トヨタの北米部門は9月19日(現地時間)、フルモデルチェンジした新型「タンドラ」を世界初披露。伝統のフルサイズピックアップカテゴリーで、ベストセラーの「フォード F150」を始め、「シボレー シルバラード」、「ダッジ ラム」など米国勢に勝負を挑む。
約15年ぶりの全面改良を受けた新型タンドラは、パワーユニットを5.7L V8自然吸気から、ダウンサイジングした3.5L V6ツインターボへと変更。新型エンジン「i-FORCE」は、デュアルVVTiや水冷インタークーラーなどにより、ベースモデルでもパワーおよびトルクとも従来のV8を凌ぐ389hp/649Nmを発生する。さらに、上位グレードが搭載する「i-FORCE MAX」ではエンジンと10ATの間にモータージェネレーターが取り付けられ、スペックは437hp/790Nmを達成。低速では完全なEV走行を可能としている。
もうひとつ、注目すべきは新設計のラダーフレーム採用と同時に、リアサスペンションの形式が従来のリーフ式からマルチリンク式に一新されたこと。これにより、ハンドリングと乗り心地が改善されるとともに、米国で重視される牽引能力も先代から17.6%向上したという。また、タンドラとして初めて路面状況に応じて減衰力をコントロールする電子制御サスペンション「AVS」も設定されている。
マッシブなルックスと対照的に、インテリアは先進的な空間に仕上がっている。最大で14インチのマルチメディアモニターを装備し、メータークラスターにも12.3インチデジタルパネルを採用。さらに、コネクティビティもクラウドベースのナビや最大10台まで接続できる車内Wi-Fi環境など、ラグジュアリーカー顔負けの充実ぶりとなっている。
新型の4ドアボディは、簡易なリアドアを備える「ダブルキャブ」とフルサイズの「クルーマックス」という2タイプが用意され、ダブルキャブおよびクルーマックスのどちらも荷台の長さを2種類から選択可能。また、グレードはベーシックな「SR」から「TRD Pro」まで6種の構成となり、最上位のTRD Proではフロントグリルの「TOYOTA」ロゴや、18インチBBSホイールなどスポーティな装備が奢られる。
先代は全長5.8m、全幅2m超と恐竜のようなサイズにもかかわらず、盛んに並行輸入されるほど日本でも人気が高かった。それを考えると、新型を国内で見かける日も案外近いかもしれない。
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キャノピーを載せた姿を見てみたい。