29歳で人生初のフェラーリを購入した『GQ JAPAN』の編集部員のイナガキが、ひょんなことからまたフェラーリを購入した! はたして、2回目の“跳ね馬ライフ”はいかに?
支払総額1102万5198円
新しいニッサン ハイパーツアラーは次期型エルグランドか!?──GQ新着カー
購入を決意したフェラーリ・カリフォルニアは、走行距離が約4万9500kmということもあって、総額995万円で売買契約を結んだ。支払方法は「現金一括で!」と、カッコよく言ってみたいが、先立つものが潤沢ではないため、分割払いとした。
購入先の「SKY TIMELESS Azabu」に訊くと、残価設定型ローンも可能とのこと。しかも、今なら特別低金利1.9%にて案内可能という。
1.9%は魅力的だ。以前乗っていた「360モデナ」は、オリコの「ニューバジェットローン」という自由返済型マイカー・ローンを利用したが、金利は2.5%だった。
適用金利(実質年率)1.90%になるのは、ジャックスの支払いプラン「ネオ・バリアぶるプランβ」だ。公式ウェブサイトには「ライフスタイルの変化に合わせて自由にお支払いパターンを設定いただけます。また、ご契約後の繰上返済にも柔軟に対応するローンです」と、記されている。かつて利用したニューバジェットローンと似ている自由返済型タイプである。月々の支払と据え置き価格ともいうべき「最終回分割支払金」は自由に設定出来る。
そこで僕は「月々6万円、頭金ナシ、ボーナス加算ナシ」で見積もりを依頼。支払回数は金利に影響しないということで、とりあえず最長とした。
結果、支払回数は85回(支払期間85カ月)が限界だった。120回では決済できなかった。分割払手数料は107万5198円、支払総額は1102万5198円、最終回(2030年10月)分割支払金(据え置き価格)は598万5198円だった。
はたして7年後、わがカリフォルニアに約600万円の価値はあるか?
現在中古車市場で販売されている最安フェラーリを調べると718万9000円の2003年式、360モデナ。走行距離は6万3000kmで、修復歴アリ。しかもトランスミッションはF1マチック。にもかかわらず700万円超のプライスがいるのはさすがフェラーリ! 下取り価格は600万円前後と予想する。
予想下取り価格から、新車価格(当時)、1900万に対するリセールバリュー(買取価格/新車価格)を計算すると、30~35%前後の可能性が高い。カリフォルニアの新車価格は2360万円だったから(当時)、上記の30~35%をあてはめて計算すると708~826万円。約600万円の最終回分割支払金は十分、ペイできそうだ。ただし、フロントV8エンジン搭載+オープンという、歴代フェラーリでは異色のモデルだけに、リセールバリューは未知数である。
フェラーリのリセールバリューかつて“不人気モデル”のレッテルを貼られた「モンディアルT」も、今や1000万円前後のプライス。たとえば1991年式のモンディアルT・カブリオレ、走行距離3万9000kmは1300万円。新車価格は約1830万円だったから、リセールバリューはなんと50~60%(下取り価格1000万円前後を想定)!
もう1台の不人気モデルだった「348」も中古車相場は上昇中。1991年式の348 ts、走行距離5万9000kmが799万9000円。新車価格は約1830万円だったから、リセールバリューは前出のモンディアルとおなじ40%ぐらいの可能性が高い(下取り価格720万円前後を想定)。
30年超のモデルで、かつそれなりの走行距離で40%前後のリセールバリューであれば、カリフォルニアの今後の下取り価格も十分期待できそうだ。
そういえば不人気と言われた「456」でも、1998年式の456GT A、走行距離3万5000kmが790万円だった。新車価格が約2690万円だったから。リセールバリューは25%前後(下取り価格680万円前後を想定)。同年式のメルセデス・ベンツ「Sクラス」(W140)が10~20%だったから、悪くはない。
最後のV8NAエンジン搭載のミッドシップモデルといわれている「458イタリア」のリセールバリューは驚異で、2013年式の走行距離6万4000kmの個体が2298万円。下取り価格が2100万円前後としたら、新車価格が2920万円なので、なんと約72%!
わがカリフォルニアも458イタリア並みに人気が爆発することを願う。可能性があるとしたら、電動化の加速だ。
フェラーリは、2030年までにカーボン・ニュートラル(温室効果ガスの排出量と吸収量の均衡)な状態を実現しようと取り組んでいる。2026年までにフェラーリの売り上げ(新車)は、約60 %が完全な電気自動車とハイブリッド車で占められる見込みという。このまま電動化が進むと、純粋な内燃機関のみを搭載したモデルはなくなるかもしれない。
そうなれば、カリフォルニアの人気がより一層高まる可能性は大! しかも、自然吸気エンジンという点も見逃せない。前出の458イタリアが人気を集めている要因のひとつが自然吸気だからだ。
はたして2030年のカリフォルニアの下取り価格はいかに!? 7年後、報告できたら報告いたします──。
1.0%の違いは大きい!今回は信販会社を利用するが、銀行のマイカーローンの場合、適用金利(実質年率)が1.0%を切る場合もある。たとえば、横浜銀行のマイカーローンは、変動金利ではあるものの0.900~2.400%を謳う。
0.900%、支払期間7年間、月々の支払額を約6万円で計算すると、支払総額は1043万5000円ほど。ジャックスの1.9%より約60万円抑えられる。1.0%の違いがこれほどあるとは……。
ただし銀行の場合、残価設定型ローンのサービス提供は少ない。月々の分割支払額を抑えたい身としては、金利こそ魅力的ではあるものの、ライフスタイルにマッチしないので見送った。それに、契約を結んだ銀行の口座からでしか基本的に引き落としが出来ないのも難点だ。
したがって「ネオ・バリアぶるプランβ」一択。とはいえ、審査に通らないと元も子もない。「基本的に、審査は大丈夫だと思います」とはSKY TIMELESS Azabuの担当者の弁。
翌日、ジャックスから本人確認の連絡があった。ローン審査は無事通過。995万円の満額回答だった。
思い返せば住宅ローン審査時、いくつもの金融機関から断られ、やっとの思いでソニー銀行から条件付き承認を得た僕としては、ひと安心。
考えてみれば、周囲で自動車ローンの審査が通らなかったことは聞いたことはないし、前回の360モデナ購入時もローン審査はあっさり通った。住宅ローンと自動車ローンの審査基準の違いが気になる。もっとも審査基準は聞いても教えてくれないが。
気づけば、自動車ローンの話が長くなってしまった! でも多くの読者は、フェラーリのお金事情が気になるはず。“跳ね馬”の所有を検討中の人は参考としてほしい。
というわけで、納車模様については次週以降リポートする。
【過去記事】33歳、フェラーリを買うVol.1 転機はある日、突然やってくる
Vol.2 そのフェラーリ、安くなりませんか?
Vol.3 購入
文と編集・稲垣邦康(GQ) 写真・安井宏充(Weekend.)
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買っても乗らないし