若い頃に欲しかった“お高いクルマ”は数え出したらきりがない。でも、今なら中古車で買えるモデルもチラホラと。しかも、100万円以下の“格安”とくれば黙っちゃいられない。装備がちょっと古くたって使えれば無問題! だったら、購入を検討してみませんか?
文:FK/写真:マツダ、CarsWp.com
イマドキのSUVに物足りなさを覚えるアナタ、日産のムラーノはいかが?
北米では2002年12月に発売され、約2年間で約8 万台の販売を達成したムラーノが日本でデビューしたのは2004年9月。
初代モデルは古い個体となると20年選手となるため、中古で購入するのに躊躇するかもしれないが……2008年に発売され、2011年にマイナーチェンジを行った2代目はいかがだろうか?
というのも、現在の中古車市場ではタマ数こそ決して多くはないが、価格は安いものであれば40万円前後で高くても120万円前後と比較的リーズナブルなのだ。
イマドキのSUVにはない“唯一無二のプレミアムSUV”として生を受けただけに装備も充実していたムラーノ。
なかでも特徴的だったのは、スウィートルームのような広くて上質な心地良さを演出したインテリアだった。
時代のニーズに応える安心感と多様な断面による美しい立体表現を追求し、高い質感を実現したインストルメントパネルやクルーザーをイメージした形状と贅沢なボリューム、柔らかな感触が高級感をあたえるセンターコンソールをはじめ、ガラスルーフとフロントウィンドウのつなぎ目を1枚のパネルのようにしたスタイリッシュガラスルーフは光を操り、心まで開放してくれるユニークな装備だった。
また、室内空調のような柔らかな空気の流れで風を直接体に受けずに快適さを提供するマイルドフローエアコンや、後席・運転席および助手席に備えたLEDの雰囲気照明がヘッドランプ点灯時やドアオープン時などにいろいろな組み合わせで点灯するキー連動室内照明システムもムラーノならでは。
上位グレードでは運転席と助手席に本革のパワーシートを、全車に本革巻きのステアリングやシフトノブも採用されており、落ち着いた大人の雰囲気を演出した高級感もバッチリ。街で見かけることも少なく、人と被ることも皆無に等しいだけに個性派の人にはいいかも!?
マツダのアテンザは今でも十分に通用するイケメンぶりも大きな魅力!
2012年11月に発売された3代目のアテンザも現在の中古車市場においては狙い目といえる“装備が豪華なのに格安車”の代表的なモデルではないだろうか。
マツダの新世代車として新デザインテーマの“魂動”加え、革新的なスカイアクティブ テクノロジーを全面的に採用したアテンザ。
その魅力のひとつといえるのが、今、見ても古臭さをまったく感じさせないほど洗練された野性的なプロポーションだ。
2011年の東京モーターショーで発表したコンセプトカーの“雄(TAKERI)”を具現化したアテンザのキャビンを後方に引いた、今にも動き出しそうな強い骨格やロー&ワイドな強いスタンスは日本の美意識を研ぎ澄ませたOnly Oneデザインとして称賛された。
また、ドライバーオリエンテッドで機能的かつ洗練されたインテリアも素材の質感にこだわった、飽きのこない上質なデザインが魅力。
各所に見映えや触感の良さ、そして本物らしい自然な面の変化が追求されており、たとえばインストルメントパネルアッパー部やドアトリム上部など、直接手が触れる部分にはすべてソフト素材を採用。
さらに、ソフト素材とハード素材が隣接する部位では、端末部の形状を工夫することで、素材の柔らかさや硬さが視覚的に表現されているのだ。
加えて、運転席にメモリー機能付10Wayパワーシート、助手席に4Wayパワーシート、マルチインフォメーションディスプレイ、インテリジェント・ドライブ・マスター(i-DM)、Boseサウンドシステム+11スピーカー(メーカーオプション)の採用やマツダプロアクティブセーフティに基づく世界基準の安全性能の担保など装備も充実。
それでいて、現在の中古車市場ではデビュー当時のモデル(当時の新車時価格:250万円~340万円)であれば50万円前後から販売されており、お買い得は決して低くはない。
燃費も良くて内装も充実しているトヨタのSAIはファミリーカーにぴったり!?
2009年7月に発売されたレクサス HS250hの姉妹車として、同年12月に発売されたSAI。
その当時の新車価格は338万円から426万円という高級車の部類に入るSAIだが、現在の中古車市場では安い個体なら40万円前後、平均価格でも100万円前後というお手頃な価格で推移している。
そんなSAIの魅力は機能美と品格を調和し、洗練させたシンプルでモダンな内外装デザインにある。
トヨタ車のデザインフィロソフィであったVIBRANT CLARITYに基づき、エクステリアは優れた空力性能を象徴するトライアングルシルエットをセダンとして初めて具現化。床下のフラット化を行ったことで、空力特性はクラストップレベルのCd値0.27を誇った。
一方、リモートタッチの採用などによる人に優しい先進の操作性を象徴した薄く滑らかなセンタークラスターをはじめ、インテリアはすっきりとした美しさで統一されたモダンで上質感あふれるものであった。
加えて、華やかな艶感と手になじむ質感を兼ね備えたファブリックシート表皮、ポップアップ式8インチディスプレイを採用したHDDナビゲーションシステム、運転席と助手席で別々に温度設定が可能な花粉除去モード付きの運転席・助手席独立温度調整オートエアコンなどの快適装備も充実。
前方・後方プリクラッシュセーフティシステム(ミリ波レーダー方式)の設定をはじめとした先進技術の採用とともに、7つのSRSエアバッグの全車標準装備に加え、後席SRSサイドエアバッグを設定するなど高い安全性能を追求されていた。
それでいて、2.4リッター アトキンソンサイクルエンジンとモーター、リダクションギヤを組み合わせたハイブリッドシステムのリダクション機構付のTHS IIはコンパクトカーに相当する23.0km/Lの低燃費も実現。
そう考えると、実は今の時代に合っているのかも?
今なら買えるトヨタが誇るフラッグシップクーペの4代目ソアラ
誕生から20年目の節目となる2001年4月に発売された4代目のソアラ。
フランスのトヨタデザインスタジオでギリシア人デザイナーのソリティス・コヴォスが担当したスタイリングは、コンパクトなキャビンと滑らかな曲面からなる引き締まったボディが大きな特徴であった。
また、歴代ソアラでもっとも短い4515mmの全長ともっとも広い1825mmの全幅を採用したプロポーションは見た目のインパクトも十分で、かつメタルルーフを分割格納するコンバーチブルクーペというスタイルも斬新。格納式ルーフが室内とトランクのスペースを狭めることから、後席はプラス2席とわりきったデザインであった。
一方、インテリアには天然木や本革をふんだんに使い、空調とオーディオはオープントップ時にも快適なクルージングができるように自動制御機能を付けるなど、まさにトヨタの最先端を行くフラッグシップクーペに相応しいこだわりを満載。
レクサスにブランドチェンジした後はスーパーGTでも活躍したソアラだけに走りもスポーティで、セルシオ(レクサスLS400)用のV型8気筒4.3リッターエンジンと5速ATとの組み合せは、パワフルさと安定感が高い次元で両立。ホイールもトヨタ車としては初の18インチを採用されていた。
2004年5月にはフロントシートにリクライニング角度とスライド幅を連動で制御するシステムを新たに採用し、室内の居住性や快適性を高める改良を実施。
当時の新車価格は600万円を超える高嶺の花だったソアラだが、現在の中古車市場では年式が古いこともあって平均価格は80~90万円といったところ。
新しい個体でも20年以上前に発売されていることを考えると購入には二の足を踏んでしまうだろうが、それを補って余りあるソアラが醸し出す高級感や今、見ても斬新なスタイリングは魅力的と言わざるを得ない。
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みんなのコメント
SAIもMC前の初期型だと、年式以上に古く見えちゃう
まったく別モノの顔になったMC後なら、そんなことは無いけど
メタルトップのソアラのギリシャ人デザイナーは、初代ヴィッツもデザインした人