
AUTOSPORT web
モリゾウがトヨタを激励。豊田スタジアム新コースでの“人力パワー”に観客から拍手/WRC写真日記
モリゾウがトヨタを激励。豊田スタジアム新コースでの“人力パワー”に観客から拍手/WRC写真日記
AUTOSPORT web
「エニカ(Anyca)」サービス終了…カーシェアはどこへ向かうのか?
「エニカ(Anyca)」サービス終了…カーシェアはどこへ向かうのか?
ベストカーWeb
オジエが豊田スタジアムステージの苦手意識を明かす「僕たちはいつも遅い」/ラリージャパン デイ1コメント
オジエが豊田スタジアムステージの苦手意識を明かす「僕たちはいつも遅い」/ラリージャパン デイ1コメント
AUTOSPORT web
オヤジむせび泣き案件!! ホンダの[デートカー]が帰ってくるぞ!! 新型[プレリュード]は究極のハイブリッドスポーツだ!!!!!!!!!
オヤジむせび泣き案件!! ホンダの[デートカー]が帰ってくるぞ!! 新型[プレリュード]は究極のハイブリッドスポーツだ!!!!!!!!!
ベストカーWeb
ラリージャパン2024が開幕。勝田貴元が新レイアウトのスタジアムステージで3番手発進/WRC日本
ラリージャパン2024が開幕。勝田貴元が新レイアウトのスタジアムステージで3番手発進/WRC日本
AUTOSPORT web
N-VANより安い200万円以下!? スズキ新型[エブリイ]は配達業を助ける!! 航続距離200kmのBEVに生まれ変わる
N-VANより安い200万円以下!? スズキ新型[エブリイ]は配達業を助ける!! 航続距離200kmのBEVに生まれ変わる
ベストカーWeb
実録・BYDの新型EV「シール」で1000キロ走破チャレンジ…RWDの走行距離はカタログ値の87.9%という好成績を達成しました!
実録・BYDの新型EV「シール」で1000キロ走破チャレンジ…RWDの走行距離はカタログ値の87.9%という好成績を達成しました!
Auto Messe Web
8年目の小さな「成功作」 アウディQ2へ試乗 ブランドらしい実力派 落ち着いた操縦性
8年目の小さな「成功作」 アウディQ2へ試乗 ブランドらしい実力派 落ち着いた操縦性
AUTOCAR JAPAN
RSCフルタイム引退のウインターボトム、2025年は古巣に復帰しウォーターズの耐久ペアに就任
RSCフルタイム引退のウインターボトム、2025年は古巣に復帰しウォーターズの耐久ペアに就任
AUTOSPORT web
ハコスカ!? マッスルカー!?「ちがいます」 “55歳”ミツオカ渾身の1台「M55」ついに発売 「SUVではないものを」
ハコスカ!? マッスルカー!?「ちがいます」 “55歳”ミツオカ渾身の1台「M55」ついに発売 「SUVではないものを」
乗りものニュース
スズキ、軽量アドベンチャー『Vストローム250SX』のカラーラインアップを変更。赤黄黒の3色展開に
スズキ、軽量アドベンチャー『Vストローム250SX』のカラーラインアップを変更。赤黄黒の3色展開に
AUTOSPORT web
元ハースのグロージャン、旧知の小松代表の仕事ぶりを支持「チームから最高の力を引き出した。誇りに思う」
元ハースのグロージャン、旧知の小松代表の仕事ぶりを支持「チームから最高の力を引き出した。誇りに思う」
AUTOSPORT web
本体35万円! ホンダの「“超”コンパクトスポーツカー」がスゴい! 全長3.4m×「600キロ切り」軽量ボディ! 画期的素材でめちゃ楽しそうな「現存1台」車とは
本体35万円! ホンダの「“超”コンパクトスポーツカー」がスゴい! 全長3.4m×「600キロ切り」軽量ボディ! 画期的素材でめちゃ楽しそうな「現存1台」車とは
くるまのニュース
リアウィンドウがない! ジャガー、新型EVの予告画像を初公開 12月2日正式発表予定
リアウィンドウがない! ジャガー、新型EVの予告画像を初公開 12月2日正式発表予定
AUTOCAR JAPAN
最近よく聞く「LFP」と「NMC」は全部同じ? EV用バッテリーの作り方、性能の違い
最近よく聞く「LFP」と「NMC」は全部同じ? EV用バッテリーの作り方、性能の違い
AUTOCAR JAPAN
アロンソのペナルティポイントはグリッド上で最多の8点。2025年序盤戦まで出場停止の回避が求められる
アロンソのペナルティポイントはグリッド上で最多の8点。2025年序盤戦まで出場停止の回避が求められる
AUTOSPORT web

みんなのコメント

11件
  • >本当にクルマが好きな人が集まるイベント

    いや、コンパニオン目当てのカメラ小僧が相当数紛れ込んでるぞ笑
    一日中場所取りしてるし笑
  • 日本車は車でもバイクでもアメリカ国内の方が割安で販売されている。
    アメ車やハーレーはその逆にアメリカ国内よりかなり割高で日本では販売されている。
    これを早急に是正すればアメ車でももっと売れるだろう。
    しかし、同時にバカ高い日本の税金や不要な車検制度を改善して高過ぎる維持費をアメリカ並みに安価にする必要があるだろう。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1420.02350.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

140.05588.0万円

中古車を検索
コルベット クーペの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1420.02350.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

140.05588.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村