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【モンツァSP1、SP2登場】フェラーリ・ブランチをレポート ウィズ・コロナ時代、密を避けて2部制で

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【モンツァSP1、SP2登場】フェラーリ・ブランチをレポート ウィズ・コロナ時代、密を避けて2部制で

コロナ禍で延期 フェラーリ・ブランチ開催

text&photo:Kazuhide Ueno(上野和秀)

【画像】フェラーリ・ブランチ 会場レポート【SP1/SP2 じっくり撮影】 全33枚

新型コロナウイルス感染症は、自動車の世界にも大きなダメージを与え、それはメーカーの生産から趣味の世界にまで及んだ。

フェラーリ・オーナーにとって春を告げるイベントとして親しまれてきた「フェラーリ・ブランチ」も、感染者拡大に伴う非常事態宣言の発令もあり延期となってしまった。

非常事態宣言が解除され感染者数も落ち着いてきたことから、充分な感染対策を行うとともに密を避けるために規模を縮小して、食事を提供しないスタイルで開催が決定した。

こうしてフェラーリ・オーナーズクラブ・ジャパン(FOCJ)が主催する「フェラーリ・ブランチ」が約5か月遅れて開催されることになったのである。

しかしクラブが開催するイベントのなかで最も人気の高く伝統があるだけに、多くのメンバーが参加できるように午前と午後の2部制に。

それぞれを70台限定にして、聖地といえるタンタ・ローバ・ガーデン(旧ヴィンテージカー・ガーデン)で行われた。

フェラーリ・モンツァSP1、SP2登場

約5か月遅れで開催された「フェラーリ・ブランチ」だったが、飛び切りのニューカマーが姿を見せた。

それはフェラーリにとって新たなコンセプトの限定シリーズ「Icona:イーコナ」最初のモデルとなったモンツァSP1と、SP2である。

歴史を築いたレーシング・スポーツカーのイメージを現代に再現したもので、812スーパーファストをベースにするシングルシーターの「モンツァSP1」、ツーシーターの「モンツァSP2」が用意された。

今回はSP1とSP2の両タイプがガーデンに揃い、その雄姿をメンバーに披露した。

さらにはガーデンの外周路を使ってのデモランも行われ、図太い12気筒サウンドを披露。

レーシング・スポーツカーをイメージするだけに、走っている姿が最も美しいと感じたのは筆者だけでなかったようで、走行中は歓声とどよめきに包まれた。

“いつものように”歓談を楽しもう

「フェラーリ・ブランチ」の伝統で特別な催しは行われない。

唯一のプログラムである開会セレモニーでは、会長の挨拶に続いてフェラーリ・ジャパンにこの春から就任したフェデリコ・パストレッリ社長がこの日のために馳せ参じて祝辞を述べた。

「世界的に素晴らしいオーナーズ・クラブであるFOCJのフェラーリ・オーナーと共に、ガーデンにフェラーリが並ぶこの素晴らしい光景を見て嬉しく思います。フェラーリ社は新型コロナウイルス感染症の影響で一時活動を停止していましたが、現在は完全に復旧しました。これからも魅力的なモデルを送り出してゆきたい」と語ってくれた。

ガーデンではメンバー同士が久しぶりの再会を喜び、東日本では今年初のイベントとなるだけに近況やフェラーリ談義に花を咲かせて話は途切れることはなかった。

最後はいつものように流れ解散となり、名残惜しい中ガーデンを後にした。

注目のモデルは?

午前の部で目を惹いたのは13台が集まった488ピスタだ。定番のロッソ・コルサに始まり、様々なカラーが並んでいた。

なかでも注目を集めたのは、ダークレッドのボディカラーの488ピスタ。
スクーデリア・フェラーリが戦前に走らせたアルファ・ロメオのグランプリカーに塗られた外装色を再現している。

注目のニューモデルであるF8トリブートは早くも1台が姿を見せた。

ガーデンの中央には、ラ フェラーリ・アペルタを先頭に、エンツォ、F40、F12 tdf、599GTOが並べられ、憧れのモデルだけに終始人波が途切れることはなかった。

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